連日の暖かい湿った吹雪で町内では光回線が切れたり電話が繋がらなかったりしています。ウチは停電復旧後はインフラのトラブルは無いのですが毎日1~2時間の除雪が日課となりました。そして大工仕事というか塗装仕事も地道にやっています。2号室の壁も床も再塗装終了!とおもったら床の汚れを削ったところが2度塗りしてもまだ少しざらついていたので昨日の夕方3度目の塗装。ようやく仕上がりました。今後もしばらくは天気も良くない予報。そろそろ氷上の釣りに行きたいのですが、どこも湿った重い雪が氷を沈め湖の水がその氷の上に染み出てきていてビシャビシャ。気温も高いので氷の状態が不安定で行けていません。また冷え込んでビシッと凍ってくれないかなぁ~。
電柱バキバキ
昨日の夜中から今朝9時ぐらいまで暴風雪と東からの爆風!気温が0℃と高かったので重~く湿った雪が窓や外壁、樹木にビッシリついています。そして朝一で付けるストーブのスイッチを押すと・・停電・・この湿雪と爆風じゃどこかの電線も切れるよな、と復旧を待ちます・待ちます・・天候は急速に回復して一安心。でも北海道の家の暖房は灯油でも電気も必要なものがほとんどなので停電で家の中で凍死する人もいるのです。
朝6時半からの停電が昼になっても復旧しません。結局今日は一日中除雪していました。雪、重かったなぁ~
ネットで調べたり、夕方やっと電話のつながった北海道電力に聞くと隣の地区で電柱が折れているとのこと。復旧予定も未定・・それじゃ冷凍庫のものとか大工仕事とか先が読めないので状況を見に行くと!電柱が10本以上バッキバキに折れて電線や電話線が散乱しています。これは時間かかりそう・・
ヘッドライト、ろうそく、ランタンを用意し薪ストーブを着けました。これでとりあえず人間は大丈夫。早く復旧してもらわないと冷凍庫の食材が・・まあキツネやテン、オコジョ、カラスに注意して外に出せばいいんだけどね・・そしてようやく19時半、仮復旧しました。13時間の停電。前回の地震による24時間の停電よりはマシだったけど、やはり送電してもらう電気依存は高リスクだと再認識。たまにこういうことがあると将来のこと、考えますね。
荒天予報
一昨日の天気予報から明日はひどい暴風雪になる、というニュ盛んに流れています。でも今日の昼過ぎまでは風もなく穏やかな晴天。ただ気温が0℃ととても高いのが怪しい兆し。今日のうちに外に出る用事を済ませ、室内でもできる魚の加工や床の塗装など室の段取りを進めます。
午後3時。斜里岳は南からの雲に隠れ暖かく湿った風が吹いてきました。
午後4時ごろ、斜里に抜ける町道は”いちおう”通行止めに。この道路は風雪が強くなると地形的にすぐに吹き溜まりができ2WDの車はよく立ち往生していたので(特に昔のFFのプリウス)、明日はひどく荒れるという予報の場合は前もって道路を締めるのです。動けなくなった車の人は目の前のウチに皆、助けを求めてきて暴風雪の中、救出が大変だったので早いうちに道路止めてくれ、と道路管理者にお願いしたのです。(一日3回救助したことあり)さて今は午後11時、気温0℃、湿った雪のそこそこの吹雪になってきました。明日は最大瞬間風速が30メートルになるとか・・周りに何もないここでは風だけはいやなものです。
獲物をいただく
先日釣ったワカサギがほどよく乾燥したので甘露煮に。何度も醤油、みりん、砂糖、酒の配合を変えて作ったときのものをメモしているので今回の小さなワカサギのことを考えてこれらの配合を少し調整して作ります。
煮汁はひたひたになるぐらいでは煮詰めるのには多すぎるので魚の高さの半分~3分の2ぐらい。これでアルミ箔で落し蓋を作り、中強火で煮詰めていきます。
油断するとすぐに焦げるので鍋の前に付きっきり。鍋をワカサギの頭がもげないように優しく揺すりつつ煮汁を回して煮詰め、鍋を傾けるとちょっと煮汁が残るぐらいで火を止めます。
完成!甘さをちょっとだけ抑えた甘露煮。これに合うのはやっぱり辛口の日本酒かな。釣って料理して食べる。最高です。
最近不安定な天気が続いていますが、今日は比較的晴れました。明後日は暴風雪とか・・釣りには行けなさそうだから大工仕事かな。
清潔を保つ
感染対策でアルコールやら体温計やら空気清浄機やら衝立やら昨今の状況への対策は追いかけっこのようにやっていますが、宿として別次元で大切なのが清潔さ。さすがに開業22年目になるとあちこち痛んできますが客室の傷や落ちない汚れは今のような長期休暇に一つずつやっていきます。今回は2号室の床の汚れ落としと壁の再塗装。床はパインの無垢材に塗装していますが、パインは足ざわりが暖かく柔らかい反面、傷がとてもつきやすいのです。特に瓶の口から伝って床に付く赤ワインの汚れや何らかの油の汚れは板の深くまで浸透してしまうので削るのが大変。サンダーを使い全身と部屋中粉だらけになっ落とします。
次に床、窓や巾木、コンセントなどを完璧にマスキングして壁の再塗装。このマスキングは何度やっても手間がかかります。マスキングが終わったらもう3分の2は終わった感じ・・
汚れのあった床から60センチぐらいまでは最初に塗ってから再度全体を塗りました。塗料はアサヒペン、水性インテリアカラーのライトベージュ。買いやすい価格で、2度塗り、乾くとムラもなくていい仕上がりで気にっています。夜まで頑張って残業しました。(残業代出ないけど・・)明日は床を「超高級・オスモカラー」(最高の仕上がりだけどちょっと高すぎじゃね?)で塗って仕上がりです。
俺的萌え~
やっぱり北海道スゲェー!
昨日から解禁になった網走湖のワカサギ釣り。ようやく吹雪も収まったのでロケーション的に好きな女満別側へ行ってきました。後ろの森にはオオワシやクマゲラなどがにぎやか。
M名人考案のコースレッド+座金による張り綱のネジ留め。穴あけ用のドライバードリルがあればペグよりよほどいいアンカーになります。特に今年の氷は雪が降る前にかなり凍ったようでキレイな透明でカッチカチです。
さすが網走湖。S嬢もひっきりなしに釣っています。しかし今年は型がすごく小さい・・こんな小さいワカサギばかりなのは初めてです。なにが起きたんだろう?たまたまこの場所が今年は小さいだけなのか?
小さいながらも網はほぼいっぱいになりました。500匹ぐらいかな、でもこんなに簡単にこれだけの数が釣れるのはここならでは。やっぱり北海道は凄いです。
連日の吹雪
さっそく食材調達
斜里岳山頂付近に雲が残る初日の出。気温は低いもののいい天気になりました。
地元のオオワシ・オジロワシのなる木の周辺のワシの数は5年前の5分の1ぐらい。毎年確実にサケの遡上が減っているのでやって来るワシの数も(もしかしたら生息数も)急減しています。
近くの沢に食材調達。唐揚げサイズのヤマメ、オショロコマ、アメマスが体が冷え切るぐらいの時間で十分に釣れました。
昨日は北見のM名人、網走S嬢とサロマ湖流入河川の氷上チカ、キュウリウオ釣りへちょっと遠征。国道下はほとんど釣れていなくてあきらめムードだったけど、地元のおっちゃんが釣れている場所を教えてくれて移動。穴を開けてテントを張りサビキ仕掛けを上下させます。水深は国道下より深くて2.5mぐらい。
小さいアタリを合わせるとさっそく程よくチカ、キュウリウオが釣れてきました。真昼間なので魚たちの食欲があまりないようで、仕掛けを上下に誘って止めてを10回ぐらいやって横に動いたり食い上げたりするアタリがいつもより多かったです。ちょっと見づらいけど立派な牙を持ったキュウリウオ。引きもちょっとドンくさい感じだけど意外と獰猛なのでしょう。
おっちゃんのおかげで3時間ほどでキュウリ約60、チカ約30の90匹ほどの釣果。ありがとうおっちゃん!ホントにキュウリの匂いがする魚だけどみりん干しにすると甘味が出てとても美味です。キュウリウオの最大は28センチ!そんなに良く引く魚ではないけど足元の20センチ足らずの穴から抜き上げる時の重量感は病みつきになります。
YouTubeで80~90年代の洋楽、邦楽を聞きながらハラワタを丁寧に出します。(これが一番大変・・)キュウリオウの胃には小魚がけっこう入っていたからその気になればルアーでも釣れそう。(たぶん面倒でやらない・・)みりん、醤油、酒と砂糖の漬け汁に丸一日ぐらい漬けてから寒風の下、3日ぐらい干します。しっかし道路脇の川で美味しい魚がこんなに簡単に釣れるなんてやっぱり北海道すげぇー!!
まだ釣れますが・
天気が良いので午後からまた行ってしまいました。最高気温が氷点下5~6℃という低温が続いていますがまだ湖は氷結せず釣りはできます。しかしラインは固くなりすぐに絡まったりよれたり、リールはガイドローラーが凍り付いてスプールに巻けなくなって軸に絡んだり、ロッドはガイドが凍り付いて巻いている途中で水に漬けて解かさないとワンキャスト分のラインも巻けないといった状況。釣りはできるというより釣りができれば魚は釣れるかも、でしょう。
四苦八苦しながら2匹のアメマスをゲット。やっぱり一匹ネットで掬うと濡れたマグネットが氷結し背中から全く取れません。ただ背負っているだけの飾りになっています。仕方ないので岸にずり上げ。雪の上に上げると魚は静かになるので写真を撮ってすぐにリリース。連続で爆釣した昨年末とは違い今年は2~3匹がいつもの釣果で春の不調も考えると魚が減っている感じで少し心配です。