風が強く吹いたり止んだり斜里岳が見えたり隠れたりと裏山の斜里岳の周りの気流が乱れています。こういう時の天気は下り坂。強風で土ぼこりが舞い雨が少し降って車は土の斑点ができたように汚れたけど洗車はやめておきました。明日の予報は雨のよう。干ばつ気味の畑には恵の雨となりそうですが、観光では室内もの(網走監獄や北方民族博物館、知床博物館など・・)と美味いものを食べる、というのがいいかもしれませんね。
長い付き合いありがとう
友人が爺ちゃんの形見だと言って大事そうに使っていた財布に触発されて以前勤めていた群馬県高崎市のアウトドアショップで購入した皮の財布。25年という女将といるのと同じ時間、いやそれ以上に行動を共にしたのですが、ついに修理不可能なほどに皮と布が裂けてしまいました。新しいものは1年ほど前からあちこちで探していたのですが、ついに北見の店で購入。やはり使い慣れていたものと同じようなものを選んでしまいました。まだ馴染んでないので分厚くカードは入れづらく出しづらいのですがそこは皮という自然素材のアナログさで時を経て体の一部のようになっていくのでしょう。お役御免の旧財布、ポイッと捨てる気にもなれないのは歳のせいでしょうか・・まだこのパソコンの横にあるのですが使える部分の皮だけでも再生させて何かに生まれ変われないか思案中です。
ちょこっとツーリング
さくらの滝でジャンプするサクラマスはこの川で生まれたヤマメが海に下って1年過ごし大きくなって産卵のために戻ってくる魚。そして今年は見頃が早い!すでに昨日はひっきりなしにジャンプする姿が見られました。ただ今年は魚体が小さくジャンプ力もちょっと弱いような気が・・・これも自然の摂理だといいのですが・・さくらの滝のジャンプの見頃は時間があり、例外もありますが主に晴天の午後が多く飛ぶようです。特に午前中早い時間はほとんど飛んでいないことが多いのでご注意を。また8月下旬までは見られると思います。
地元ツーリングの足はXLR。125CCでは車の流れについてくのは厳しいですが、林道は大得意。フキやイタドリの葉っぱ、そしてクマ出没看板が北海道らしいでしょ!
神の子池はやはり人気スポット。コバルトブルーの色はとても神秘的。しかし小さく脆弱な自然でもあるので持続可能な観光資源としての運用方法を町役場や観光関係者、有志の方々と話合って進めていく予定です。またここもあえていえば太陽の日が高く風が無いときが特にキレイです。よ~くみるとイワナの仲間のオショロコマも泳いでいるので探してみてください。やはり我が清里町は素晴らしいっす!
流麗なカワサキ
もはや戦い
春シーズン最後のトラウトフィッシング
そろそろ宿業とガイドと観光関係の仕事で休めなくなるため今日がこの春(初夏?)最後のトラウトフィッシングとなりそう。そのため昨日に続いて今日も午後ちょこっと行ってきました。だれもいない湖に立ちこみライズを探し狙い撃ちするとすぐに良型のアメマスがヒット。とてもパワフルな引きをしばらく堪能。でも次がなかなか釣れなかったのは魚がいないというよりスレてきたからのようでした。
昨日の54センチの力持ち。(写真より実際は太っています)
湖のあちこちでウグイが産卵行動をしており、岸際で時折バシャバシャとしぶきがあがります。足元でも産卵行動をしていました。ますますウグイが増えるのかな・・・
新しいロッドとパワフルな良型。フライを遠投して引っ張って掛けるのも、ライズをドライフライで狙い撃ちするのも、インジケーター(浮き)を流してアタリを楽しむのも全部楽しめたこのシーズンも終了。また湖の釣りが少し理解できた気がします。次の釣りはお盆明けのカラフトマス釣りになりそう。明日からも仕事も楽しみつつ夏を乗り切ろうと思います。
斜里岳を登る
登山口までの林道が開通し、今年も斜里岳夏山登山のシーズンがやってきました。ダブルストックとアイゼンを持ち、さあ雪面をサッと登るぞ!と歩き始めると雪がほとんど無い!6月初旬でこれだけ雪が解けてしまっているのはボクは初めてです。上二股の上までは2~3か所10メートルぐらい残っていましたが、例年何か所もできる危険なスノーブリッジもゼロ。先日登られた福岡のIさんにこの時期のスノーブリッジは危険ですよ~と伝えましたが、すみません、ここまで雪が無いとは想定外でした。
沢の水量も少なく、8月初旬ぐらいの感じでした。快適に登れた霊華の滝。
主な残雪はここ上二股の上100メートルぐらいと
馬の背の下50メートル、ここ馬の背稜線から上150メートルぐらい。ここ1~2週間ぐらいのうちに登る予定で雪の斜面の歩行が苦手な方は軽アイゼンがあったほうがいいかも、という程度です。上二股上の雪渓は踏み抜き注意。踏み抜いても最悪捻挫ぐらいですむと思いますが捻挫=遭難となります・・右の頂が山頂。
知床連山、オホーツク海、国後島がくっきり見えました。
もちろん摩周湖、屈斜路湖、大雪の山々、野付半島までの大展望。風にあたっていると少し寒いぐらいの最高の気象条件でした。
すぐ近くでキレイな声でさえずっていた地味な色のやつ。ミソサザイのよう。いつもは渓流でチッチッと地鳴きしているのにこんなにキレイな声でさえずるんだ~。
高山植物の花の見ごろにはちょっと早いけど山頂近くではキバナシャクナゲが疲れをいやしてくれます。
まだ登山者は少なく、山頂は同行の隣のYさんとボクだけ。眼下の畑作地帯とオホーツク海も見事でした。
よ~く見ると我が家とY邸が見えます。自分ちの裏山が斜里岳という贅沢。
熊見峠へ向かう道から見る風景。なぜかここからの山容にいつも心うたれます。(山頂は真ん中のピーク)
最後の花見。チシマザクラ。
あんなに荒れていた熊見峠からの下りの急斜面がそこに落ちていた倒木や石で見事に自然に整備されています。ホント素晴らしい!関わったYさんOさんはじめ皆さんにはホント頭の下がります。
心地よい、をかなり超えた疲労とともに無事下山。清岳荘では管理人さんたちが小屋開きに備えて掃除中。ここはテントウムシの集まる場所なので除去が大変そうでした。
原始の中で釣りをする
5月下旬~6月初旬は新緑がとてもキレイで涼しく虫も少なくどこも空いていてハイキング、湖の釣りなど特におすすめの季節。旅好きの方々、仕事の都合がつけば是非おいでください。この森ではキツツキたちがコンコンと、シカがカサカサと、キツネがトコトコと、セミがジージーと生活の音をたたています。そして水の中、水面、空中でも生物たちの営みが盛ん。
モンカゲロウが水中からぱっと羽化し現れ、羽を乾かし飛び立っていきます。
そんな虫たちをシュポシュポ吸い込んでいたアメマスを発見、羽化直前の虫を模したフライで狙い撃ちして釣ったハイパワーのアメマス。この時期の元気な魚は針にかかったときにぐるぐる体を回転させてサクラマスのように抵抗します。
場所を変えて今度はワカサギが多く接岸しているところでそのワカサギを追っているアメマス、サクラマスをM名人がゲット。素晴らしいコンディション、お手玉後そのままリリース。
名人のバッグを興味深々で眺めるキタキツネ。岸沿いにはワカサギやウグイが群れており、それを狙ってよく出没します。いいところに住んでいるね。
屈斜路湖中島の向うに斜里岳。さて明日登ります!
魂入りました!
斜里岳と流れ星
カメラに詳しい京都のMさんがキャノンパワーショットの星空モードで撮影。これだけいいタイミングとアングルでの斜里岳と流れ星撮影はさすが。コンデジでも撮影モードのある上位機種で腕(運が90%、奇跡が10%で機材と腕はそれぞれどこまでマイナス分を減らせるか・・Mさん談)があればこんな写真もとれるのですね。
そして今日は猛暑日・・先程から少し下がって34度台になりましたが、暑さに対応できなくなった北海道人の私にはきついものがあります。風も強めに吹いているのですが熱風・・ただ地中の温度はまだかなり低いので1階のお客さんの寝室はそれほど暑くならず夜は12~13℃に下がったりするのでまだ布団は夏用には換えられません。北海道は気温の乱高下が多く服装なども難しいのが特徴です。旅の方はどんなに暑くても薄手のジャケットはあった方が安心でしょう。



































