ねばり勝ち!

湖の北側の林道が開通したので行ってみました。人気のこの場所はいつもは5人ぐらいはいるのに今日はだれーもいません。必然的に後ろの森のガサゴソ音が気になり熊撃退スプレーを携帯。

いつものようにフライとルアーの二刀流。しかし釣れるのはやはりエゾウグイ&ウグイ。まあ何も釣れないよりはモチベーションを保ってくれます。

気温は7℃。北風で時折小雨。こんな風のときに釣りやすいいつもの場所へ移動。寒々した天候でも大げさなぐらいの防寒対策で快適です。すぐ近くでオジロワシが岸際で産卵のために大群となっているウグイをワシ掴み!でもミサゴより鈍重なのでなかなか成功しません。

岸近くの湖面ではモンカゲロウやコカゲロウの羽化があちこちで始まっていました。これはトラウトの大好物。(もちろんウグイも大好きな虫)ツバメも盛んに食べていてこれは久しぶりに釣れるかな・?

沈めるフライからドライフライに変えて5メートル先に投げた1投目。いきなり来ました!30センチほどの小型のアメマスだけどスゲエ~嬉しい!

3投目で2匹目、40センチ弱。これは爆釣!?沈みかけたフライを投げて引っ張ると2回少し大きいのが来たけどわずかのファイトでフックが外れました・・まあいいかっ。

その後は群れが去ったらしくなにも無かったかのように魚っ気も無くなり終了。沈むやつ浮くやつ、引っ張るやつといろいろやってみたけど釣れたのは浮くやつだけ。たまたま群れが来たタイミングでフライを投げれたのとやはりモンカゲロウが出ているときは食い方が派手で活性があるみたい。今日はねばり勝ち。なんにもいなさそうな浅場で回遊してきたアメマスを2つゲットできて久しぶりに満足です。

旅のバイブル

やっぱりこの地図は最高の旅のガイド、昭文社のツーリングマップル。今まではバイクで使うことが多かったので小さいやつだったけど、最近は車での旅が増えたのとお客さんに見どころなどを説明するために大きいR版を購入しました。価格は小さいやつが2,200円、大きいやつのR版が3300円。これだけの情報量でこの値段はむしろ安いかも。紙も丈夫。R版はリングとじタイプで使いやすく1年限りだけどダウンロードしてスマホで見られるコードもついています。見どころ、食べどころ、絶景ロードなどの情報が満載で近年はツーリングライダーだけではなく車で来る方も持っている人が多くなりました。カーナビでは目的に行く最短距離とか最短時間とかでしか道順が出ないけど、絶景ロードを走りながらあちこちを回ることが楽しめる北海道旅行ではこの地図は車やバイクで来る方には唯一無二のイチオシです!

寒さでかたまる

今日も10℃にもならないほど寒く冬の服を引っ張り出して着ています。玄関前には動けなくなったエゾハルゼミがいました。捕まえてもほとんど動かず、死んでいるのか?とおもったら急に羽をばたつかせてビックリ。こんなところにいたらすぐにカラスやキツネに見つかるので草むらに放しました。

午後はすっかり緑の濃くなった湖へ。

湖面には多くの燕が虫を取っているのか水面スレスレに飛び交っています。これは魚も釣れるはず!と頑張るも・・

トラウトと間違うほどいい型、いい引きのエゾウグイ。他にも普通のウグイがぽつぽつと・・夕方まで氷雨の中がんばったけど結局ウグイのみ。ただ流れ込みでジッと竿を振っていると2メートル横に70センチオーバーの巨大アメマスがワカサギを追って現れビックリ!そのままフライを流し込んだり、そっとルアーで誘ったりしたけどやっぱり簡単には釣れませんでした。魚はいる、しかしホント釣れない・・どうしたら釣れるのでしょう・・・寒いし心折れました。

 

やっちまった・・

一昨日までの土ぼこりが一転、雨と低温が続いています。辛かった母屋の屋根のペンキ塗りもこの春は北側半分で断念。もう半分は秋にできるか・?昨年は秋の営業が終わりさあやるぞ、と思ったら低温と雨・・いつになったら塗り終わるのか・・宿中どこもかしこもひどい土ぼこりで何日も一日中掃除していて、さあ玄関、と思ったらいつもの箒がどこを探してもありません。もしや・・と思って屋根を見ると・・

やつちまった・置き忘れている(涙)塗る前に花粉や葉っぱ、ホコリを落としたのです。・・滑って落ちてくれればいいのにこんな時に限ってしっかり止まっています。おまけに塗り終わったところなのでツルツル。少しでも濡れていたら滑り台のようにさよならなので乾いたら再び命綱をつけて足袋履いて・・あ~めんどくさい・・下からルアーを投げて引っ掛けるか・?

昼は行ってみたかった網走のそば屋さん「汐彩」(しおさい)。店の人たちの雰囲気も接客も良く、細くしっかりした蕎麦でとても美味しかった。美味しい蕎麦は食べたあとのすっきり感もいいですね。おススメ!

帰宅すると気温は5℃。先日は30℃近くなり暑くてエアコンつけていたのに今日はすぐにストーブ。冬の服装と布団に逆戻り。やっぱり5℃から30℃まで対応できる格好でおいでください。

早起きは得・

今日は塗るぞ!と早起きして7時から屋根の上へ。ハケの角で手の皮は剥け、足首と腰の痛みに耐えながら命綱につかまり、ハケとローラーでひたすら塗りました。昼頃にはぐったり・・そしてまたも南風が強くなってきて土ぼこりが飛び始め中断。昼にゆっくり休んでいるとますます強風に・・なんで今年はこんなに雨が少なく風が強いのだろう??そしてたちまち家中隅々まで埃だらけ・・掃除に何日かかるのでしょうか(涙・・)屋根を北側半分塗り終えましたが明日から天気が崩れる予報。宿も再開するのであとは秋になりそうです。

夕方からサクラマスを狙いに網走の浜へ。早朝が一番釣れるのに早起きはつらいし混むので今年は夕方専門に。おかげで3回行ってまだ一匹も釣っていません。後ろには斜里岳をバックにキタキツネが徘徊しています。でもロングキャストは気が晴れます。そして初のヒット!凄い重さ!‥?鈍い引き?これはサクラマスでもアメマスでもない、カジカよりはよほど引くし、カレイどころの重さじゃない・?イトウ??なわけないか?鯉の引きに少し似ているような?海にいるわけないし・・何度もラインを引き出され5分以上やり取りし砂浜にずり上げると・・正体は・・

50センチオーバーの丸々太ったボラ!!周りの釣り人が「なんかデカイの釣ったぞ!」と見にやってきて・・すぐに戻っていきました・・でもルアーもしっかり咥えていてこれはこれで面白かったです。こっちの海で獲れたボラは臭くなく刺身でよく売っています。(そこそこいい値段しますよ)でも今回はリリース。このあとサクラマスらしき魚がヒットするも痛恨のバラシ・・でも今日は魚っ気があって楽しい夕方でした。

 

ハンター現る

屋根に上がり暑さでふらふらになりながらペンキ塗りをしていると昼過ぎにまたもや南からの強風が・・花粉、花弁、葉っぱやほこりなどが飛んできて中止・・なかなか進みません。で、釣りに湖に行くことにしました。踏みそうになったオオバナノエンレイソウ。

釣れたのはウグイばかりだったけど今日のハイライトはこいつ。キタキツネが産卵のために沢の流れ込みに集まっているウグイを狙っています。このあと見事に捕らえてサッと森に消えました。ワカサギも岸よりしているので湖岸はにぎやか。この湖では今の時期はウグイとワカサギが、秋はヒメマスがいっぱい見られます。猛禽類やキツネたちの狩りを身近に見られるのは魚は釣れなくても楽しいです。

急降下

今日は会議のち午後3時半からペンキ塗り。風も弱く爽やかな晴天で塗装日和だとおもいきやどうも塗料の粘性が高くて塗りづらい・・なかなか混ざらないうすめ液でなんとかするものの蒸発するのかすぐにネバネバの状態になってしまいます・・

いつもは汗だくでやっているのに今日は北風で爽やか。屋根の上からオホーツク海のほうをみると海霧(こちらでは気嵐”けあらし”という)が濃く出ていてこちらに迫ってきています。きっと海上は濃霧で真っ白なはず。

作業を夕飯で切り上げる時まで濃霧はウチから1キロ先までで持ちこたえてくれました。あ~こんな気温だったからペンキがネバネバだったんだ!そして今(22時)ウチは濃霧に包まれて気温も6℃まで低下。でも予報では明日は今日より10℃以上高そう。どうか土嵐の吹くような南風とブヨなど虫の攻撃は勘弁してほしいです。こちらは日により気温差がとっても激しいので旅の方は服装に気をつけて。お客さんには5℃から30℃まで対応できる服装で・・なんて言っていますが、そんなの無理かな・・?

力王たび凄いぜ!

つらくて怖くて天候が悪くて先延ばししていた母屋の屋根のペンキ塗り。命綱をつけているとはいえ、いつも上からのテンションがあるわけでもないのでもし滑ったら振り子のような衝撃できっとまずいことになりそう・・そうならないよう細心の注意をはらってはいます。でも体への負担が大きいのできっと今回が自分でやる最後でしょう。(母屋は勾配がキツイから。他のところはまだ自分でやれます)

天窓からの出入り口には高圧洗浄機、ヘルメット、ペンキなどを広げていてごちゃごちゃ・・

いつも感心するのはこの力王たび。”こはぜ”という、この留め具は数も多く面倒だけど外れることもなくフィット感もよく裏のゴムも滑らずに屋根の作業には最適。厚底が流行りの昨今ですが、究極の薄底シューズともいえるこの足袋の足裏の感触の掴みやすさは見事。こんな不変のアナログ的製品の使いやすさ、完成度は素晴らしい!これからもそんな製品を見つけていきたいと思います。

風まかせ

屋根の塗装をするため命綱を張り、勾配のキツイ屋根に上り高圧洗浄機でキレイにして「さあ塗るぞ!」と思ったら昨日も今日も土ぼこりを伴う強風となり断念。5月なのに暑く南風の吹き荒れる日が続いています。「今日も途中でできないのかよ~」と腐っていてもしょうがないので気分を変えて湖へ釣りに出陣。いつもと違う場所へ向かいました。湖に降りている道には花が咲いていて土の中も春が来ています。

ウグイ君はたまに釣れるけどトラウト類はさっぱり・・昨年からなんか不調なのです。しかし湖の対岸にはウチの裏山の斜里岳がまた違った山容でそびえていていい風景。山も暖気で一気に雪解けも進んでいるようです。

夕方、結局いつもの場所に戻って、だだっ広い湖に一人ポツンと立ちこみ、何も考えずにひたすらルアーを投げ続けているといきなりガツン!大暴れして取り込んだのはサクラマスでした。今日のトラウトはこの一匹。ボウズではなかったけどやっぱり苦戦の続く今シーズンです。

道北釣行2022春

いままでのように早朝出発して釣り釣り釣りというのも戦闘モードでいいのですが、今回はゆっくり出発してあちこちを見ながら行くことにしました。上湧別のチューリップ公園も満開。広くて平らな公園一面に咲く花は北海道ならではでしょう。

湧別の国道沿いにある「麺屋おほーつく」のうどん。やっと行けました。有名店だけあって11時半ごろには平日なのにすでに満席。北海道らしくなく?(失礼・)洗練されたデザインとしょっぱすぎないいい味で丁寧に作られています。・・そういえば北海道って小麦の産地なのになんでうどん屋さんって少ないんだろう・・?この周辺にこのレベルのうどん屋さんがあったらさぞかし繁盛するのになぁ・・俺、やろうかな・?

紋別を超え、雄武を過ぎて明るく広く平らな道北らしい風景になってきました。ここは枝幸にある天北南部広域農道。海沿いからちょっと寄り道して道を満喫します。

必ず寄るエサヌカ線。今回は昨年夏のイトウ大量死のため釣り自粛願いの出ている猿払村まで行き、良いオヤジは言うことを聞き釣りをせずにUターン。とりあえず現地に行けば気が済むのです。こういうことってありませんか・?珍しく反対側から山に向かうエサヌカを撮影しました。

いつものように鹿の群れが牧草満喫。牧場主はイヤだろうな・・

浜頓別の何にもないところの海でデカくて重いルアーを投げる練習をしました。ルアー釣りはまだ経験が浅く、20グラム以上のルアーはあまり投げたことが無かったのです。それにもしかしてサクラマスかアメマスが釣れるかと・・思ったら強いアタリ!重い引き・・上げてみると30センチほどのカジカ。超うまい魚なので今日帰宅するなら間違いなくキープだけど・・また来てねとリリース。

次の日はM名人と待ち合わせて中流域へ。なんか久しぶりの川で新鮮です。

狙いのニジマスは25センチどまりだったけどポツポツ釣れました。

沼に続く川、の意味。こういう看板、旅が楽しくなります!

川底には石の間にカラス貝がビッシリ。天塩川もそうでしたが栄養豊富なのでしょう。食べてみようかな・・

頭上ではオオジシギがディスプレーフライト(ジャージャーと声と羽音で威嚇しながら降下てくる)し、森ではキツツキがコンコン。目の前ではエゾハルゼミが長い幼虫生活から最後の一瞬の成虫へなろうとしていました。

トシカの宿さんの近くの川を散歩しているとアメリカミンクがワカサギを食べまくっていました。特定外来生物なのでやっつけねば・・と思うだけです・・

帰路は内陸に入ってサンル川上流へ。素晴らしくキレイな明るい渓流でいいポイントを発見!しかしチビトラウト2匹しか生体反応がありませんでした。

これが原因だろうな・・巨大な新しいダムが現れました。湖面にはまだ腐りきっていない立ち木がいっぱい。こういうものを撤去する時代が日本にいつ来るのでしょうか・・解体も莫大な公共事業なのだから進めればいいのに。

しかし下川町にはスキージャンプのレジェンドがいてジャンプ台があります。

そして世界旅行の大先輩で、画家でもある栗岩さんのやっているモレーナのカレー。M名人いわく、「辛みはそれほど感じないのに汗が出るスパイスの効いたカレー」古いながらもすべてに人生を感じる店内と、今までの旅の記録を出版し、また原稿も書き続けている栗岩さんには経験という凄さを感じます。

チャイを飲んで出発。岩尾内湖でチビアメマス、ウグイで少し遊び旅は帰結。毎日温泉に入りあまりガツガツしない「釣りもする道北旅行」。例年とちょっと違う旅ができました。この夏はあまり高温や渇水にならず秋にはイトウ釣りができることになるよう願っています。