北海道の冬支度

こちらの初冬は晴れ・曇り・雪の短いサイクルと風が冷たく気温もぐっと下がってきて真冬より寒さを感じる季節。オホーツクは雪は日本海側よりずっと少なく、しかし太平洋側よりずっと多いちょうど中間点。こんなさらさらの雪をスノープッシャーという道具でどけていきます。(北海道弁で”雪はね”)

タイヤは10月末に冬用に交換済ですがワイパーも雪用に交換。このゴムに囲まれたワイパーでないとたちまち雪がこびりつきアイスキャンディーのようになって解けた水や雪をかかなくなり前が見えなくなるのです。

トバも今年はオコジョにやられることなく8割の部分は完成。今年はマストバを多く作ったので脂が多く手がベタベタになりますが味は脂ののった魚が好きな方には好評だと思います。

皮をペンチではがしてあとはよく切れるキッチンばさみでチョキチョキと・・ひたすらチョキチョキと。マメができるので軍手必須。冷凍保存するのですが、脂が多いと特に冷凍焼けするので小分けの真空パックにしました。

報道では連日”過去最高”とか言っていますが、こちらは夜、連日今シーズン最低の気温更新。このあとマイナス14℃まで下がりました。風がないので思っているよりは寒くないですが、寒いです・・

そんな中、北の窓が一瞬明るくなり火球級の流れ星が・・そうだ!ふたご座流星群だ。防寒着をつけてさっそく玄関前で撮影開始。斜里岳は雲の中だったのでオリオン座と流れ星を狙い10枚ほど撮りましたが残念・ちょうどいいタイミングでこの方角に流れてくれませんでした。でも1分に一つは見られたので満足。普段の日でも5分に一つぐらいは見られるので流れ星や人工衛星は珍しくはないのですが、流星群はワクワクする・天体ショーのひとつです。

 

 

聖地

所用で帰省の折、遠くても楽しい管理釣り場へ、という神奈川のY氏とN氏の案内で長野県の管理釣り場へ遠征しました。中央高速に乗り、山梨のSAで信玄餅をソフトクリームの周りにトッピングした信玄ソフトなるものを注文。組み合わせも面白いけどこのソフト自体がクリーミーな食感で美味しかった!

登りたいといつも思っている八ヶ岳。白馬岳の景色も含め、山梨、長野の山々に囲まれた風景を見たのは戸隠村で宿業の修行をしていた時以来の27年ぶり。懐かしくてウルッときました。この地方は風景画2号館を作りたいほどいいところです。

管理釣り場の近くにサルたちがいてこれにも感激!北海道にはいないので。

聖地、鹿島槍ガーデン管理釣り場。広くて投げやすく水はクリアー。魚は見えるしリールファイトが必要なほど元気な大型のニジマス、ブラウン、イワナが一日中爆釣!条件も良かったのだと思うけどこれだけ大物ばかり数釣りをしたのは初めてでうれしい腱鞘炎になりました。

案内してくれた名人N氏もシナノユキマス他爆釣。Y氏はなんとドライフライでイトウをキャッチ!

トイレの小屋の張り紙・・本州にいるツキノワグマって小さいくせにいきなり向かってくる奴が多いから嫌なんだよなぁ~ヒグマはでかいけど落ち着いているやつが多い気がします。やっぱり怖いけど・・

メタボのニジマスを一匹持ち帰って刺身とバター焼きで食べてみたけどここの魚は変に脂っぽくなくて美味しかった。食べるための魚作りも見事です!

2日経ち腱鞘炎も良くなってきたので今度は自転車で朝霞ガーデンへ。自分でも病気なんじゃないかと思うぐらい釣り好きなのです。ここではなるべく小さいフライで遊びたかったので場所をあちこち変えてみると最後の池で24番のミッジサイズで入れ食いに。魚は鹿島槍の半分の大きさだったけどこの釣りはこれで楽しかったです。

羽田からのフライトが朝なので近くの川崎のホテル泊。歩いて多摩川へ行ってみました。さすがにここ下流までくると水質は・・・で河原のゴミも悲惨な状況だけどボラらしき魚が群れていたりジャンプしていたりと魚影は濃そう。こんなビルに囲まれていて排水ジュースのような水なのに魚たちはしたたかに生きているようです。北海道で原始の自然と飲めるような水の中でヒグマにおののきながらの釣りはもちろん最高だけど、こんな大都会での釣りもやってみると違う楽しさを発見できそう。次回はちょっと釣りの幅を広げてみようとおもいます。

 

最高のおつまみ作成中

サケトバ作りの次の段階、何日か干したサケにカッターで切り込みを入れます。なるべくどの部分も均一に乾くように、かつ干し上がったときにハサミで切りやすいように慎重に・・

そして再び干し網の中へ。たぶんあと2週間ぐらいでできるかな、という感じですがこれからの天候次第でしょう。あとはどうかオコジョ、猫、キツネ、カラスなどにやられませんように!

北海道の冬支度の紹介。トバのカットの後、バイクのバッテリーを外しました。充電してできるだけ冷えないところに仕舞い、春に再び載せる前にも充電するのです。またキャブレターに残っているガソリンも排出して冬眠。草刈り機もガソリンを抜いて平らな状態で仕舞いました。春には一発でエンジンがかかりますように。

冬の動物たち

葉が落ち、北より渡ってきたり、冬もここで過ごす動物たちが見つけやすい季節になってきました。小鳥たちでよくみられるのはシジュウカラやゴジュウカラといったカラ類の混成部隊。宿の周りのシラカバにやってきて、落ち着かずに何かをついばんでサッサと次の木に移動していきます。あっ来た!いるいる!あっ行っちゃった・・という早さでカメラを構える時間をくれない中、やっと撮ったハシブトガラ。

窓越しの撮影ですが、人気者のシマエナガもよく来ます。ホント可愛いやつです。

キタキツネは身近な存在だけど毎日目の前を通ったり、しばらく見なかったりとあまり一貫性のある動きはしないよう。

夕方(といっても3時ごろ)にいつものオオワシ・オジロワシの群生地へ行ってみたところ30羽ほどいました・・少ないな・・

彼らの下を流れる川にはサケが一匹もいない・・サケは年々急激に漁獲が落ちているのでまだ採卵用の魚を河口近くの捕獲施設で獲っているのでしょうか。ワシたちはレストランにきて料理が運ばれてくるのを待っているようでした。

 

 

多摩川みたい

所用で北見に行ったついでに近郊の常呂川へ日没までの1時間だけ行ってみました。名前の由来は沼を持つ川で、沼はサロマ湖を言っていたらしい・今はつながっていないけど、なるほど。

釣り師の間では有名らしい堰堤。水面が鏡のように波紋一つありません。釣れません。ボウズ覚悟で堰堤下へ。

写真がわかりづらいけど、堰堤の下に高い所から投げると一発でアタリと元気のいい魚の引き!数メートル下から竿が折れないように、糸が切れないように抜き上げると・

40センチほどのアメマス。嬉し~い!このあと連続5ヒットで一匹はニジマスでした。磯でホッケを抜き上げるようにマスたちを抜き上げるのは新鮮でした。

 

満足!

知床の自然ガイドのE氏と網走川へ。駐車場前でまず一振り。10時だというのに・

ガイドが凍り付きちっとも遠くに飛びません。釣れません。

少し暖かくなりガイドに氷も付かなくなってダメ元で最下流へ。ウグイのライズがあちこちで見られたので釣ってみるか・・とロッドを振ると、さすがE氏。すぐに小型のアメマス、大型のウグイを上げました。しかしインジケーターで流すのが一番だという短絡的なボクは全く釣れません・・

引っ張りの釣りに換え、どうせウグイだろう・・というライズを釣るとアメマス!次のライズこそウグイだろう・・アメマス!型は20~35センチぐらいと小さかったけどここから2人で昼までアメマスパラダイス!!よく釣れる管理釣り場状態。このときのライズの主はほとんどアメマスだったのです!虫はほとんど飛んでいないし水中にも見当たらなくて、でも引かないと釣れない、ということは動く小魚を追っているのか、リアクションバイトなのか・・アメマス君たちはコンディションもプリップリ。今年は産卵していないのか?それともとっくに産んじゃってからたらふく小魚を食べて回復したのか?あるいは海に下るやつはもしかしてサケと同じく3年とか4年経たないと産卵しないのか?などなど多様性と謎多き魚です。

女満別空港が至近のここは飛行機がすぐ上から降りてきます。足が冷え切って休憩、昼飯後、再び行ってみるとライズはあるけど釣れない・・結局ボクは1匹、E氏数匹。どうやら多くのアメマスは沈黙か移動してしまったような感じで、スレきったウグイ君のライズに変わっていました。でも今日は型は小さかったけど表層の釣りで一時入れ食いを味わったので大満足。海と行き来するアメマスの釣りは爆釣の次の日にボウズだったりするけどたまにこういう日があるのでやめられないのです。あ~楽しかった!

 

あまり釣れんなぁ~

午後から湖へ。晴れていても16時15分には暗くなるので1か所2時間と決めて今日は2カ所へ。気温は3℃。北風が強かったけど日差しが強く、風下を向いていれば暖かいぐらい。しかしフライで釣りやすい風下側は全く釣れず、ルアーに換えて風上へ投げると一発で45センチほどのアメマスが!でも痩せていてとても全身はお見せできません・・しかし後は続かず。

2カ所目ではアタリが一度あっただけ。たぶんウグイ?白鳥の親子が沖合でのんびり泳いでいます。子供に何か教えているのかな・

段々風も止んできて日没。誰もいなくなった湖畔に月がきれいに出ています。ねばればまだ釣れるかもしれないけど、ひたすら待つ釣りはやっぱり苦手。明日はちょっと違う釣りをしてみようかな・・

一段落

居間の最後の床塗装は本棚前。近年は皆さんスマホを見ていることが多いのでだんだんと本を手にすることが少なくなってきたようで、そのため本棚前の床はとてもキレイではがれも無かったのでそのままサッと塗りました。昼まで塗って夕方まで乾かしたのですが、無公害塗料とはいえ匂いもけっこうするのでまず換気。しかしここが北海道の厳しいところ、今日は外が雪で氷点下なのです・・がんばって2時間ほど寒風にさらしましたがサケトバを作るわけじゃないし、乾かないので再び閉めきって暖房ON。やっぱり乾燥にはある程度の温度が必要みたい。で、とりあえず居間終了。腰も膝も首もちょっと痛むけど明日の釣りでリハビリしてきま~す!

 

忍耐

午前中より2階居間全面の塗装に入りました。塗ること自体は大した労力ではないけどつらいのは姿勢。膝をついたり足を投げ出したりしながらひたすら塗ります。キャスターのついた膝当ても売っているようだけど、毎日塗装するわけじゃないし・・

昼食、夕食をはさんで塗り続け、夜、ようやく今日の予定が塗り終わりました。膝と手首と腰が悲鳴を上げていますがまだまだ忍耐の塗装作業は続きます・・

床、再塗装

今日は不要不急の外出を控えて(週末は釣り場が混むので・・といってもたいしたことないけど)”いつかやらねばリスト”に書いてある床の再塗装にかかりました。フィンランドパインの無垢の床材に塗料界のベンツと言われるドイツ製のオスモカラーを塗って20年。7年ぐらい前?に一度上塗りしたけどあちこち剥げてきて乾燥が進み、ささくれ立って靴下で歩いていると足に刺さるときが出てきたのです。

しかし無垢材の利点は合板でないそのままの木の板なので削れること。全面削るのは大変すぎるのでささくれだったところだけサンダーをかけることにしました。集塵袋が付いているとはいえ凄い木の粉・・外気温が3℃で風も強いのに窓全開で震えながら少しでも粉が部屋に残るのを防ぎます。でも屈斜路湖より暖かいな。

居間はテーブル・イスをどかすと広さが際立ちます。最初はこの居間を狭くしてもう一部屋作ろうと思っていたけど作らなくて良かった。空間の広さは気持ちのゆとりに比例する気がします。さて粉だらけの服を洗濯機に入れ、風呂に入って明日は塗装です。