一歩先へオホーツクの旅・紋別

Photo_2 以前から行きたかった鴻之舞(こうのまい)金山跡。金の産出量が東洋一といわれたこの鉱山も1973年に閉山。1万4千人以上いた人、暮らしていた町が廃墟になりました。固定資産税がかかるとのことで建物はほとんどが取り壊され、かつての賑わいは地ならしした地形を見なければ感じることもできないほどです。

でも鉱物を運ぶのに使っていた機関車や当時ここで使っていた多くの骨董品が町外れにある駅逓に保存されています。当時の町並みや坑道の模型もここに町があったことを伝えよう、という志の熱い保存会の人たちが大切に保存、丁寧に解説もしてくれました。悪趣味的な廃墟めぐりもあるけど、ここ鴻の舞は違いました。歴史を感じ、多くの人の営みがあり、人々の気持ち、思い出は今もそこにあるんだ、ということを体感。最後の写真はエゾエンゴサクという春を代表する北海道の花。苔むして自然に包まれていくコンクリートの杭の前で綺麗に咲く様は大自然の中で見てきた同じ花とはまた違う歴史を背負った美しさでした。

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一歩先へオホーツクの旅・遠軽

Photo まだ行ったことの無いところがたくさんある北海道。その中でもウチから日帰りで行ける場所を旅してきました。まずは遠軽町のがん望岩。ここは80メートル垂直に切り立った岩の上に展望台というかベンチがあるのですが、すぐ先の絶壁には柵などまったく無くて崖のそばに立つと力が抜ける感じがするほどです。高いところがダメな人にはこのベンチで飲む熱いコーヒーも冷たく感じるでしょう。しかし現代の社会でこういう「自己責任」をもって危険を感じることの出来る場所があることはとてもいいことだと思います。でもボクは都会の混雑した駅のホームに電車が来たときのほうが怖いです。なんでいつまでもモノレールの浜松町駅のような柵をつけないんだろう・・

富良野パノラマロード

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フットパスという歩く道のガイド研修で富良野へ行ってきました。この風景、知っている人もいるかと思いますが何年か前のツーリングマップルという地図の表紙にもなった上富良野のパノラマロード。十勝連山に向かう北海道らしい直線です。こちら道東のように直線の先や横が海、というのとは違い直線+盆地+山という組み合わせ。広大な風景でも場所により雰囲気がずい分違い、まだまだ北海道は見るところ、行きたいところがいっぱいです。

南西の端から北東の端へ

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氷点下10℃の北海道から26℃の沖縄方面に行ってきました。目的の一つは西表島のマングローブの森をシーカヤックで行き森を感じること。ナーラの滝というところへ向かう河を遡るとまずはカンムリワシがお出迎え。これは大きさはカラスより少し大きいぐらいの幼鳥で近くに行っても逃げない愛嬌のあるおとなしいワシのようです。浜には無数のカニ、マングローブの木の根元にはシャコの巣、ハゼ、色々な貝、カヤックには魚がぶつかってきたり、ボラや黒鯛が群れていたりと北国とは全く違う自然がとても新鮮でした。

Photo_3 これはピナイサーラの滝ツアーという西表島で一番有名なエコツアーの途中にあるサキシマスオウという木の根っこです。台風などで倒れないように根が板状になるとのこと。ここ亜熱帯の森を歩いて感じたことは、落葉樹が無いのでいつも緑が濃く森が薄暗い、ジャングルなのに思いのほか蚊やブヨなどの嫌な虫が少なく、北海道のような冷帯ではよく起こる”一つの種類の虫が大発生する”ということがあまりない様子。これは年中温暖で湿潤の気候が生態系のバランスを安定させているのではないかと感じました。また土壌などの関係で硫化水素が発生するらしく硫黄の匂いが少しするのも新鮮だったなぁ・・それに樹木の表皮がどの樹もツルツルしているのも不思議な感じ。だけど鳥はすごい。カワセミなど北海道とまったく同じ鳥がここにもいる。彼らは一番グローバルな生き物でしょう。

Photo_4 そして沖縄本島へ戻って知人のガイドでやんばるの森へハイキング。植生は離島に近いのに雰囲気はまた違い、濃密感より透明感が少し増した感じがしました。

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一気にさいたまから青森まで車で北上。下北半島の北の端の大間にて特産のマグロを使ったマグロ丼。これは最高に美味かった!嵐が来るので少し急いでフェリーへ。

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そして北海道へ入り走りに走り、途中の天馬街道(襟裳岬の北側の峠)では猛吹雪・・この一週間で、短パン、サンダル、ぬるいソーキソバからダウンジャケット、オーバーパンツ、熱い味噌ラーメンまで、日本の多様性を体感できたいい旅でした。また行こう!

馬の町のトイレ

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ようやく念願の新冠町へ行ってきました。さすがサラブレッドの町。あちこちの牧場はこちらのように牛ではなく馬、また馬。それもどのサラブレッドも芸術品のようなしなやかさでした。子馬もかわいかったな。トイレのドアもこのように蹄鉄のマーク付き。そしてこの町の産業である馬とそれを取り巻く建物、歴史などはとても奥深いものがあります。馬好きの方、また北海道を違う視点で見てみたい方にもこの町はおすすめです。レコード館も40代以上には懐かしくて面白いですよ。

ズームの楽しみ

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Photo_4 エトンビ山の頂上から見る風景ですが、ウチはどこにあるのか肉眼ではようやく位置がわかるほどの小ささ。でもズームの威力で、48倍にすると、ちゃんと我が家が写っていました。デジタルズームなのでたしかに画質は粗いけど山頂から家が見え、写るなんて、なんか楽しく嬉しいです。

ネコと流氷

Photo 斜里町峰浜で高いところから流氷を眺めていると向こうから白いネコが走ってきて車の屋根に飛び乗ってきました。そして身体をこすり付けて臭いつけ・・?すぐ近くの家のネコだと思いますがとても人懐っこかったです。事故に気をつけてね。

冬の開陽台

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本州のライダー時代に通った開陽台。冬はさすがにライダーはいませんが(実はたまにいるけど・・)風景の広大さは無雪期にも増して素晴らしく、大雪原の向こうに夏より近く見える国後島、斜里岳などのパノラマが見渡せます。最近は中標津で買い物をすることが多くなりましたが、帰りにはいつも寄ってみたくなるのがここですね。

やめときました

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今日の神の子池入り口。スノーシューツアーができるか見に行ったのですが、まだ雪が少ないために車で行っている人もいるようで新しい轍が出来ていました。ボクも調子にのって行ってみようと思ったのですが、車をみると完全に底が雪面についていたので止めておきました。以前もこの時期に車で行って途中他の車がスタックしているのを2度ロープで引っぱり出してあげたことがあってから気をつけるようにしています。それに他の場所では何度か引っ張り出してもらったこともあるし・・そうやって北海道の運転者は雪と車の関係を覚えていくようです。

低反発枕導入

Photo 眠る、休む、ということにも重点をおこうという宿のコンセプトのもと、枕が柔らかすぎる、あるいは低いという意見をいくつかいただきましたので低反発枕を導入しました。たぶん最初に横になった感じはちょっと硬くて高いと思うとおもいますが少しすると沈んできます。肩こりのひどいボクも今回を機に低反発枕に替えましたがなかなかいいものです。またこれじゃちょっと高い、硬いという方は従来のものもありますのでお申し付けください。