道北釣行2022春

いままでのように早朝出発して釣り釣り釣りというのも戦闘モードでいいのですが、今回はゆっくり出発してあちこちを見ながら行くことにしました。上湧別のチューリップ公園も満開。広くて平らな公園一面に咲く花は北海道ならではでしょう。

湧別の国道沿いにある「麺屋おほーつく」のうどん。やっと行けました。有名店だけあって11時半ごろには平日なのにすでに満席。北海道らしくなく?(失礼・)洗練されたデザインとしょっぱすぎないいい味で丁寧に作られています。・・そういえば北海道って小麦の産地なのになんでうどん屋さんって少ないんだろう・・?この周辺にこのレベルのうどん屋さんがあったらさぞかし繁盛するのになぁ・・俺、やろうかな・?

紋別を超え、雄武を過ぎて明るく広く平らな道北らしい風景になってきました。ここは枝幸にある天北南部広域農道。海沿いからちょっと寄り道して道を満喫します。

必ず寄るエサヌカ線。今回は昨年夏のイトウ大量死のため釣り自粛願いの出ている猿払村まで行き、良いオヤジは言うことを聞き釣りをせずにUターン。とりあえず現地に行けば気が済むのです。こういうことってありませんか・?珍しく反対側から山に向かうエサヌカを撮影しました。

いつものように鹿の群れが牧草満喫。牧場主はイヤだろうな・・

浜頓別の何にもないところの海でデカくて重いルアーを投げる練習をしました。ルアー釣りはまだ経験が浅く、20グラム以上のルアーはあまり投げたことが無かったのです。それにもしかしてサクラマスかアメマスが釣れるかと・・思ったら強いアタリ!重い引き・・上げてみると30センチほどのカジカ。超うまい魚なので今日帰宅するなら間違いなくキープだけど・・また来てねとリリース。

次の日はM名人と待ち合わせて中流域へ。なんか久しぶりの川で新鮮です。

狙いのニジマスは25センチどまりだったけどポツポツ釣れました。

沼に続く川、の意味。こういう看板、旅が楽しくなります!

川底には石の間にカラス貝がビッシリ。天塩川もそうでしたが栄養豊富なのでしょう。食べてみようかな・・

頭上ではオオジシギがディスプレーフライト(ジャージャーと声と羽音で威嚇しながら降下てくる)し、森ではキツツキがコンコン。目の前ではエゾハルゼミが長い幼虫生活から最後の一瞬の成虫へなろうとしていました。

トシカの宿さんの近くの川を散歩しているとアメリカミンクがワカサギを食べまくっていました。特定外来生物なのでやっつけねば・・と思うだけです・・

帰路は内陸に入ってサンル川上流へ。素晴らしくキレイな明るい渓流でいいポイントを発見!しかしチビトラウト2匹しか生体反応がありませんでした。

これが原因だろうな・・巨大な新しいダムが現れました。湖面にはまだ腐りきっていない立ち木がいっぱい。こういうものを撤去する時代が日本にいつ来るのでしょうか・・解体も莫大な公共事業なのだから進めればいいのに。

しかし下川町にはスキージャンプのレジェンドがいてジャンプ台があります。

そして世界旅行の大先輩で、画家でもある栗岩さんのやっているモレーナのカレー。M名人いわく、「辛みはそれほど感じないのに汗が出るスパイスの効いたカレー」古いながらもすべてに人生を感じる店内と、今までの旅の記録を出版し、また原稿も書き続けている栗岩さんには経験という凄さを感じます。

チャイを飲んで出発。岩尾内湖でチビアメマス、ウグイで少し遊び旅は帰結。毎日温泉に入りあまりガツガツしない「釣りもする道北旅行」。例年とちょっと違う旅ができました。この夏はあまり高温や渇水にならず秋にはイトウ釣りができることになるよう願っています。

 

 

 

 

 

太平洋へ

釣り竿とカメラと双眼鏡と長靴を積んで太平洋側へ。行ってみたい沼とあちこちの川の下流の偵察、そしてラッコが見たくなったのです。途中、風連湖の砂嘴の先端、湖口へ行ってみました。

テトラに乗って河口を見ると第一級のポイント!イトウでも釣れそうな雰囲気だったけど季節的にたぶん半端なのでしょう。雪代で濁りもあって魚っ気はありませんでした。違う季節にまた来たいところです。

浜中町を過ぎ車の全く通らない絶景ロードの先に太平洋が突然出てきました。これぞ北海道!

北太平洋シーサイドラインを走り恵茶人沼へ。難解地名で「えさひと」と読むそうです。名前の由来はアイヌ語「エサシ」「エサウシ」山が海岸にせり出ているところ、
らしい。すごくきれいに見えるけど漁網のゴミが壮絶・・沼は浅くて魚っ気は無かったけど・・

クロガモの群れがにぎやかでした。なんか楽しそう。

久しぶりに霧多布岬へ。先端に松浦武四郎の文が書いてあったけどなんだかよくわかりません。ラッコはどこだ?

しばらく探すと「いた!」・・?双眼鏡で見てみるとアザラシでした。結局今日はraラッコはお留守のよう。

再び北上。何度も鹿の群れにぶつかりそうになりました。注意!!

竿を出してみたかった風連川下流。国道下だけあって人も多く、魚もたまにジャンプしています・(ボラか?・・)ルアーで何度かのアタリのあと45センチぐらいのアメマスがヒットしたものの足下でサヨナラ・・フライに換えて流すもアタリ無し。まあいることはわかったから良しとしましょう。今日は1日風景と自然を楽しみつつ、釣りのほうも行ったことのないところにしたため新鮮でした。湿原河川の釣り方はまだよくわからないけど謎を解くようにまたチャレンジしたいとおもいます。

 

 

 

 

 

 

北海道の釣り 野付半島編

昼前から野付半島へ。ここは斜里から標津へ向かう国道244号の川北温泉入口付近。これだけの雪が積もったのは珍しいことで先日の猛吹雪の爪痕です。

この先に速度自動取り締まり機があるとはいえ、いつ来ても素晴らしい爽快ロード。たしか35年ぐらい前にTZR250でかっ飛ばしたことをいつも思い出します。

野付半島に入ると流氷がまばらに来ていました。水の中の青さがとてもキレイで後ろの国後島側には流氷がビッシリ接岸しているようです。

道路端の家屋の脇にいたタンチョウヅル。この半島には少数がいます。

知床半島や国後島が見渡せる駐車場にはホタテが・・北海道らしいでしょ。

広大な氷平線と野生動物たちと絶景。その好きな場所に穴を開けて釣りを楽しみます。後ろの山は斜里岳と周辺の山々。ウチからみるのと大違いでどこがピークかわかりづらい連なった山容です。

適当に穴を開けてエサも付けずにサビキ針で誘いをかけると水深1メートルという浅さながらも2時間ほど入れ食い!穴の下で食いつくのが見えてホント面白い。今日は暖かいのでテントも張らずに楽しみました。氷の状態からするとそろそ氷が割れてだれか落ちて終わりでしょう。でもやっぱり外はいい!日焼けしたけど・・

オジロワシが釣り人のおこぼれを狙っています。まずはカラスがやってくるけど。

午後2時からピタッと釣れなくなったので釣りは終了し、野付半島ネイチャーセンター隣の津波避難タワーへ。国後島を見てみるとビッシリ来ている流氷の中を観光船?が走っていました。大丈夫なのかな・・?

いつも野付半島に何団体かいるオスの集団。男子校みたいでなんか汗臭そう・・?知床ではオスの群れはあまりみません。ここはモテない男の集まるところなのか・・

今日の収穫はチカおよそ100匹。最大は23センチ!これは今までの大物記録でしょう。1時間ほどかけてすべてさばいて、みりん干し用の調味液に漬け込みました。ふらっと釣り道具を持って行ってきたけど野付半島はやはり素晴らしいところです。

休日です

先日、知床半島方面の空に赤い虹がでました。これも不安定な天候が作る一瞬の造形。

今日から6日間ほど休館。久しぶりに大雪山に行こうとしたけど山の上は天気が悪い予報なので延期しました。そして夕方、食材調達のための出漁。今年のカラフトマスは極端に少ない魚影で実は木曜日にボウズ食らっています・・そのため今日は帰り間際に連続ゲットできてホッと一安心。オスの大物ですがさすがに少しセッパリになってきました。切り身として宿の料理に使えるのはこのぐらいまでかな・・

日没も日に日に早くなってきています。この時は18時。天に続く道はすっかり有名になり車やバイクがひっきりなしに通っていました。さて明日はどうしようかな・・

花の季節

昨日のショートツーリングがとても気持ち良かったので今日は小清水原生花園へ。気温も25℃とちょうどバイク日和。裏道をぬうように走り原生花園に着くとやはり北海道の風景、馬と斜里岳。

エゾスカシユリも最盛期といった感じでとても綺麗ですが、今年は咲いている範囲が少なく、駅周辺だけでした。これも笹枯れと同じくたぶん雪が少なくて冬を越せない植物がいたのでしょう。でも線路の脇の斜面がこんな花畑なのはさすがです。

色が綺麗なのにシャンとした花がなかなかないハマナス。いい香りなのにトゲトゲ注意。

エゾキスゲはもう数日後が最盛期のよう。

道路の湖側にはヒオウギアヤメが紫に咲き誇っています。

帰路、小清水の裏道の畑の隅で見つけた看板。明治時代に釧路~北見間の道路として標茶にあった監獄の囚人たちを使って開通させたらしい。この下の真っすぐの道路のことかな・・?

その大変な労力をかけて作られたであろう、爽快ロード。今は気持ちのいい道として利用させていただいています。先人に感謝。

 

ベストマッチ=バイク+北海道

ようやくライダー復活!8カ月乗らなかったのにセル一発で始動!この完成度と耐久性の高さにには驚きです。

22℃の快適気温と快晴の知床。(真ん中の樹木のあたりに我が家)これが北海道の6月。最高のツーリング日和です。

海に続く清里ストレートロード。NHKアナウンサーの瀬田ちゅうさんは「宙(そら)の道」と名前を付けてくれました。

さくらの滝のジャンプも最盛期へ。この春に水の落ちる部分がかなり崩れて助走のところに岩でもあるのか流れの太いいい場所になかなか飛べません。滝越えの難易度は上がったかも・・ちょっと心配。

我が家の裏の方の爽快ロード。バイクに乗るとやはり自分の原点を思い出します。それにやっぱり開放感と乗っている乗車感と操作感が最高!今はちょっとバイクバブルのようですが、こんなに楽しく爽快で思い出をどんどん作ってくれるバイクにみんな乗ったらいいのに・・メーカーさんもあんなに高くちゃスマホ世代の若者には買えないからもっとシンプルでかっこよくリーズナブルなものも出してくださいね。

 

道北イトウ釣行2021初夏

10日ほど前、大宴会を開いているイトウを前にほぼ敗北した悔しさから再び300キロ先の猿払を目指しました。そしてまた来ちゃったよ・・のエサヌカ線。猿払までの一般道の300キロは信号も少なく、しかし取り締まりも結構やっていることもあり安全運転で走って5~6時間。景色も最高で気持ちのいいドライブです。北海道の地方の道はホント疲れません。(眠くはなる・・)

今日も道路が逃げ水で無くなって見えます。向うから浮くように近づいてくる対向車。

猿払川にはよく白骨化したエゾシカが沈んでいます。ぬかるむ泥底から抜けられなくなったのか老衰か・・生き物と水と大地の輪廻でしょう。それにしても川にはイトウの姿がかなり減ったと感じます。(データー的には数は減っていないらしい)。2年ぐらい前からエサの小魚やエビの姿もめっきり少なくなりそれに伴ってのことだと思うけど、その原因が人為的なものでないことを願います。

海では釣れるようになったと聞いているのでエサの小魚を探しに海に下るイトウの割合が増えたのではないかと・・河口や海も偵察。ホタテの町というだけあって猿払村の砂浜はホタテをはじめ貝殻でいっぱいです。

2日間の釣行も終盤。迎えてくれたのは野生化したミンクとウグイ君。無心と疲労のあきらめモードで海に向かって、もらった拾い物のルアーを投げていると・・

いきなり釣れました!!久しぶりの大物92センチ。河口の防波堤から釣ったので足場も高く、高波とテトラに走られてダメかとおもったけど、ちょっと強引になんとかいなし、たまたま買って持ってきた磯用の長いたも網(持ってきてホントによかった!)で波の合間を見計らってネットイン。掬って足下に上げた瞬間に”バキッ”と網の柄が折れました。横にすると折れることはわかっていたので慎重に縦に引き上げたけど魚の重さには耐えられなかったよう。初めて掬った一匹のイトウで折れるなんて「あ~あ」という気持ちもあるけどそれより「イトウはやっぱすげえ!」と思いました。(一張羅の竿(モアザン)が折れなくて良かった・・)次は人間を掬っても折れないような網を作るかな・・

まもなく夕暮れ。真っ赤な夕焼けの手前に新しく設置された中型の風車郡が道北らしい。・・防波堤から全力でイトウを持って浜に走ったので胸は苦しく足もつりそうだったけどこの一匹ですべてが報われました。(そのあと2回、足もとの波打ち際で中型がアタックしてきたけどフッキングに至らず)今回も海と川を行ったり来たりするイトウの釣り方もなんとなくわかってきたし野生動物ってやっぱりアナログなんだな、と再認識しました。秋も楽しもう!

 

 

道北イトウ釣行2021春

道北といえばこの道、猿払村 村道エサヌカ線。道の向うが逃げ水で消えているほど直線で平ら。ここまで280キロ。快適な一般道で5時間ほどですが、やっと着いたな、と旅情が出てきます。

エサヌカ線のどこかにいるエゾ鹿。牧草地のご馳走をたっぷり食べて美味しそうです。

暑かったので窓を少し開けて釣りをして昼に戻ると車の内外に黄色い細かい粒子が・・どうりで鼻水と目がかゆいはずだ・・(主にシラカバの花粉)

いつもの猿払川下流の周りの風車が増えていました。脱炭素化の流れはここでも顕著です。

今回は50センチ代が2.5匹。一匹は海の砂浜で上げる時に外れちゃったので.5としました。また釣れないボクの横で爆釣している凄腕がいたり、海の釣りがだいぶわかってきたりと楽しい釣行でした。遠いけどまた行こうかな・・

 

 

知床は春?

天に続く道の海方向。流氷に続く道と言っていますが(ボクが勝手に)ここ数日の暖気と強い南風で流氷はまばら。気温も5℃もあり?、もう春なの?

エゾシカファームではオス鹿が命を落とし、無駄なく他の動物たちの栄養となっていました。

その上ではおよそ20羽ほどのワシたちがカラスの集団を恨めしそうに上から眺めています。

今日のツアーは開拓者コースを歩きました。数年ぶりだったのでコースが変わっていて、月日を感じました。

そのコースは良い方に変わっていて眺めの良い丘の上へも正式に行けるようになっていました。素晴らしい!

ハート形に抜けた流氷。よく見ると自然の4面白い造形の発見があります。

今日の流氷は手前に流れている氷、沖合に帯状残っている氷と、だいたいこんな感じでした。また北風で来てくれればうれしいです。

 

初心にかえるツーリング

暑い!今日は33℃。すっかり北海道人になってしまった体にはこたえるけどこんな日はバイクで走ろう!さくらの滝へ行くと・・まだ飛んでいました!例年なら終わっているころなのに今年は猛暑のせいか減水のせいかわからないけど、まだ頑張っているサクラマスが!あと数日は見られるかも。

鹿の飛び出しに少しビビりながら125ccのXLRが悲鳴を上げない程度の速度で裏摩周から開陽台へ。ここも車通りも少なく最高に気持ちのいい道路。そして乗るたびにわかるホンダの4サイクルバイクの優秀さ。壊れない、よく回る、燃費もいい・・

養老牛温泉に向かう道々505号。牛とのソーシャルディスタンスも充分な広大さ。

冬に歩いている北根室ランチウェイのコースも今は本来の牧場。一面緑です。

この辺はやはり初心に帰れる道々150号。これだよ!北海道!

開陽台ではXLRの利点を生かして裏のキャンプスペースまで狭いダードを登ってみました。ちょっといつもと違う風景と優越感と。

停まっていたバイクは10台ほど。遠方からの方が多く、バイクもお腹も立派な方ばかり・・?でも古いバイクは年々少なくなっています。たぶん大事に仕舞っているのでしょう。

北19号はやっぱりライダーの道。

帰路、国道244号を標津方面から斜里岳方面へ。振り向くと海へ向かう真っ平真っすぐな直線。タイヤは真ん中しか減らないけど北海道を実感しました。やはり道東は広い!!