外が好き

家の中にいると血行が悪くなるのかどうも不調です。宿のメンテナンスや事務仕事などやることは限りなくありますが、やはりボクには外での肉体労働が向いているよう。今日はワカサギ釣りの道具の片付けや物置の整理、釣った魚の加工、そして来シーズンのための薪の整理。何年か前に動画を参考に作った薪小屋ですが強度が無く、すでにあちこち壊れたり外れたり・・いずれは直すとしてまずは雪の中に埋もれていて伐採し、玉切りだけしてあるシラカバを割って置くスペースの確保のため薪を移動。先れ先出しも大変です。

ときおり吹雪の中、30分ぐらいかけて除雪し掘り出せた細い枝だけ薪小屋へ一輪車で運びました。

夕方は斜里川へ。今季初のアメマス狙いですが、雪が深くたまたま持ってきたスノーシューが役にたちました。枝の間からあちこち投げるもボウズ・・でもやはり外は気持ちいい!釣れなかったけどリバーサイドウォークができてこんな釣りもいいものです。

孤島より回復!

朝、前の道道を担当する北海道の除雪車とウチの除雪をやってくれるスーパーマンSさんも来てくれてついに陸の孤島から解放。連泊していてほとんどどこにも行けなかったEさん夫妻も空港へ向けて出発できました。除雪車にもいろいろあるけどブロアというロータリー車の次に強いのがこのVバネという重機。これで吹き溜まりを突き破ってきてくれました。

しかし風で硬く締まった人の背丈ほどある積雪で重機も見えなくなるほど。突き破るのはかなりの苦労でタイヤが何度も空転。表層の雪をまず引っ張ってどかしたり、勢いよく突っ込んだりとなかなかの技術を見せてくれました。しかしJRもまだ明日もほとんど止まっているのでお客さんも来られず開店休業に近い状況。コロナに暴風雪にと受難の年は続きますが、来られなかった方もきっと次回は来てくれると思うので気楽に質素な田舎暮らしを楽しみたいと思います。

陸の孤島 丸2日

客室の暖房が消える!ということで外の排気口を見たらやはり・・猛吹雪ですっかり凍り付いていました。叩いたり解かしたり。

丸一日半の暴風雪は収まったものの吹き溜まりが壮絶で、スノーシューを履かないと歩けない状態です。

宿の前の道は・・ガードレールより高いところまで雪で埋まっていてもうどこが道路かわからない状況。でも除雪は待てど暮らせどやってきません。連泊していてどこにも行けないお客さん以外は全く宿には来れずにすべてキャンセル・・(大泣)

背丈ぐらいの吹き溜まりが縞々に道路に積もっています。さすがにここまでの吹き溜まりは20年以上住んでいて新記録!

夜も雪が降ってきて吹き溜まりと吹き溜まりの間の道路も埋まっていきました。もうここまで来ると雪の芸術の世界。しかしお客さんも自分たちも身動きが取れないのではやく除雪してほしいです。

 

VS オコジョ

丸一日みりん干しの漬け汁に漬けておいた一昨日釣ってきたチカ・キュウリウオを干しました。昨年までは夜中に何度も網が食い破られ、魚もかじられて台無しになったので今年は寝る前に玄関内に仕舞っていました。しかし玄関内に干物の匂いがこもるので今日からは外に出しっぱなしにすることに。さてキツネやオコジョなどの連続器物損壊窃盗犯は現れるか・・

今回はネズミ捕りにサケの身をセット。昨年はワカサギをセットしたのに見事に網の中のサケを主にかじられたので今度こそとっ捕まえてやるつもりです。しかし先にネズミが入ったりキツネが2mぐらいジャンプしたならやられます。来年は金属の網で干し箱を作る予定ですが、それまでなんとかやられないでほしいです。今度は負けたくない!

久しぶりの積雪量

昨年、一昨年と雪がとても少なかったけど今年はようやく例年通りの積雪となっています。今日はひさしぶりに日が射し雪も止んだので午前中はずっと雪かき。除雪や運転は疲れるけどスノーシューツアーの行き先はどこも充分に積もったでしょう。宿の細かいメンテナンスも毎日徐々にやっているけど、施設維持のためには終わりのない仕事ですね。

電柱バキバキ

昨日の夜中から今朝9時ぐらいまで暴風雪と東からの爆風!気温が0℃と高かったので重~く湿った雪が窓や外壁、樹木にビッシリついています。そして朝一で付けるストーブのスイッチを押すと・・停電・・この湿雪と爆風じゃどこかの電線も切れるよな、と復旧を待ちます・待ちます・・天候は急速に回復して一安心。でも北海道の家の暖房は灯油でも電気も必要なものがほとんどなので停電で家の中で凍死する人もいるのです。

朝6時半からの停電が昼になっても復旧しません。結局今日は一日中除雪していました。雪、重かったなぁ~

ネットで調べたり、夕方やっと電話のつながった北海道電力に聞くと隣の地区で電柱が折れているとのこと。復旧予定も未定・・それじゃ冷凍庫のものとか大工仕事とか先が読めないので状況を見に行くと!電柱が10本以上バッキバキに折れて電線や電話線が散乱しています。これは時間かかりそう・・

ヘッドライト、ろうそく、ランタンを用意し薪ストーブを着けました。これでとりあえず人間は大丈夫。早く復旧してもらわないと冷凍庫の食材が・・まあキツネやテン、オコジョ、カラスに注意して外に出せばいいんだけどね・・そしてようやく19時半、仮復旧しました。13時間の停電。前回の地震による24時間の停電よりはマシだったけど、やはり送電してもらう電気依存は高リスクだと再認識。たまにこういうことがあると将来のこと、考えますね。

荒天予報

一昨日の天気予報から明日はひどい暴風雪になる、というニュ盛んに流れています。でも今日の昼過ぎまでは風もなく穏やかな晴天。ただ気温が0℃ととても高いのが怪しい兆し。今日のうちに外に出る用事を済ませ、室内でもできる魚の加工や床の塗装など室の段取りを進めます。

午後3時。斜里岳は南からの雲に隠れ暖かく湿った風が吹いてきました。

午後4時ごろ、斜里に抜ける町道は”いちおう”通行止めに。この道路は風雪が強くなると地形的にすぐに吹き溜まりができ2WDの車はよく立ち往生していたので(特に昔のFFのプリウス)、明日はひどく荒れるという予報の場合は前もって道路を締めるのです。動けなくなった車の人は目の前のウチに皆、助けを求めてきて暴風雪の中、救出が大変だったので早いうちに道路止めてくれ、と道路管理者にお願いしたのです。(一日3回救助したことあり)さて今は午後11時、気温0℃、湿った雪のそこそこの吹雪になってきました。明日は最大瞬間風速が30メートルになるとか・・周りに何もないここでは風だけはいやなものです。

連日の吹雪

昨日、今日と北西の強風が吹き荒れていて吹雪、地吹雪の波状攻撃を食らっています。宿から斜里方面に向かう道は”基本的”に通行止めで左側だけゲート設置しています。しかしそこは自己判断、自己責任の北海道人。「このぐらいならなんとかなるべ」という顔で何台も入っていきます。たしかに道路を半分ぐらい吹き溜まりがふさいでいてボケッと運転していると突っ込んで出られなくなりますが皆さん慣れたもの。こういう「一応通行止めにするけど、自宅に帰るとか、もしどうしても行くなら自己責任でね・」的な規制、好きです。

愛着15年

15年以上愛用したコロンビアのジャケット。前半は釣りと外着として、後半は冬の大工仕事や土木作業、除雪にとヘビーに使い、元の色がわからぬほど色褪せ、ペンキだらけになってもしばらく使っていましたがファスナーも不調となり、落ちない汚れもひどくなったのでついに廃棄することにしました。少しゆったりめで薄いわりに暖かくボクの体型に珍しくマッチしていた愛用品。近年はダウンのジャケットが多くなってきたけど頻繁に洗うものはこれのように化繊の中綿で裏地がすべすべして着やすいナイロンの生地のものが適していますが近年こういったモデルは少なめ。最近、登山や自然のガイドよりも釣りや建築、土木作業で外にいることが多くなってきたので着るものもパタゴニア・ノースフェイスからモンベル・コロンビアへ、そしてユニクロ、しまむらになりついにワークマンと実用性重視となってきました。でもワークマンのコスパは素晴らしい!価格は7分の1、性能は3分の2ぐらいじゃないかな・・ワークマンは東北海道には一軒も無いけど(ワークマンさん、是非ここ清里町に出店てください!お手伝いしますので・)これからはネットなどで買って利用してみようと思います。

日没までの仕事

日没が早くって・・15時半を過ぎると手元が暗くなり気温も急降下。そのため16時ごろまでで屋外の作業は終了です。朝早くからやればいいのだけど9時ごろまでは氷点下10℃以下のことも多いのでどうも外に出る気がしません。まあこんなことを言っているのは今は時間に余裕があるからでしょうか。まずは半乾きになったサケトバをさらにきれいに熟成、干し上げるための切り込み入れです。

次に宿の前のシラカバを駐車や除雪、隣の畑の農作業の邪魔になる枝を払います。高枝切りバサミで切れない太い枝にはこのようにノコギリをひもでしっかりくくり付けて

脚立をかけて雪と氷で滑り落ちないように細心の注意で少しづつギコギコと落としていきます。それを拾って集めて細かい枝をナタで落とし薪ストーブの焚き付け用にノコギリやチェーンソーで50センチぐらいにし薪棚へ。面倒なのは歩くところ、運ぶための猫車を押すところ、そして枝や丸太に積もってしまった雪を毎回除雪することからら始めるところ。あ~積もる前にやっておけばよかった・・足の先の感覚が無くなってきたとおもったら氷点下10℃。今日は終わりだ。