広大な湖面で遊ぶ

毎冬恒例の女満別湖でのワカサギ釣り。湖の正式名称は網走湖ですが女満別の人は地元なので女満別湖と言うようで地元LOVE、いいですね!朝は冷えこんで氷点下15℃ほどでしたが人力のドリルで穴をあけるとたちまち汗をかきます。この穴あけはけっこう難しく特に氷が硬いとなかなかドリルの先が入っていきません。苦戦するK氏。

今回も一投目から入れ食いだ!・・と思ったらなかなか釣れません。やっとでかいのが来たかな?とおもったらウグイ君2連発・・今日のこの場所(沖合いの3メートルぐらいの深場)ではワカサギは少ない様子。1時間かけて穴あけ、テント張りまで完璧にやったのに癪だけど移動しました。

監視員のようなワシたち。おこぼれを待っています。

もしかして浅場にいるかも!?と直感して再び汗をかきつつ穴をあけ試し釣りをすると一投目から入れ食い!当たりました。浅いところにいる理由がわかればもう一段釣れるようになるのだけど・・昨年同時期は深いところにいたのでわかりません・・カレイもいっぱいいます。

再びテントを張り腰を据えて釣り始めます。名人はテント横で一服中。

釣りあげて生かしておくとフンを出すので少しでも美味しく食べるために出させます。密になると皆同じ方を向いていてこっちを見ているよう・・なんか怖い・・

何百匹釣ったか数えていませんが満足。撤収した釣り人のテントの跡にたくさんのオジロワシが集まっています。

日没時、サンピラーが出ていました。

今日は魚たちを干します。干物屋風景画となっています。

 

スノーシューを履いて湖に

雪で車で入れなくなった湖のいつもの場所へスノーシューを履き1時間ほど歩いて行ってきました。やはりどこも鹿だらけで近づく前に警戒音を発して逃げていきます。どこも鹿道だらけ。一見人間も歩きやすそうだけど実際は狭く凸凹で硬くフンだらけで気持ちよく歩けません。しかしスノーシューツアーに向けたトレーニングでもあるので汗をかきつつバランスをとりながら頑張って歩行。雪が無いときは車では10分もかからないぐらいなのに歩くと結構大変。車って凄い・・

湖岸の樹々は霧氷でとてもキレイ!被写体だらけです。湖岸も氷結し始めていてあと3日遅かったら釣りはできなかったかも。浅いところから凍るので魚が多くいる(と思われる)深場はまだ凍っていなくて釣りはほぼできました。

11時の時点で氷点下9℃。現地について薄着でクールダウンするとすぐに冷えてきます。13時ごろは氷点下3℃で風も弱く日差しもあり寒くはなかったです。

背負ってきた重いウェダーを履き、1投目でアタリがあり2投目と4投目で50cmほどのグッドコンディションのアメマス連発!ここまで来た甲斐がありました。そしてさすが冷水性の魚、水は0℃近いのによく引きました。

荷物はすべてこんな感じで木の少し高いところに吊るしておきます。キツネのやつがマーキングするのです・・・

湖岸にはマリモが打ち上げられていました。この湖でもたまに見かけます。

後ろの森で鹿はカサカサ動き、オジロワシはキャッキャッキャッキャと叫んでオオアカゲラはガンガン木を叩いて虫をほじっていて水辺はハクチョウの声で賑やか。車も人もほとんど来なくなった森と湖で動物たちはのびやかに生活しているようです。

500メートルぐらい歩きながら釣りをしたけど釣れたのは2か所だけ。でも今日の魚は皆45~50cmと大きく太っていて銀ピカ。年末の魚たちとは違うし群れもあまり移動していない感じでした。

3時に終了、また1時間歩いて暗くなりはじめたころに車に戻りました。釣果は良い型のアメマス6匹。バラさなければ10匹ぐらいは釣れていたはず。まだまだだな・・そしてさすがにアメマス釣りは終了(今度こそ本当・・)。これから氷上釣りで食べる魚を釣りまくり。湖は氷が解ける4月から楽しみたいと思います。

 

 

 

斜里岳絶景

先日釣ってきたキュウリウオとチカをみりん干しにするため一晩漬けこみました。うまく漬かっています。

冷えた魚を並べていると軍手+ビニール手袋でもかじかみます。これが美味さに変わるので頑張らねば!

夕方は斜里岳が赤くなりシンと静まりかえった大地の中での絶景でした。

そんな山と夕日を見つつ焚き付け用の木っ端を鉈で割っていきます。

この景色、いつ見ても現実感が無いような感覚になります。気温はマイナス15℃。風もなく、キン!という感じです。

 

 

冬の可憐

摩周湖第一展望台。人がいないときは広大で音が吸い込まれるような静かさ。今日は風も弱く暖かな一日。

新しい展望デッキができていました。名前は”カムイテラス”とのこと・・星を見上げるための背もたれの角度とガラスで向こうが見える手すり壁はよく考えてあります。売店もドンキのような昭和ごちゃ置き風から少しデザインも良くなって垢ぬけてきました。美幌峠の道の駅も変わったしやはりデザインは大事です。

タンチョウヅルを見に行きました。個体数が回復してきて広範囲に生息させるために給餌も年々量を減らしているとのこと。うまくあちこちに分散してくれるといいですね。

音も無く飛来してくる優雅で可憐な姿にはいつも見惚れます。

帰路は屈斜路湖砂湯へハクチョウを。究極のスリップ路面に多くの鹿が飛び出してきていて、ホント「あぁ~ぶつかるわ!!」と何度か覚悟したほど。なんでわざとのように目の前に飛び出してくるのか?・・たぶんスピードと方向の認知能力が低い動物なのでしょう。

藻琴山とハクチョウたち。こちらは可憐というより健全という感じ。冬の北海道は大きな鳥がよく見られる場所。是非おいでください。

家の周りの野生たち

ウチの周りによく来るコン吉7世(勝手に命名)。彼らも野付や藻琴山周辺にいるキツネと同じキタキツネではあるものの地域差でずいぶん顔が違うようです。

我が町のオオワシ、オジロワシの集まるところへ行ってみると約30羽以上はいました。でも一番いたときで300羽ぐらいだったのでかなり減ったのか分散したのか・・

ここ数年のこの時期では一番遡上数が多いと思われるサケ。この豊穣の川にワシたちは集まってくるのです。これなら食べ放題じゃないかな・・

オオワシも斜里岳の風景を楽しいでいるかのよう。

快晴の今日の夕方、キンと冷え込んできて無音。いまでもなんか現実離れしているような感覚になります。

知床連山も赤く染まりました。よいお年をお迎えください。

 

水辺の森へ

群馬H氏、M名人、S嬢と森を抜けて川へ。結論・・まったくなにも釣れませんでした。わかったこと・・この時期のトラウトの多くは下流の湿原部のどこかに集まっていると思われる・・でした。オホーツク海側は曇りがちだったけど分水嶺を越えて太平洋側へ向かうと天気はやはり晴れ。気持ちのいい青空。ボクのスノーシューは30メートルぐらい歩いたところで後ろのベルトがブチっと切断。20年、ついに天に召されました。

湧水の川も先日の湿った雪であちこち倒木が多かったけど自然は豊かでオオウバユリの種を飛ばして植物の再生に一助。

標茶の街中を流れる釧路川の土手にはタンチョウツルの親子がたたずんでいました。タンチョウツルもそろそろ給仕場へ集結しているでしょう。冬ですね。

晴れた!

なが~いトンネルを抜けたようにやっと晴れました。日差しのおかげで日中は暖房を付けなくてもいいのでエコで快適。それにようやく外で大工仕事のための木材加工ができました。今はお客さんからは見えないリネン類や掃除道具などの階段下の収納の棚つくりや自宅の修理などをしています。それと・・

部品が届いて除雪機の修理。ボクと同じく?古いだけあってなんかあちこち具合悪いので一か所ずつよく見ていくとネジが外れていてそれにより部品がずれてハマっていないとか構造が簡単なだけあって修理方法もわかりやすいです。ただどうやったらここのネジ外れるんだよ?と、またもやホンダらしい設計には笑えます。でもとりあえず修理完了。除雪機って平らなところにキレイに30cmぐらい積もっているところならうまく飛ばせるけど硬い雪の固まりとか山になっている雪などは乗り上げちゃったり、キャタピラーがすぐに空回りしてしまったりとか意外と雪を選びます。これからもママさんダンプは必須のようです。

 

さすがに最後の湖かな

ここ数日の大雪でいつもの場所は通行止め。もちろん林道も積雪で入れません。わかっちゃいるけどやめらない、湖の釣り。特に昨日購入したリールを使いたくてとにかく行ってみました。重く湿った雪と風であちこちで倒木。それにスリップしてレンタカーが道路から落ちていました。

車を停めて雪の中をポイントまで行進。20分ほど歩いて汗だくです。

気温は1℃で北風の強風で釣りには苦労しましたが、釣果は小さいアメマス一匹だけ。今日はリールの調子もわかったしハクチョウ見物ということでこれで今年のアメマス釣りは終了かな・・

年に一度エネルギーについて考える日・停電

来ました!今シーズン初の暴風雪。積雪は今日現在40cmぐらい。それも0℃前後で暖かく湿った重~い雪。あまりの重さに大汗かきながら除雪していると、直径10センチぐらいの雪の筒になった電線や光ケーブルより雪が落ち「びぃぃ~ん」と弓矢のような音がしてきます。これはどこか切れて停電になるな・・と思っていたら案の定、昼の11時ごろに切れました・・こちらでは停電=暖房無し=死というパターンもあるので停電情報や避難所開設などの町の緊急メールが頻繁に入ってきます。携帯も無い、あるいは使えなくなった高齢者の家は役場の人たちが状況を見に行っている様子。昨年の電柱ズラッとバキバキ折れ停電の再来を予想しライトやらランタンの用意。水とガスが使えるのは救いです。暖房はウチは薪ストーブで対応。

netもつながらなかったのでパソコンのほうにメールをいただいていた方、返信遅くなりすみません。電気の無い生活はやはり生活パターンのすべてが変わります。お湯も出ないので洗い物はよく落ちないしシャワーも浴びれません。洗濯もできない、トイレの便座は氷のようで座ると飛び上がるほど冷たいし洗浄もできません。・・といっても昔に戻っただけのようですが・・今回は停電は広範囲ではなかったので携帯は4Gで見られたけど見放題契約じゃないしモバイルバッテリーが無くなると充電もできないので節約して使用。16時に暗くなるので以降はラジオ聞きながら酒を飲んでばかりでした。先住民はろうそくの火で道具を作っていたというのでボクも釣り針などを作ってみたけど暗くてうまくいきません。目が夜でも明るいことに慣れてしまっているんだな・・22時にはさっさと寝て復旧を待つことにしましたが朝目覚めてもまだ停電。清里町全地域復旧!と北海道電力のWEBで出たのに復旧してないじゃん!・・で、女将が電話をして数時間後にやっと復旧。真冬の20時間の停電は気を使いましたが何年か前の胆振地震の全道ブラックアウトと昨年の経験から焦らずにすみました。でもこの極端に電気とnetに依存の生活はやはり脆弱。インフラを攻撃するどこかの国はこれを狙っているのか!というのを実感しました。ヤバイね。

極寒の釣り

朝晩は氷点下10℃以下の日も多くなってきました。雪は根雪かな?というぐらいの積雪3センチほどです。まだドカ雪は来ていません。

土日は片付けや月曜大工をしっかりやって空いている平日に釣りへ。もっとも週末に混んでいる、といっても湖岸500メートルに2人ぐらいずつですが・・

寒いので歩いて釣りしての来り返しでまずは銀ピカ40cmほどのニジマスがきました。引きの強さと近くまで寄せてくると水中がギラギラ光るのでニジマスがサクラマスだとわかります。

午後から知床K氏がなぜかキツネ2匹とともにやってきました。このキツネたち、湖岸でエゾシカを追い回し逃げる鹿は湖にダイブして泳いでいったとのこと。頭上にはオジロワシも飛んでいるし北海道の野生を実感です。

場所を移動して間もなく2人でアメマスをババッと連発したのち、K氏のロッドがのされています。大物だ!!

慎重にやりとりし上げたのは50オーバーの太ったニジマス! ロッド、ライン、リールがワンキャストごとに凍り付く中、さすが大物狙いのK氏です。

今日のボクの釣果はアメマス6,ニジマス1、大満足。

夕方釣りを終えてウェダーを脱ぐとすぐにそのまま氷結・・水は比較的暖かいのですがこの時は外気温は氷点下6℃で風あり。水から上がったら早く脱がないと固く凍り付いてしまって笑えます。水はまだ氷結しそうもないので林道が雪で通れなくなるまで釣りができそうです。