日課

積雪がありました。ウチの近所は10センチほどですが、森の雪化粧は静けさを呼ぶよう。こういう日は釣れるのです。

2~3日に一度、午後から出陣する湖。ここで野生動物たちをみるのも楽しい日課。ハクチョウたちも次の暖気あたりで北へ向かいそうです。

釣り始めて30分、アタリがあり合わせるとかなり強い引き。

太ってはいなかったけどちょっと大型のアメマス58センチ。いまのところ今シーズンの最大魚。この直後、生け簀のように囲った石をクネクネと乗り越え湖へ帰還。「イワナは這って移動する」という話に納得です。

しかしこの魚の歯を触ってしまって・・なかなかの切れ味!痛えなぁ・・

上手く撮れない飛んでいるオジロワシ。昼間なのにエゾタヌキもいました。

今日は寒かった!凍り付くガイドを湖水で解かしながら竿を振ります。

42センチの弾丸ニジ。いい走りをしました。

今日はフライ・ルアー共そこそこ満足のいく釣果が得られ車に戻ると先の森に動くいくつもの大きな影。ぶつからないように帰ろうっと。

 

 

 

ルアーとフライと

5分ほど先に着いたM名人がすでにアメマスをゲット。もう釣っちゃったの・・

幸先よくしばらくするとボクにもヒット。日を追って体型が良くなり引きもパワフルに。アメマスは50センチ前後が多いけど、「この引きはニジか?」と思うぐらいです。

昨日湖一番の有名ポイントで58のニジを上げている知床K氏のアメマス53。ここのシャロ―(浅場)には主に虫を食べにきているようでフライでは数が出ますが、ルアーでは大物の比率が多いようです。

M名人の上げた銀ピカ。これは何?ニジ?ヒメ?と思ってよく見たらパーマークがうっすっらとあり口が黒い・・ヒメマス体型のサクラマスでした。

ミサゴも連日見るようになりました。狙いを定めて急降下するも「あ~逃げちゃった」という嘆きが聞こえてきそうな空振りの連発。カラスに追われるオジロワシ、後ろの森にはキツツキたち、道路にはキタキツネやエゾシカと自然も一級のここは理想郷です。明日も行こうかな・・

 

不安定の中の一瞬の美

一昨日は珍しく雷が少し鳴り、昨日は虹。そして今日はアラレが降り毎日不安定な天候が続いています。しかしそんな状況の時は瞬間的に素晴らしい風景が見られることがあります。

今日はアラレの後、ちょっと強い日差しが射すと大地全体から蒸気が沸き上がりました。そのモヤが畑を走っています。幻想的な美しさにすぐに外に飛び出て撮影。しばし見惚れて「やっぱり北海道って素晴らしい!」と再認識したのでした。

茶色の世界

まだ窓から見えるオホーツク海には流氷がビッシリ。3月下旬では珍しいことです。今のこちらの気候は極端で昼間でも2~3℃の今日のような日もあれば15℃ぐらいまで上がるときもあり服装も難しいところ。畑の雪は8割がた解け土色の風景が広がっています。まだこれから1ヶ月ほど土色の季節が続きますが葉っぱの出るころには世の中も平穏になってほしいものです。

めげない勝利

日曜日なのに天気もいいので湖へ。水はとても冷たく氷もときおり流れてくるなか、M名人をバックに大ウグイをゲット・・これはアメマスも来るかな・・

有名ポイントだけあってズラッと並んでいます。この周辺だけで約9人。

氷が流れてきました。これも流氷か・その上にはハクセキレイが昆虫を探しています。で、結局見ている中では誰も一匹も釣れていませんでした。ボクもウグイ一匹だけ。寒いし釣れないしもうしばらく来るのは止めよう・・

と思ったけど・・どうも丸坊主が悔しくて今日も行ってしまったのです。沖まで入ってルアーで遠投しても全く釣れず、フライに換えて足元から5メートル先の昨日、皆さんが立っていたところにインジケーターを流しているとあっさりと40センチのアメマスが・・なんでそんな近くにいるの??

藻琴山から雪がやってきました。波もそこそこ。寒いけどこういう時って釣れることが多いような・・

一生懸命遠くに投げるとまったくアタリがなく、しばらく動かず静かにしていて足元5メートル先に落とすと釣れちゃうのです。それもほぼ等間隔で20~30分に一匹。

まだ痩せてるけど50オーバーもいくつか来ました。この時期だけなのか、今日の天気や風向き、温度などの諸条件と釣り方がマッチして最高の釣りができました。で、調子に乗ってすぐに行ったらまだボウズくらうんだよなぁ~

 

春へ

天気がいいので中標津から野付半島へぐるっと一周。先日の暴風雪は太平洋側のほうが積雪が多かったようでウチの周辺より雪が残っていました。野付半島から見た知床連山はかなり横長に大きく見えます。

国後島は暖気で少し霞がかかり爺々岳は見えなかったものの羅臼山はくっきり。早く行ってみたいなぁ・・

キツネが何匹もウロウロとしていました。逃げません。たぶんエサを与えられたことがあるのか・・

オオワシの姿は急に見られなくなってきたけど、白鳥やカモ類はまだかなりいました。野付湾側の海氷も半分ぐらい解けてきた感じ。トドワラはさらに少なくなったよう。この浅い海には北海シマエビがいっぱいいるんだろうな・・

国道244をオホーツク海側の我が家へ向かう。いつ通っても”THE北海道”の爽快ロード。左の白い山は先日登った斜里岳。山もこれから急に雪解けが進みます。

良い気になっていると

昨日朝で冬の営業が終わり、春の陽気なのに大げさなぐらい厚着をして湖へ。先日の釣果の様子だとまた釣れるだろう、などと高をくくっていたらアタリすらありません。上空のミサゴもオジロワシもトンビも水面近くには降りて来ず、にぎやかなのは白鳥とキツツキだけ。昼から夕方までM名人とねばりましたが結局ボウズ。人に優しい天候のときは魚には厳しいようです。

帰りの道路沿いはエゾシカ天国。道いっぱいに群れがいたり、わざと車に体当たりしに来るんじゃないかというぐらい目の前に飛び出してきたりと油断なりません。これから森に草が生えてくるまでは道路わきの草を食べに出てくることが特に多いのでご注意を。

 

斜里岳の風景

快晴!ツアー最終日の今日は、ちょっとハードな東斜里岳直下のルイベピークへ。目指す山が見えるのはテンション上がります。

おじいさんのヒゲのようなサルオガぜ。湿潤と冷涼と清涼を感じる共生植物。

出窓のように開いた樹木の洞。クマゲラの食痕や立ち枯れの樹木を見ながら・・

ひたすら緩い登りを2時間歩きます。

高い樹木が突如途切れてハイマツと低いダケカンバ帯へ。一気に視界が開けます。

急な斜面を気を付けて登り切り目標のルイベピーク着。ここまで来たなら東斜里岳直下の急斜面下まで行ってみます。

国後島の羅臼山に流氷が押し寄せていました。

山頂の上にはオジロワシが輪をかいて滑空中。ウサギを探しているのか?

 

今日の終点。太陽が暖かく、風も無く快適な稜線。Uさんはカップ麺を美味しそうに食べています。

野付半島に流氷のオホーツク海を見渡す大パノラマ。ホント素晴らしい!後ろ髪引かれるような思いで現実の下界へ向かいます。

腰掛にちょうどいいダケカンバ。

ダケカンバの上に2カ所、トドマツが生えていました。倒れているのではありません。渾身の一枚を撮影中のUさん。

ゴール地点から見た登ってきた山。あそこまで登ったんだ、自分の足も大したもんだと褒めてあげねば。

今シーズンもいいスノーシューツアーが出来ました。また次のシーズンも「オホーツクの絶景と自然」を楽しみながらご案内していきます。そしてまたGWからのロッジ風景画もよろしくお願いいたします。

 

 

藻琴山スノーシューツアー最終日

ここ数日、最初は青空、次に黒い雲で暗くなって小雪そして晴れの天気が続いています。今回は小清水キャンプ場の右側の稜線と道路が交わるところ、ここより1キロほど下から入山。

最初から山頂直下まで長~い尾根歩き。流氷もまだ知床方面はビッシリあります。

いつもと反対周りの風景の中をあの一番上のさらにちょっと上の山頂を目指します。雪はガチガチで軽アイゼン装着。

「ウギャ!」という声で振り向くと東京のUさんが雪を踏み抜き抜けられなくてジタバタしています。まずは撮影。

山頂直下の鞍部は完全に土が出ていました。

山頂。結局登りは軽アイゼンで登りました。下りはスノーシューを装着。ちょっと重いけど安定感と安心感があります。

昨日のように湖に浸かっていると氷結した部分もほとんど見えませんが上から見ると・・西側3分の1と東側の一部はまだ厚い氷の下です。

前回とは稜線の雪庇の形がかなり変わりました。2メートルぐらい広くなった感じ。

最後はハイマツ帯に入る手前でキャンプ場側へ一気下り。新雪なら走れるけどこれだけのガチガチ雪の場合はゆっくり膝を痛くしながら降りるしかありません。今回はキャンプ場側から急斜面を登らずに山頂まで行くルートをとりましたがちょっと長くてしかし景色もいいコースでした。体力のある方にはおすすめです。

 

 

早くもゲット!

明日からのツアーに備えて藻琴山へ下見。暖気が来てから登っていなかったのですが来てよかった!雪の状態が一変・・いつものハイランド小清水分岐点からの登りは雪がかなり解けていてハイマツこぎになりそうで止め、キャンプ場側を調査。雪面はどこもオールクラストしておりカチカチに。試しに片側だけスノーシューで歩いてみたけどつぼ足側もほとんどもぐりません。スノーシューもアイゼン部分を突き刺す感じです。明日以降の寒いときに登る方は軽アイゼンぐらいはあった方がいいかも・・

展望台から屈斜路湖を望むと5分の4ぐらいすでに氷が無い!これは
行くしかありません。

昨年より1ヶ月早い釣り開始。こんな寒い日に誰もいないだろう・・と思っていたらいました(笑)知床のガイドE氏。さすが元釣具屋さんの釣狂、ちょっとしたらさっそくヒット。

短い時間に50弱のアメマスを2つゲット。見事です!

寒い!ロッドのガイドは凍り付き指がかじかみます。おまけに山の装備に気を取られて釣りの装備がおろそかに・・ズボンとタイツは薄手、ジャケットとネットまで忘れて、ロッドもラインと違う番手のものを持ってきちゃったのです・・アホか・・

芯から冷え切り我慢の限界・・といったときに釣れました!!超嬉しい初物。体型が回復途中にある53センチのアメマス。お腹の出っ張りは沖で食べたワカサギか、ウグイか、ハゼ系の魚か・・で、寒さに負け撤退。でも大満足。

帰路、とにかく温めねば!と川湯の足湯へ。強酸性の硫黄の温泉はホントよく暖まりました。次回からは大げさなぐらい完全な装備で通うぞ~!