
オホーツクの冬のピークである今、毎日のようにスノーシューツアーで出かけています。なかなかブログも更新できませんがその一部をご紹介。
まず地元エトンビ山へ登りました。これはもう軽登山ではなく普通の登山。しかし強者女子3名は軽々と登って行きます。
ここまで3時間の登り。稜線に出ると斜里岳、知床、流氷のオホーツクが一望。疲れも忘れる最高の眺め。
地元清里町の山 エトンビ山。新雪のラッセルで辛そうだなぁ・・とおもいつつ行ってきました。

除雪最終地点に車をとめて道路を30分登ります。目をつむって歩いてみたらひどい千鳥足だわ・・ここは清里ストレートロード起点。さすがの風景。
森の中、たまにしかやらない自分写し。だってラッセル+登りが辛くって、きつくって・・

3つほどピークを超えて最後はこんな角度の斜面。雪崩に気をつけてスノーシューをうまく使わないと歩きづらい・・・

知床に流氷が押し寄せています。・・で、見晴らしのいいところに出ると・・なんで曇ってくるんだよ!斜里岳、知床連山、摩周岳なんか見えてたのに・・

一気に下って道へ。自分の足は長いんだなぁ~夕方のマジック!?

ザックに入れておいたポカリスエットが凍っていました。氷点下10℃。でも登りは大汗。下りはちょうどいい。着いてじっとしていたら極寒に気が付きました。
やはり家の窓から見える山に登るのはいいものです。
スノーシューツアーの下見を兼ねて根北峠から斜里岳へ向かう稜線を目指して行ってみました。

目指すのはたぶん左下のピーク。山頂までは時間的に行けないのでとにかく大展望のきく稜線を目指しました。

ひたすらエゾマツ、トドマツ、ダケカンバの原生林を少しづつ登っていきます。最初はラッセルがきつくてハアハアゼエゼエの大汗・・昨年同様途中で断念か・・
と小休止すると数日前のスキーの跡を発見。これをトレースするとスノーシューの沈み具合は半分になり”行ける”と前進。
進んで休んで・・進んで休んで・・

寒冷で湿度が高くきれいな大気の場所に生息する、樹木と共生するサルオガゼ。休憩時の安らぎ。

ジャケットを脱ぎ、インナーダウンを脱ぎ、手袋と耳あてを外しハチマキをしめて2時間ほど登ると急に大きな樹木がなくなり展望が開けました。
目指すピークはこの上か!?

ピーク着。最高の達成感。南斜里岳へ続く稜線。斜里岳主峰にもよく似ていました。オホーツクの沖合には流氷もうっすらと見え自分の中の流氷初日。やはり山は素晴らしい。

来た道と帰る道。たまにハイマツやダケカンバの上にかぶっている雪を踏抜き、転びそうになりながら一気に下る。登り2時間半、下り1時間半で到着。大満足の充実感。心の中に無限にリピートする風景がまた一つ焼き付きました。
雨の高原沼の翌日、行きたかった大雪山の赤白緑コース(銀泉台~赤岳~小泉岳~白雲岳~緑岳~銀泉台)を歩いてきました。
外界に広がる雲海を眺めながら、今は亡きガイドの相棒Kと花の本を片手によく歩いたことを想い出しました。
爽やかな空気の中、一汗かきながら振り返ると遠くにウチの裏山、斜里岳をはじめ知床連山まで見渡せました。感激です。

山頂っぽくない赤岳の山頂でサンドイッチを出すと膨れています。2000メートルを超えているだけあって空気が薄い!だから疲れるんだぁ~・・と標高のせいにしたいけど、単に鍛錬が足りないのでしょう。

ここまで来ると森林限界を超えて別世界の風景、素晴らしい!これを見たかったんだ!こんな場所をしばらく歩ける至福の時。
疲れも、足の痛みも忘れています。白雲岳より旭岳を望む。360度北海道の峰々の展望です。
白雲岳の避難小屋へ。避難小屋といっても管理人のお兄さんもいる立派な建物。ちょっと古いけどしっかり作ってありました。それにこの小屋、夢のような風景の場所にあります。素晴らしい!!

緑岳に着きナキウサギの鳴き声を聞いているとエゾリスが!そしてリスの向かう先に天敵のエゾクロテンが!!エゾリスの「うぁっ!」という声が聞こえそうな驚きようは面白かったです。テンがボクに気を取られていたから逃げられてよかったね。感謝しろよっ!

高原温泉より登ってきた、たぶん双子の女性2人、昨日行った高原沼とその向こうのトムラウシを望みながら颯爽と降りていきました。この風景の中、オシャレなファッションと軽快な足取り。カッコイイ!素敵だ!

そして観光客でちょっと賑わう銀泉台着。
・・やっぱり大雪山は素晴らしかった。カムイミンタラを感じ取れた。百名山ということで皆、旭岳に登るけど、この白雲岳の周りはそれ以上に素晴らしいです。ここまでいいとは思わなかったなぁ~。是非晴れた日に登ってみてください。
(カムイミンタラ~大雪山のこと。アイヌ語で神々の遊ぶ庭の意味)