極寒の釣り

朝晩は氷点下10℃以下の日も多くなってきました。雪は根雪かな?というぐらいの積雪3センチほどです。まだドカ雪は来ていません。

土日は片付けや月曜大工をしっかりやって空いている平日に釣りへ。もっとも週末に混んでいる、といっても湖岸500メートルに2人ぐらいずつですが・・

寒いので歩いて釣りしての来り返しでまずは銀ピカ40cmほどのニジマスがきました。引きの強さと近くまで寄せてくると水中がギラギラ光るのでニジマスがサクラマスだとわかります。

午後から知床K氏がなぜかキツネ2匹とともにやってきました。このキツネたち、湖岸でエゾシカを追い回し逃げる鹿は湖にダイブして泳いでいったとのこと。頭上にはオジロワシも飛んでいるし北海道の野生を実感です。

場所を移動して間もなく2人でアメマスをババッと連発したのち、K氏のロッドがのされています。大物だ!!

慎重にやりとりし上げたのは50オーバーの太ったニジマス! ロッド、ライン、リールがワンキャストごとに凍り付く中、さすが大物狙いのK氏です。

今日のボクの釣果はアメマス6,ニジマス1、大満足。

夕方釣りを終えてウェダーを脱ぐとすぐにそのまま氷結・・水は比較的暖かいのですがこの時は外気温は氷点下6℃で風あり。水から上がったら早く脱がないと固く凍り付いてしまって笑えます。水はまだ氷結しそうもないので林道が雪で通れなくなるまで釣りができそうです。

氷結と遊ぶ

今日こそ2匹以上釣るぞ!と湖へ。清里町内の道路はテッカテカつるつるだっけど野上峠付近から雪も氷もほとんどありません。太平洋側って天気が違うと実感。湖岸に着くとすぐにキツネがやってきました。きっと何かもらったのでしょう。でもカメラを構えるとすぐに後ろ姿に・・

晴天だけど氷点下2℃、風強し。一回ルアーを投げて巻いてくると途中で竿のガイドの穴が塞がるので湖水に付けながらリールを巻きます。でもリールのガイドローラーはどんどん凍り付いてきて息を吹きかけたりなめたりしていちいち解かすのがめんどくさい・・

つらら氷が芸術的。湖岸がどこもこんななので寒いけど氷の造形は素晴らしい!でも水は春よりよほど暖かいです。この釣りの防寒のポイントはキャスティングにあまり支障のない暖かい手袋かな。

あっちこっち歩いては投げてぷりぷりの40cmほどのアメマスが4匹の釣果。これはたぶん群れでいるやつ。連続で釣れてあとはさっぱり。

夕方,3時台なのに日が沈みました。今日の釣果は満足。フライも振ったけどラインの水滴がリールを凍り付かせて不動に・・氷点下の釣りはトラブルがいろいろ起きて逆に面白いです。そろそろ湖面が結氷して林道も雪で通れなくなり、今シーズンのトラウトの釣りは終わりを迎えます。あと何回行くかな・・

 

 

今年も作ります!

今シーズンも鮭とば作りを始めました。サケも回帰数が年々急減し釣るのも難しくなっているのでサケは貴重な高級食材となりましたでも今シーズン釣っておいたのは一匹をのぞき鮭とばにするよりそのまま料理して食べたほうがいい脂ののったいい鮭ばかり。でも鮭とばの美味しさをお伝えするために加工することにしました。とばとは干物なのですが脂ののった魚を干物にするのはキレイに乾かないため難しく、保存もきっちり真空パックしないと冷凍焼けしやすいので気遣いが必要。

作り始めるのが予定より10日ほど遅かったため寒さが進んで凍るばかりでうまく乾いてくれるかちょっと心配ですが、動物に取られないように気をつけつつ天気や気温をみて干場をかえたりすればきっとおいしくなるでしょう。

そして今日は湖にも行きました。大雨、大風なのに最初は向かい風の場所で、次に風裏へとあちこち移動。よくカッパをきても濡れるような天気のときに釣りするよな・・と自分にあきれながら知床K氏と投げ続けました。まあ気温は5℃ぐらいあったから寒くはなかったけど・・

ようやく産卵後の体力回復途中の45cmほどのアメマスを釣りました。なんか野生のトラウト釣ったのは久しぶり。この時期はもっと釣れるのだけどたぶん昨晩の冷え込み(ウチ氷点下13℃だった)で湖の水が上下入れ替わって緑色になったように見えたので魚も急な環境の変化が嫌で沖の深場に避難したのかも。また何日か後に行ってみようとおもいます。

東日本食い倒れ

車で東北を走りつつ埼玉、東京へ2週間ほど行ってきました。今回は旅半分、帰省半分。まずは北海道内で行きたかった苫小牧近く白老町の国立民族共生空間ウポポイへ。壮大ないくつもの建造物と庭、再現したアイヌ民族の家など、税金をふんだんに使ったガランとした建物がずらり。展示物は数も説明も少ないしミニシアターの内容は??・・・きっとここを作るにあたっていろいろあったのでしょう。これからの作りこみに期待します。

登別の温泉宿に泊まって青函フェリーへ。4時間とはいえ禁煙なはずの客室の喫煙所のようなタバコ臭と暑さ、外海に出たとたんのどんぶらこの揺れにヘロヘロになりながら本州へ。(函館山を見ると明治維新のころを思い浮かべます)

盛岡まで走り、県庁近くの居酒屋街にあるmassという居酒屋へ。店員さんは皆若く雰囲気も明るく料理も丁寧でGood!小技がきいていてとても勉強になります。

たち(タラの白子)の天ぷら、美味かったなぁ~おかげで飲みすぎちまった・・

久しぶりに福島県猪苗代町の菜園オーベルジュ「すまいる」へ。代表の岩井君は清里町にもいたことがあり、あちこちのホテルで料理修行してきた料理人。

夕食の料理の数々も朝のおかゆも素材と調理に心血を注いだ逸品。コメ一つの炊き方にしても研究を重ねている姿勢に刺激を受けました。ファミリーやカップルの方は是非!

女将さんもボクも思い出の地である裏磐梯へ。磐梯山って幕末のころに大噴火して山体崩壊し、一面の岩と火山灰だったよう。それがたった150年でこんな森になってしまう日本の自然って凄い!

散策路の周りはそのとき転がってきた大きな岩がゴロゴロ。

五色沼の色は美瑛の青い池のような色や、

緑だったりと色の違いが面白い。

最近の道の駅はハードも凄いしソフトもなかなか。野菜や肉、魚と魅力あるご当地ものをいかに集めるかが肝心ですね。勉強になります。猪苗代にて。

白河の関の神社。義経も関係していたとかで巨大な杉とともに歴史を感じます。

復元した江戸時代の関所の中は・・なんかガランとしていました。

鴨川シーワールドのシャチの水しぶき(いろいろアップされている動画をみてください。凄いわ!)に大笑いしてから学生のときに合宿で行った御宿の月の砂漠公園へ。像が新しくなったようでした。

埼玉のAさんのガイドで東京湾のシーバス釣りへ。ビックリしたのは海の水の意外なキレイさ。そして・・

Aさんはコノシロやサッパ?をいくつかかけていましたが、その魚影の濃さが凄い!海一面が魚群でルアーが沈んでいかないほど。今の東京湾って富んだ海なんですね。

続けて江戸川河口周辺で夜釣り。東京は明かりが多くてヘッドライトがなくても河原を歩けて新鮮。キレイだったディズニーのホテル?と屋形船。シーバスは釣れなかったけど今人気のシーバス釣りというものが体験できました。次は釣るぞ!

神奈川Y氏と東京あきる野市にある管理釣り場へ。数は出ないけどじっくり待って大物を釣る、という釣り場でアルビノのニジマスも釣れました。こういう大物専門の管理釣り場も違った趣、釣り方があって楽しいものです。

復路、北上するとみるみる気温の降下と雪。慎重に慎重に。

青森まで一気に走り再び食を満喫。和食や じんすけという料理屋さんは値段も良心的で料理も素晴らしかった!青森や東北の日本酒の利き酒セットを堪能。

丁寧に作られた前沢牛のメンチカツも絶品!

三陸のカキの大きさにはビックリ!厚岸のカキの倍近くあり味も歯ごたえも違う!厚岸のマルエモンというブランドガキは三陸の稚貝を育てたもののはず。生育の環境によってこんなに違うのですね。育てている期間が違うのかな・?どちらもとても美味しいので食べ比べてみてください。

前回も前々回も臨時休業だった三内丸山遺跡にようやく行けました。ボランティアガイドさんの説明はやはり頭に入りやすい。縄文時代って1万年以上続いたらしくそれだけ完成された時代だったのでしょう。生き方として見習うべき点が多いです。今の近代って200年ももたないのでは・・

遺跡内食事処の昼食の発掘プレート。ご飯の中に貝殻が入っていたらソフトクリームをプレゼント、らしいのですが入っていなかった・・

でも食べました。縄文人は栗の木を植林し柱に使っていて実も食べていたようなので栗ソフトが看板です。美味しかったですよ。

夜、函館に着いて最後の晩餐はラッキーピエロ。愛想のいいおば様たちが丁寧にアツアツのポテトやハンバーガーを作ってくれ、出来立てを食べられるのでとても美味しい!今回はグルメに遺跡に自然に釣りにと多種満喫の旅でした。やはり旅は最高です!

 

 

 

カレイの刺身が好きなので

いいかげん釣れる釣りがしたいのとカレイの刺身が食べたくなり知床の磯へ。すっかり白くなった知床連山に向かって投げるのは最高の気分。(写真は地元のK氏)この磯は足元から10メートル以上の深さで大物が釣れるのです。

ジグで狙ったホッケはなかなか釣れずにエビなどの餌をつけて投げ、辛抱強く誘うとやっと40cmのイシガレイがきました。この大きさだと引きもなかなか。ちょっと硬めの竿でないと抜き上げるのに苦労します。

なんかやたら重~い・・なべ壊しの異名を持つ大きなカジカ。

隣の人がカジカをくれてK氏のホッケも入れた午後の釣果。思ったより苦戦したけどこんなでかくて美味しい魚が釣れるので北海道の釣りはホント面白いのです。

 

活躍してくれるか

昨日、破格で譲ってもらった除雪車。ヴォクシーより板を渡して下ろしました。重機で除雪してもらった後の玄関前とか車周り、薪小屋周辺など残ったところをママさんダンプで必死にやっていた22年、やっと少し楽ができそうです。積雪期に向けてバッテリーやオイルの交換、できれば錆も落としたり塗ったりとメンテして大事に使っていこうとおもいます。

午後からは湖へ。もう2週間は見ていないトラウトの顔を見たかったけどあちこち行っても今日もウグイ一匹。これだけボウズが続くとさすがに心が折れました。ハクチョウを見に来たとおもえばいいかっ・・

林道でボクの車の前を100メートルぐらい歩いていたキタキツネ。何が言いたかったのだろう・・「そろそろちゃんと仕事しろよ」・・かな・・

 

 

待つ釣りって苦手・・

サンマが釣れないか網走や能取湖の港を回ってみたけど、時すでに遅し。ほんの少ししか釣れてなく、ボクも少し竿を出したけど針のたくさんついたサビキ仕掛けをひたすら上下して待つのが我慢できずに早々に引き上げ。初めて能取湖の湖口に行ってみました。

冬のオホーツク海はさすがに荒れていて堤防の内側にひたすら浮きルアーを投げましたが釣れません・・ミゾレに打たれてびしょ濡れになるし・・しかしスーパーで買ったエビをぶっこむと25cmぐらいのカレイが連発。ちょっと刺身には小さいのでリリース。でもここは広大で雰囲気も明るくいいところなのでまた来たいところです。

嵐の後

昨日の嵐が去り穏やかな日となりました。斜里岳は初冬の装いに。空気も澄んで最高気温も10℃にならず肉体労働にはいい陽気。

昼までの会議のあとは少しの大工仕事と釣り道具作り。このアシストフックも何個か作ってようやくそれなりにきれいなものができるようになりました。一生幸せになりたいなら釣りを覚えなさい、という中国のことわざがあるようですがいつもそれを感じています。物心ついたときからいままでいろいろな釣りに没頭してきたけどこの世界はホント奥が深い!特に道具や毛ばりを作るのは家にいて釣りに行っているようなもの。食べる魚を釣るのも釣って逃がす釣りをするのもホント面白いのでちょっとでも興味のある方は是非身近な釣りからやってみてくださいね。

ルアーも新時代

今日は風が吹き荒れ大波!波浪警報も出てサンマ釣りは断念・・そこでオモリに針を付けただけだけど、よく釣れるという噂の「オモック」というルアーとアシストフックという針も自作してみました。(以前から同じようなものは作っていたけど・・)そしてダイソーに行き、噂の激安100円ルアーを購入。鉛を魚の形に成形して色を塗り針をつけたジグという簡素なルアーですが、高いものは1,500円ぐらいするのと”同じような”もの。でも15分の一のぐらいの値段だけど釣果は同じだという話をよく聞いています。これはノースフェイスVSワークマンの対決などもかすんでしまうコスパ。針は弱いということなので自作針に交換。これで湖のニジマスや知床の磯でのホッケやカジカ、ブリなど釣れちゃったら高価なメーカー品のルアーを持つ意味は自己満足だけになってしまいそう。アウトドア用品にしても釣り具にしても「なんか高くねぇ?」と思う商品は次々と廉価版が出てくるけどその差を見つけるのもユーザーとしては楽しいかぎり。しかしメーカーは悔しいかぎりでしょう。

道北ウグイ釣行2022晩秋

久しぶりの天塩川へ、狙いはもちろんイトウですが広大な天塩川はポイントも絞りづらく魚も散らばっているので極めて厳しい釣りになるのはわかっていたけど・・その通りでした。結果は大エゾウグイ一匹・・しかし旅に出ることが目的。コロナや観光船の事故、旅行支援などで例年と違った忙しさのシーズンも終わり、あちこちに行っていろいろなものを見ているとだんだんと心が旅モードになり感性が戻ってきます。そんな心で見る秘境駅。音威子府村の筬島駅(おさしま)はきれいな客車になっていました。

やっぱり糠南駅のヨド物置の駅舎は素晴らしい!こんなアイディアで鉄路存続を願いたいが・・

簗の川の意味。岩が簗のように川を横断している(ところがあるのだろう・・)から名付けられたとのこと。音威子府あたりのことかな・・

天塩川ではあちこちで竿を出してみたけど結局一番人気のここでねばりました。列をなす風車と見事な利尻岳を見ながらルアーをとっかえひっかえしながら腕が痛くなるまでひたすらキャスティング。

ただ投げて引いているだけじゃ飽きるのでワーム(やわらかいミミズのようなゴム状のルアー)で川底を探ってみたらキタっ!!・・ん・・なんか引きがいつもの奴の感じ・・パッと見たらイトウじゃん、って自分を慰めた45cmの大エゾウグイ。唯一の獲物。ありがとうですね。

大湿原の広がるサロベツは渡り鳥の聖地。頭上にはカモ類やそれを狙うオジロワシなどが飛んでいきます。たまにフン爆弾が落ちてくる・・当たりませんように・・

何百羽いるのだろう・・あの下には居たくない・・

何百年もかけて形成されたふかふかの泥炭地が川の波で少しずつ削られて流されていきます。人の一生はこの泥炭より短い・・なんて考えながら竿を振ります。

帰路は下流から中流に移動しながら釣り。分解され大地に帰っていくサケたち。骨も残らないほどきれいに分解されるのはホントのリサイクル。

釣れない釣りにちょっと疲れて予定より一日早く昨晩帰宅。しかし今日はホームグランドの湖へ行ってやはりウグイと遊んできました。やっぱりここ、好きだな。