北風にのって小清水から網走までの海岸に再び接岸した最終盤の流氷。もうかなり解け、角が丸くなって絞った後のスポンジのようになっていました。岸から約500㍍ぐらいの幅でしたが、この時期にこれだけの流氷が見られるのはこの16年間で2度めです。
次に暖かい日が来たらついに無くなると思いますが、最後まで楽しませてくれた流氷に今年も感謝です。
春の休館中にやらねばならないこと・・宿のメンテナンス、改装、作り込み等の大工仕事、薪割り、web更新、ガイド関係の事務仕事、新事業・?の立ち上げ、そして地元の会議や観光関係の会議、打ち合わせが連続。特に北海道は夏のシーズン前と冬のシーズン前に会議が集中、意外と忙しいのです。北海道へ移住し宿を開業したころにはもうスーツなんて子供の入学式と卒業式と礼服以外は着ることないな、と思っていたけど、たまに偉い方々に呼ばれたり、人前で話すときはTPO的に着ざるをえません。もうちょっと若く、著名な実業家ならザッカーバーグのようにTシャツ、ジーパンでどこでも出られるのですが・・・そうか・ひらめきました!自分のオリジナルの服装ならそれが正装で、宣伝のために着ているんだといえるのでは!?作ろうかな・・
昨日は久しぶりの爆風と吹雪。これはダメかなと思ったけど、それも夜半には落ち着き今日は波も穏やかで、しかし5℃前後の寒さ。それでも通ってしまう屈斜路湖はそれだけ魅力的です。しっかり厚着してネオプレーンのウェダーを履き、立ち込んで竿を振り続け、冷え切ったら上陸して湖畔に座り、暖かいお茶で一休み。こんな繰り返しの釣り。ボクは今はルアーとフライの両刀使いで、ルアーに対する反応はこうだったからフライではどうかな?と魚のその時々の気持ちを想像しながら釣るのが楽しみ。今日はフライでも釣れましたが虫も少なくルアーで広く探るのが良かった日。
珍しく25センチほどの銀毛ヤマメ。いつからサクラマスと呼んであげようか・・
本日の力持ちはこのニジマス。沖でワカサギを追い回しているのでしょう、凄い暴れっぷり。刺さりそうなヒレの尖り。
M名人もコンスタントに上げてました。次はどんな釣りをしょうか、帰ったら道具をメンテナンスしたりフライを巻いたり。釣りはその前後も楽しいのです。
北海道から車で関東へ。神奈川Y氏の案内でこの時期らしい釣りを楽しみました。まずは伊豆狩野川へ。鮎で有名な川で、鮎の解禁までアマゴを放流して釣らせる釣り場なのですが・・・全く釣れません。人の多い関東、それも町から近い川では放流して釣りきられ・・の繰り返しなのでしょう。
やっと一匹釣ったのはカワムツ。現実。
次の日は芦ノ湖へ。久々のボートの釣り。
あちこちに投げて引きを一日繰り返し、ようやく一匹のニジマスをゲット。でも気持ちのいい一日でした。
次の日は丹沢山登山の予定でしたが、悪天候の予報により御殿場、東山湖という管理釣り場の釣りに変更。昨日までの貧果を晴らすのです。釣り堀の向こうには輝ける富士山。良いロケーションです。
水面に魚が全く出てこない(ライズがほとんどない)・・?のはこれが理由でした。20羽以上居着いているアオサギ。釣り場の職員が追い払ってもすぐに戻ってきて魚を狙っています。まあこんなにご馳走がうじゃうじゃいたらやめられないでしょう。仕方ないので底を引く釣りをすると入れ食い・・
「なんだ!今の青い魚は?」・・釣ってみるとブルーのニジマス。青びかりしていました。
まだ飽き足らず東京あきるの市にある養沢毛鉤専用釣り場へ。ここは首都圏から近いながらも関東の良き田舎の風景そのもの。杉林、木工所、イノシシが土を掘った痕、桜。全長4キロという長い距離をよく管理していて魚もまんべんなくいました。
1955年にトーマスさんという方がこの地を気に入り、魚を放してフライフィッシングを始めたのがここの釣り場の始まり。
狙いはヤマメでしたが、ニジマス主体にブラウンも釣れました。この釣り場は自治体の方々が管理していて今はうまく回っている様子ですが当初はフライフィッシング専用なんて大反対という意見も多かったようです。また地元の方のもてなしも良く、管理棟も魚をさばく小屋やコーヒーが飲めるログハウスの事務所などゆっくりと渓流を味わうにはとてもいい、癒される渓流の管理釣り場。また行こうと思います。
川越郊外にある伊佐沼。満開の桜に囲まれてへらぶな釣り。今回は見ているだけでしたが、これぞ地元の文化です。
最後に吉野家の牛丼。東北海道にはほとんどない(釧路にあるみたい)ので関東に行ったときにはよく食べます。すき家と違ってマイルドな味。しかし美味いし安いしと日本の外食産業って優秀だなぁ~といつもおもうのでした。
ボク以外の家族は行ったことのなかった道北を見せようと北へ。ウチからは約350キロありますが運転の時間は朝出て
午後早く着くぐらい、信号もとても少ないのでそれほど苦ではありません。まずは秘境駅の中でもボクは一番だとおもう糠南駅。駅舎のヨド物置が最高です!
オロロンラインの手前、天塩川はまだ凍っていました。これなら竿を出せないので見るだけでも未練はありません。他の川もゆっくり湿原を流れる川はかなり凍っていました。さすが北海道。
雪の天気予報が外れてこの時だけは晴れ!利尻は下の方しか見えなかったけどこの広大さを味わえただけでも来てよかった!
稚内北防波堤ドーム。80年以上前のデザインとは思えないモダンさ。実は外はかなりの吹雪だったのです。
最果てのドナルド。雪のブランケットを掛けてます。
宗谷丘陵への道が冬季閉鎖で諦めていたけど、最北のガソリンスタンドで道を教えてもらい行けました!多くの風車とこの周氷河地形を見せたかったのです。
もちろんベタな宗谷岬へも。氷点下2度。風が冷たいけどさすがに春を感じました。
どこも吹き溜まりでなかなかたどり着けなかったエサヌカ。雪が降るとこんな感じなんだ!
最後もベタな紋別のカニ。
今回は観光旅行。氷結した河川、吹き溜まりの直線道路など、今の季節はこうなっているのか!という発見がありました。家族も北海道の広さは感じることができたかな・・
冬のスノーシューツアーも終盤。まずは知床のガイド屋pikkiさん2人と裏摩周~神の湖池間の林道調査へ。まず旧裏摩周へ行く途中の稜線上、いきなり雪面陥没!落ち込む若月さん。穴に手を入れるとホンワカ暖か。あちこちでたまにあるのですが、暖気がどこかからか出ているようです。さすがカルデラ。
ここってたぶん昔の林道だよね?という雰囲気の樹々の間をひたすら2時間以上歩きます。もちろん誰もいません。静寂。
およそ1時間で神の子池から続く、しかし途中で崩落しまくっている広い元林道にでました。さらにここから1時間・・
ようやく見慣れた神の子池へ着きました。雪のない時期にMTBで降りてみると楽しいと思いますが、倒木だらけで整備しなくちゃたぶん無理かな・・
次の日からは連続知床。流氷、まだいっぱいあります!オオワシもいっぱい。
宮城から卒業旅行で来られたNさん。この流氷がこの時期に見られてラッキーでした。
流氷と風を避けて丸まっているキタキツネ。この下にエゾシカの亡骸というご馳走があるようです。
象の鼻もまだこの風景。
フランスから来られたNさんたちと男の涙、象の鼻、フレペの滝に行くと行く先々でヒグマちゃんの足跡が・・これってさっき通ったばかりだよなぁ・・・
しかしクマはクマでもクマゲラ発見!これはラッキーでした。
フレペの滝下では落ちてしまったエゾシカをめぐってワシとカラスが宴会中・・
その上ではまたまたヒグマちゃんのレアな足跡が・・降りようと思って断念したんだね・・
次の日は知床五湖へ。Nさんたちは知床の動物や森を興味深く見て感じていたようです。よかった!