醤油、みりん干し製作中

チカ干し

鮭釣りの合間に網走港で20㌢ぐらいのチカを100匹ほど釣り、捌いてから醤油、みりん、酒で一晩漬けて干しました。最近暖かいので(といっても1~3℃ぐらい)凍ることもなく数日でいい感じに仕上がるでしょう。チカとはワカサギの仲間で唐揚げなどにしてもとても美味しく、時期と場所さえ外さなければ誰にでも簡単に釣れる人気の魚。あ一ヶ月もすれば氷に穴を開けての釣りになります。

難攻不落

薪1

ウチの薪割りは直径10㌢ぐらいまでの細い木は丸のこでシャッシャと切っていって(丸のこの刃は焼きが入っていて薄く、よく切れるのです、ちょっと危ないけど。チェーンソーの刃はすぐに切れが悪くなりしょっちゅう研いだり、張りを調整したり、ガソリン、オイルをいれたりと手間がかかる)太い木はチェーンソーで玉切りし斧で割ります。問題はこういった類の木。太い枝との分かれ目の部分で、枝打ちをしていない木によくある生え方で、硬く木目も複雑で斧を力いっぱい叩きつけても刺さるだけなのです。あ~手が痛い・・そこで分かれ目にチェーンソーで切れ目を入れてクサビを挟み鉄の大ハンマーでぶっ叩き「裂く」感じで割るのです。

薪2

ひと枝づつ剥がす感じで・・

薪3

厄介な曲がった木目もチェーンソー+クサビでなんとか・・

薪4

最後まで気持ちよく「パカッ」と割れてくれない・・

薪割り風景

ようやく本日終了。この景色を見ながら薪割りをしていると、「北海道に暮らしているんだなぁ~」と思うのでした。このあと真っ暗になるまで薪を積んでいましたが、星空は最高でした。

top

今はこんな夕方です。

ちょっとひらめいた!

脱着式

 

この長手方向からも薪を取り出せたらいいなぁ・・と思ってひらめいた薪の崩れをおさえる脱着式の部品。2段にしたのでこの部分を作るのに半日かかりましたが、うまくいきました。また雑草対策で小屋下に敷いたビニールに押さえのレンガと砂を載せたりと、あっちをやったり、こっちをやったり。

暫定完成

日も暮れて投光機も出し、屋根のポリカーボネートの波板をはりました。屋根の骨組みを金具で柱に取り付け、塗装も終わり暫定完成です。しかし、横から押してみたりすると、もっと強度が欲しいと欲が出てきました。材料もあるものですませるのでちょっとかっこ悪くなってくるけど明日は仕上がるでしょう。で・・・薪割りが待っているんだなぁ・・・(泣)

空き家バンク

空き家バンク

今日の午前中は移住予定の方の住居の下見で、観光協会でやっている空き家バンクの物件を見てきました。築後何十年もたっているのでそれなりに傾いていたり、床下の湿気などに問題はありますが、細かいところをリフォームしてあり、暮らすには充分でした。この土地付きの大きな家の価格を聞いたら都会の人はビックリするとおもいますが(カローラぐらい)土地の資産価値の低い地方のさらにちょっと離れたところではそんなもの。移住への敷居はずいぶん低くなってきていますよ。

進行状況徐々に遅れる

薪小屋塗装

やっぱり日曜大工よりちょっとましなぐらいの月曜大工、組んでくると、「あっここは先に塗っておかなきゃまずい・・」「なんか歪んでる・・うぁ~留める位置間違ってるよ~!」「材料足りね~じゃん!」「これじゃ雨ふきこんじゃうわ・・」などなど不具合噴出。完成に近づくにつれ進行が遅くなります。今日は暗くなる16時で作業終了。塗装をしていたら全身が冷えきっていて、なんか寒いな、と温度計を見るとマイナス5℃。まあ風が無かったから作業できたけど冷えには気をつけねば。その後、網走まで不足が判明したツーバイ材とポリカの波板を買いにいき(波板と波板の重ね代の分の長さを引くの忘れた=波板が足りなくなった)さて、明日も頑張るぞ!

 

懐かしの場所へ

朱鞠内

名寄での会合の後、雪と雨の中、朱鞠内湖へ。ここは20代のころにバイクで走り回った想い出の場所の一つ。ダム湖であるここは建設のときに多くの強制労働者の命が犠牲になったところでもあるのですが、今は北海道でも貴重な魚のイトウが放され、釣り人には人気の場所。日本最低気温が記録された場所(マイナス41.2℃!)でもあるので、もう結氷していて釣りは無理かな、と思ったのですが小さな湾の中だけが凍っていてぎりぎりセーフ。ヒイヒイ言いながら雪をラッセルし雨の音だけしかしない静寂に向い竿を降りました。

シュマリイトウ

初めて釣りをする場所だし餌となる小魚もまったく見当たらないしイトウなんてそう簡単に釣れないだろう・・と思ったけど、沈めたり浮かしたり、横に投げたり縦に投げたり歩きまわったりしていると、あれっ?という感じで釣れました。55㌢ほどの痩せ気味の小物ですがここでの初物。そしてこれにて充実した今年のイトウ釣りは終了。満足のシーズンでした。

薪小屋建設

薪小屋1

降る前にさっさとやっておけば余計な除雪なんてしなくてよかったのに・・とがっくりしながら積もった雪をどかし、トタン板やブルーシートを取って薪をどかします。(ここに作ります)

薪小屋図面

どんなものを作るか、ですが、ボクはそれなりに図面を書きます。仕事として設計をやっていたときは辛いときにあったけど、自分で好きなように簡単な図面を描くのは楽しいもの。それに必要な材料がどのぐらいかを出すのも、売っている店が遠いので買い物はなるべく一度で決めたいのです。

薪小屋2

ボクとしては一番面倒なのがこの基礎。水平を測って土を入れたり取ったり固めたり距離を測ったりと地味な作業ですが一番手抜きできないところです。

薪小屋3

今日は薪を置く下枠を組み付けて塗って終了。塗装もこの時期は乾かないんだよなぁ・・明日は雨と雪の予報です(泣)

酒の肴は、やっぱこれっしょ!

鮭とば15

 

冬期営業開始に備えて鮭トバを作り始めました。作るといってもただ塩して干すだけ。しかし!!美味しいものを作ろうとするとまず生臭さの原因となるヌメリをヘラなどでしっかり取り、塩につける時間に気をつかい(ボクは粗塩たっぷりで1時間ぐらいかな)塩抜きをやり過ぎないように流水でサッと流し、完全にハエなどがいなくなったかを確認して風通しのそこそこいいところに干すのです。そして乾燥具合をみながら5日後ぐらいにカッターで切れ目を入れてより均一に乾燥させるようにしていきます。今年は暖かく雪が多くて(北海道の冬は低気圧が来るとまず暖かく湿った雪が積もる)湿気が多いのでうまくいくかどうか・・まずは年末年始を楽しみにしていてくださいね。そして恒例の食べながらの細断作業にご協力を!

晴れつかの間

晴れ

 

この11月は70年ぶりとかの大雪。連日湿った雪が降り雪かきが重くて大変のなのですが、今日は夕方、神々しい姿の斜里岳が顔を出しました。すでに真冬の様相。ついにこの季節が来たんだと少し緊張するような感じです。

知っておかねばならぬこと

終わらざる夏

宿も休みに入り、晴釣雪読を満喫しております。そして悔しいことに老眼鏡の威力の絶大さといったら・・

択捉島のずっと先、カムチャッカ半島の隣りにある千島列島の占守島(シムシュ島)。日本が太平洋戦争の降伏後すぐに侵攻してきたソ連と激戦になった場所。物語は招集された日本兵とその家族、ロシア兵など多角的な視点からそれぞれの人生を綴っているが、国家間の争いである戦争というものがいかに心身を蝕み、平常心と常識を歪め、視野を狭くし悲劇を生むかを描いている。矛盾と理不尽により日本兵、ロシア兵ともに実際の戦闘ではひどく悲惨な状況となっていたようだし、このあとに続くシベリア抑留の悲劇も知らなくてはならない事実。ちょうど数日前、池上彰のTVで占守島の戦いを取り上げていたが、日本人とロシア人の北方領土やこの戦争に関する解釈、考え方の違いが露呈していた。国家の保身のため主張する事実も違うのだから仕方ないが真実はどうなのだろうか?いろいろなことを見聞きするうちに、ここに描かれていること以外に日本も散々非道なことをされてきたし、それ以上にしてきたということがわかってきた。でもそういうことって、特にしてきた非道は学校ではあまり習わない。広い視点からものを考えるためにはもっと知りたいと思った。

そのうち千島へ行ってみたいと軽い気持ちで読み始めたが、読み進むにつれて気分が重くなった。オススメの本ではあるが、北海道の旅を楽しもうとする方には旅が終わってから読むことをオススメします。