2日で1匹

オホーツク海側は高波で釣りができないため知床峠周辺の紅葉も見たくて羅臼方面まで行ってきました。夏の猛暑のあと秋の急激な冷え込みと嵐の連発で紅くなる前に黄色→黒→落葉のパターンが多いようで全体的に黄色でした。それにしても峠からの羅臼岳や北方領土の風景は見事!

羅臼からは国後島の爺々岳(チャチャダケ)が望めました。登りたいなぁ・・・

とある小河川では小さめのサケが結構上っていました。今の時期はここは禁漁ではないので河口で釣りをしたかったけど車は1台も停めさせないぞ!という意気込みであちこちロープが張ってあり、そこまでイヤならやめておきました。これもサケ釣り人のマナーが生んだ結果でしょう。たしかにこの釣りは魅力的で簡単なためにマナーとかモラルとか関係ねーぜっ、という輩が多いのも事実。漁獲量も今のところ少なかった昨年の6割しか獲れていないし近いうちに全面禁漁になるのではないかと危惧しています。

今のところ唯一ともいうべき釣り禁止ではない漁港に初めて行ってみました。ボケっと水面を見ていると数十匹のサケの群れが!!焦ってルアー投げたり浮きをつけて待ち伏せしたり・・全く釣れませんでした。そんなもんです。

あまりに悔しいので翌日も出陣。何時間もサケの群れを追い回した結果、ようやく目の前でルアーに食いついてくれました。多くのサケがブナが出ていてやる気がないけど銀ピカのこの魚だけアグレッシブだったみたい。見かけただけで50匹ぐらいはいたけど10人ぐらいの釣り人で釣れたのはボクの1匹とあと2匹。5%ぐらいしかルアーや餌は追わないのがここの現実でした。

午後からはロケーションも素晴らしい標津の釣り突堤へ。入場料をとってもいいからこんな釣り場が増えれば北海道ファンは増えるでしょう。

ここでは小さいコマイをいくつかゲット。ちょうど朝食に出しているサイズですが今回は汁ものかな。

なんか20日ごろに寒気が来て雪が降るとか・・珍しく早めのタイヤ交換をしました。やっぱり今年は秋が無いなぁ・・

今シーズン最後のライダー・?

連日不安定な天候の中、125ccのスクーターで来てくれた大阪のKさん。荷物を固定するDリングのネジ留めやLEDライトへ変更するためのソケットを3Dプリンタで作ってもらったりと「なるほど!」と言わせるシブいカスタムをしてあり参考になります。そしてたぶん今シーズン最後のライダーさんとなるでしょう。

気温も朝は5℃を下回ることも多くなり斜里岳は清岳荘のあたりから真っ白。これは例年だと11月の風景ですがまだ雪もすべて解け、そしてまた白くなって、の繰り返しで秋は進んでいきます。この夏がひどく異常な高温と晴天続きの干ばつだったので反動で急に雨が多くなり気温も急降下したのかも・・連日の北西の強風でオホーツクの海は大荒れ。いつもの場所では釣りもできなくて残念だけどまた違う場所探し、というのも好きなのであちこち探ってきてみたいと思います。

秋、一気に

3日前から一気に寒くなりました。斜里岳も2度目の冠雪。上二股ぐらいから上が真っ白になっています。今日は昼間の気温も10℃ほどで北風が吹き荒れて海も大荒れ。サケ釣りもしばらくできません・・

中標津の根室花まるへ。リニューアルし接客もかなり良くなりました。ニシンやサンマ、そして北海道と言えばブリ!??サケが一切れ300円、ブリは100円。大きくて銀ピカのサケは一匹1万円以上するので釣るしかありません・・(米と同じく倍になりました)どのネタも回転寿司とは思えぬ美味しさ!やめられません。

行きつけのスーパーでは刺身用のボラが販売中。ボラなんて汚れた河口などで群れている印象ですが、オホーツクではキレイな海で育っているので銀ボラと言って刺身で食べます。臭みも全くなく普通に美味いっすよ!

 

秋晴れ続く

今日は一日秋晴れ。とても爽やかで昼は23~24℃、夜は12~13℃まで下がってきました。星空の下では中標津の町の明かりが斜里岳のシルエットを浮かびあがらせています。

やはり気になるのは天の川。これからだんだんと薄く星の少ない領域側に地球が向くので星数は減ってきます。

そしてカシオペア座のWのすぼんだ先にあるアンドロメダ銀河。肉眼ではよ~く見ないとわからないですが写真にはしっかり写ります。これから晩秋に向かって星空も道のように変化していくか楽しみたいと思います。

次の世代へ

母と息子で来てくれた大阪のSさん。息子さんは学生で母のほうは30年ぶりのリターンライダー。北海道に来るのが夢だったとのこと。免許取得やバイクや装備の購入、休暇の取得や予算の準備など大変であり楽しくもあったことと思います。そんなツーリングの一ページにウチを選んでくれたことはとても感謝。昨晩の天の川も応援のために姿を見せてくれたのでしょう。寒かったり雨で濡れたりと辛いことも多いツーリングですがそれだけに想い出に残る最高の経験となるでしょう。近年急激に減っていますが旅をする若者が少しでも増えればいいと心から思います。

2つの銀河・秋

今日は快晴。月が上がってくる前に久しぶりの撮影。明るかった天の川銀河の中心も地平線の下に隠れたようで秋を実感しました。

カシオペア座の右下を双眼鏡でよ~く見るとお隣のアンドロメダ銀河がぼんやりと見えました。250万年前の光が今見えているのか・・なんて頭でわかっていてもまさに天文学的な数字で理解の範疇を越えています。これがお隣の銀河で宇宙の果ては400億光年以上先、なんて聞くともうボーっとなるだけです。

虹と夕焼けの町

真っ黒い雲が雨と共にさっと通り去った後、明るい虹が出ました。その美しさに夕食の準備も一時中断し撮影。夕映えの斜里岳と共に最高の風景が見られました。

もうすぐ日没というとき、ついに山頂に。後光が射すとはこのことでしょう。

夕焼けも見事でした。今(22時半)の気温は12℃。やっと暑苦しくない秋がやってきたかな・・

サケ釣りシーズン開幕!

釣り場も魚もすっかり少なくなってしまったサケ釣り。でも豪快な引きや美味しさが忘れられずに今シーズン初釣行。午後2時からでしたが波も適度で天気も曇りといい感じ。

こやつ(フグ)には何度も餌を獲られました。

またフグか??と合わせたら!強引な引きは銀の魚体のオスサケ!10人ほどの釣り人がいたのに釣れたのはボクだけ。これは正直「ウデ」ではなく「運」です。久しぶりに重い浮きルアーという仕掛けを投げ続けたので腕が痛くなりましたが1年ぶりの釣果に大満足でした。

神々の遊ぶ庭

今回は4回目の黒岳へ。かなり体がなまっているので無理せず体調により行けそうなら北海道第2の高峰、北鎮岳まで、さらにまだ行けそうならお鉢平を一周してくる予定。今回はひざ痛対策で25年ぶりにストックを使ってみました。

ロープウェー、リフトと乗り継いで1時間半、ヒイコラ言いながらあの風景がもうすぐ!なんて弱っているんだ・・

黒岳山頂着。やっぱりカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)!この広大さを毎年実感するために来るのです。へばっているのに「まだ行けるはず」と北鎮岳へ向かいます。

一面のチングルマのワタスゲ。

黒岳からナキウサギの鳴く岩場をくだり外輪山のお鉢平展望台を抜けて北鎮岳へ。標識も落ち着いていていい感じ。

風景が広大すぎる!写真では伝わらないけど大雪山を実感。

気温は10℃~12℃ぐらい。風がとても気持ちいい登山に合う気温。だけど大汗・・

あちこちにはキキョウが咲いています。まだ行けそうだ、とお鉢平一周へ。

天気予報どおり昼近くなると雲が出てきました。坂の上の雲の大雪版。

紅葉も始まっていました。噴火口の火山灰の白さが見事です。

絵具を垂らしたような紅葉。

間宮岳をはじめ、この山域はホント不思議な模様。凍土が解けて凍っての繰り返しで出来ていくようです。

紫、赤、オレンジとカラフルな火山灰。

2か所ある最後の渡渉。斜里岳がホームの人間には楽しい渡り。

この後は雲が迫り黒岳山頂まで真っ白。結局フルに丸一日の登山となりました。体は疲労困憊だったけどダブルストックのおかげで下半身の疲労分が上半身に分散されたようで膝の痛みも少なかったです。ストックを使うと歩き方もいい加減になるし足が弱るな、と思って封印していたけどついに必要となるときがきたみたい。まああまり意地張らないで年齢を受け入れ楽しむための山登りには使っていこうとおもいます。

 

 

 

十勝からカムイミンタラへ

初日は釣りで十勝へ、次の日は恒例の大雪山へ、と出発。「河口が2つに分かれて・・」と河川の看板に名前の由来が書いてあるのはとても面白い!

旧士幌駅にあるSL。けっこう痛んでいてちょっと痛々しい・・

初日は「樹木が密生している」というような意味?の「おとふけ」川へ

すぐにエゾウグイを釣ったところで強い雨。撤収。

次の日は湖から流れ出ている川なら濁りも少ないだろうと・・・

濁流でした(涙・)どの川もこんな濁流で釣りにならず・・そういえば地元のおっちゃんが「夜すげー雨降ったわ」なんて言っていたっけ・・釣りは断念。

然別湖の手前に1時間ほどで登れるというちょっとした山があったので寄り道登山。

森の中の急斜面をひいこら行くと

こんな風景でした。岩が崩れた山が多いのでナキウサギも多いと思われます。

糠平湖のタウシュベツ橋梁はホントそろそろ崩れそう・・

幌加駅跡。手前にある往年の写真と比べると森が再生されていることがわかります。

この三国峠から見た風景は実は巨大なカルデラだと途中のジオパークで知りました。

明日は大雪へ!