奇跡の納竿

今年の釣り納めは釣れないだろうけどやっぱり湖に行ってみようと思い立ち、状況を知りたく知床K氏に連絡したら一緒に行くことに。(K氏は先に夜明けからやっていました・・)しかし湖岸は早くも氷結し始めていて釣りのできないところも・・

フロストフラワーも出来ていたので朝は氷点下10℃以下になっていた様子。9時のこのときで氷点下5℃。一投ごとにラインもガイドも凍りつきました。フライはあきらめルアーでいきます!

こんなしぶき氷があっても今日は晴れで無風!気温は低くても日差しのおかげでグローブ無しでも大丈夫なぐらい。水もなんかあまり冷たくなかったし・・

後でクマゲラが鳴き、アカゲラとヤマゲラが木をつつき、そして前方の硫黄山は定期的にゴォ~と地鳴りのような音を立てて大量の蒸気を噴出していました。ここまで大きな音、聞いたことないなぁ・・これって噴火か地震の前兆!?そうだとしたらヤバイなぁ・・

ベタ凪だからダメだわ・・なんて言っている間もなく良い型のアメマスをゲット!それも目の前に追ってきて食う奴もいたりしてエキサイティング!これは活性の高い魚が釣れる範囲にけっこういる、と直感。ベタ凪=釣れない、の法則は冬はあてはまらないよう。ただ深いところでのヒットがほとんどでした。

イワナ属は立ったりします。このお茶目さが好きなのです。

数匹釣って歩いて少し移動してルアーを投げるとまたヒット!あれだけ釣れなかった秋はなんだったんだろう・・

夕方、鏡のような湖面とワンキャストごとに凍り付くライン、ガイド、リール。そして足を滑らせ水の中で転倒・・左半身とウェアーがビッショリ。しっかりあちこち締め付けていたので水没とウェダーの中への浸水はぎりぎり免れましたが足が浮いてなかなか立てない!先月のY氏の言っていた通りです。浅いところでよかった・・

日没直後、最後にK氏の竿が大きく曲がりました。ニジかも・・?

50オーバーのハイパワーアメマスでした。今日のアメマスはほとんどがグッドコンディション。サビの出ている魚体は皆無。秋の産卵をしなかったのかすでに完全に回復したのか?そうだとしたらワカサギとか小魚をしっかり食べていなくちゃこんないい体型にはならないよなぁ・・?

今日の釣り納めは湖で今年一番の釣果の2桁突破!。たまにウグイがライズするぐらいで波の無い湖面は静寂そのものなのにアメマスだけは夢のようによく釣れて大満足。良い年を迎えられそうです。

 

振り向くやつ

家の近くのカラマツの先に成人したぐらいのオオワシが留まっていました。遠くからでもカメラを向けるとキッと振り返って警戒するのはさすが野生。エサのサケの遡上数が今年も少ないのでワシたちの飛来数も少ないけど冬にはやはり彼らの姿はいつもあってほしいと思います。

スノーシューツアー準備

朝からちょっと吹雪。家の周りの積雪はまだ10センチぐらいですが、ウチから見える知床半島はいつも雪雲がかかっているので積雪は期待できそう。

4月から眠っていたスノーシューやストック、冬用のウェアーなどを出しツアーの準備をしました。もちろんワカサギ釣りの用意も。それに伴い靴や長靴も冬用に衣替え(っていうのかな?)。網走湖も氷結したので正月明けにはワカサギ釣りが解禁になるでしょう。楽しい冬がやってきました!

室内業務の日

今日は最高気温氷点下6℃、曇りで強風。たまの日差しも弱々しくて極寒日。こんな日は掃除に整理整頓。まずはやろうやろうと思っていた冷蔵庫の後ろの掃除です。

心配だったのは背面の四隅にある吸気口。買って数年でここがホコリで詰まり故障して修理費に何万円もかかったのです。

厨房の窓台もさすがに20年経つと水が跳ねたり漂白剤が付いたところがカビたり塗装が剥げたりしていかにも古い家のようになっていました。

まず手カンナで削れるところは削りあとはサンダーと手でヤスリがけ。削った木の粉で厨房中が白くならないように換気扇を回したり空気の流れを考えて換気をしたりと気を使います。深くまで浸透してしまった油っぽいシミは完璧には取れなかったけど、そこそこきれいにして床の塗装で残ったオスモカラーフロアークリアーを塗りました。明日もう一度塗って完成。家は大工っ気があれば合板ではなく無垢の木をあちこち使ったほうが途中で再塗装したり削ったりできて清潔感と味が長持ちするし自分の家により親しみが増していいです。失敗も自分でやったなら笑い事で済ませられるのでいいですよ。

 

カキ満喫!!

恒例「厚岸でカキを満喫する日」。これだけは外せません。霧氷の森の中の道を南に向かいます。

太平洋側に入るとやはり「これぞ北海道!」の風景。見渡す限りの牧草地はウチの周辺とは違って新鮮。それにこちらの冬は連日快晴。

いつもの厚岸道の駅コンキリエのバル。海を眺めながらさて牡蠣だ!(ボクは数年前までカキが苦手だったのに厚岸のカキで認識一変!)

写真撮るのも忘れて食らいついています。今回のカキの味は前回より苦みもなくすっきりしていて「スルッ・モグモグ・・う~ん海の味!」美味い!

女将はさっそくウイスキーの入ったシューターなるものを堪能。これで毎度帰路はボクの運転決定・・左の黒いのはキャビア!

今度は撮りました、マルエモン。カキエモンとの差は・・カキ初級者のボクにはよくわかりません・・

さらにカキのカルパッチョを堪能(女将のみ)。この他にも追加で生ガキ、カキのカルボナーラ、カキピザなどを完食。どれも料理も美味しくてシェフの腕の見事さが伝ってきます。素晴らしい!

腹ごなしも兼ねて尻羽岬に行ってきました。駐車場から20分ほど歩いて岬の先端へ。看板も無く、水準点のコンクリだけあるのは逆にいい。そして断崖絶壁の上から厚岸湾や周りの島、斜里岳まで遠望。よ~く見渡すとなんとなく丸く見える太平洋の水平線など絶景!

沖合20キロぐらいのところにあった小島?豪華客船じゃないよな・?地図に載っていないのです・・

そして難解地名の数々。読めないよ~

読めるわけねぇ~すっ。これから地名の由来をググってみます。

看板の下には野生の警戒心が顔に出ているキタキツネ。精悍だね。

今回もよく食べました。北海道はやっぱり食の宝庫。幸せです。次は何をいただこうかな。

近所の沢へ

夕方、魚の顔を見たくて冷凍庫にカピカピになっていたイクラを持って近所の沢へ。たまにエサ釣りをやりたくなるのです。さて、今年もそろそろ魚が上ってきているかな~・・

一投目から予定通りチビヤマメがすかさず食らいついてきました。

次は20センチほどのオショロコマ。産卵後のようで痩せていますがお腹のオレンジ色はやはり独特の美しさ。これが釣れるとなんか安心します。

お次は30センチほどのアメマス。在来の3種がかわるがわる楽しませてくれました。氷点下5度の中、夕方30分だけだけど指の出ている釣り用の手袋だとそろそろ限界。

夕映えの斜里岳も待っていてくれてトラウトたちに囲まれていることを実感した平いい一日でした。

撤退

連日寒波がやってきている中、久しぶりに網走港にサケとワカサギ狙いで出陣。交通量の少ない近所の道路はテカテカツルツル・・冬が来たなって感じです。

海は大荒れ!帽子岩にも高波が打ち付けていました。

港の中も人の背丈ほどのうねりがあり打ち付ける波もたまに道路にかかってきてちょっと恐ろしい感じ。防波堤には津波のように10メートルぐらいの波しぶき。水はどこも濁っていて戦意も落ち気味・・

オマケにとにかく寒くて(たかが氷点下3℃ほどなのに風が強かった)少し波の低い場所へ移動。感覚のなくなってきた足の指を無くさないために車を風よけに使いシートに座って竿を持ちウキを見つめます。釣り人はボクがやっているのをみて両隣に来たけどやっぱりだれも何も釣れません。2時間ぐらいねばったところで海上保安庁の兄ちゃんが歩いてきて親切に「これからさらに満潮になって波が高くなるから気をつけてください」と言ってくれたのを機に撤収。なんか体を冷やしに来たみたいだし、港の岸壁の高さぎりぎりまで波が来ていて場所によっては乗り越えて「ドシャ~」という恐ろしい音を上げていたから潮時。っていうかこんなとき海釣りに来るなんてボクってアホかも・・・・帰りのラジオからは波浪警報のアナウンスが・・季節、天候や風、波によって行き先を考えるという鉄則を忘れていました。反省。

北海道の冬支度

こちらの初冬は晴れ・曇り・雪の短いサイクルと風が冷たく気温もぐっと下がってきて真冬より寒さを感じる季節。オホーツクは雪は日本海側よりずっと少なく、しかし太平洋側よりずっと多いちょうど中間点。こんなさらさらの雪をスノープッシャーという道具でどけていきます。(北海道弁で”雪はね”)

タイヤは10月末に冬用に交換済ですがワイパーも雪用に交換。このゴムに囲まれたワイパーでないとたちまち雪がこびりつきアイスキャンディーのようになって解けた水や雪をかかなくなり前が見えなくなるのです。

トバも今年はオコジョにやられることなく8割の部分は完成。今年はマストバを多く作ったので脂が多く手がベタベタになりますが味は脂ののった魚が好きな方には好評だと思います。

皮をペンチではがしてあとはよく切れるキッチンばさみでチョキチョキと・・ひたすらチョキチョキと。マメができるので軍手必須。冷凍保存するのですが、脂が多いと特に冷凍焼けするので小分けの真空パックにしました。

報道では連日”過去最高”とか言っていますが、こちらは夜、連日今シーズン最低の気温更新。このあとマイナス14℃まで下がりました。風がないので思っているよりは寒くないですが、寒いです・・

そんな中、北の窓が一瞬明るくなり火球級の流れ星が・・そうだ!ふたご座流星群だ。防寒着をつけてさっそく玄関前で撮影開始。斜里岳は雲の中だったのでオリオン座と流れ星を狙い10枚ほど撮りましたが残念・ちょうどいいタイミングでこの方角に流れてくれませんでした。でも1分に一つは見られたので満足。普段の日でも5分に一つぐらいは見られるので流れ星や人工衛星は珍しくはないのですが、流星群はワクワクする・天体ショーのひとつです。

 

 

聖地

所用で帰省の折、遠くても楽しい管理釣り場へ、という神奈川のY氏とN氏の案内で長野県の管理釣り場へ遠征しました。中央高速に乗り、山梨のSAで信玄餅をソフトクリームの周りにトッピングした信玄ソフトなるものを注文。組み合わせも面白いけどこのソフト自体がクリーミーな食感で美味しかった!

登りたいといつも思っている八ヶ岳。白馬岳の景色も含め、山梨、長野の山々に囲まれた風景を見たのは戸隠村で宿業の修行をしていた時以来の27年ぶり。懐かしくてウルッときました。この地方は風景画2号館を作りたいほどいいところです。

管理釣り場の近くにサルたちがいてこれにも感激!北海道にはいないので。

聖地、鹿島槍ガーデン管理釣り場。広くて投げやすく水はクリアー。魚は見えるしリールファイトが必要なほど元気な大型のニジマス、ブラウン、イワナが一日中爆釣!条件も良かったのだと思うけどこれだけ大物ばかり数釣りをしたのは初めてでうれしい腱鞘炎になりました。

案内してくれた名人N氏もシナノユキマス他爆釣。Y氏はなんとドライフライでイトウをキャッチ!

トイレの小屋の張り紙・・本州にいるツキノワグマって小さいくせにいきなり向かってくる奴が多いから嫌なんだよなぁ~ヒグマはでかいけど落ち着いているやつが多い気がします。やっぱり怖いけど・・

メタボのニジマスを一匹持ち帰って刺身とバター焼きで食べてみたけどここの魚は変に脂っぽくなくて美味しかった。食べるための魚作りも見事です!

2日経ち腱鞘炎も良くなってきたので今度は自転車で朝霞ガーデンへ。自分でも病気なんじゃないかと思うぐらい釣り好きなのです。ここではなるべく小さいフライで遊びたかったので場所をあちこち変えてみると最後の池で24番のミッジサイズで入れ食いに。魚は鹿島槍の半分の大きさだったけどこの釣りはこれで楽しかったです。

羽田からのフライトが朝なので近くの川崎のホテル泊。歩いて多摩川へ行ってみました。さすがにここ下流までくると水質は・・・で河原のゴミも悲惨な状況だけどボラらしき魚が群れていたりジャンプしていたりと魚影は濃そう。こんなビルに囲まれていて排水ジュースのような水なのに魚たちはしたたかに生きているようです。北海道で原始の自然と飲めるような水の中でヒグマにおののきながらの釣りはもちろん最高だけど、こんな大都会での釣りもやってみると違う楽しさを発見できそう。次回はちょっと釣りの幅を広げてみようとおもいます。

 

最高のおつまみ作成中

サケトバ作りの次の段階、何日か干したサケにカッターで切り込みを入れます。なるべくどの部分も均一に乾くように、かつ干し上がったときにハサミで切りやすいように慎重に・・

そして再び干し網の中へ。たぶんあと2週間ぐらいでできるかな、という感じですがこれからの天候次第でしょう。あとはどうかオコジョ、猫、キツネ、カラスなどにやられませんように!

北海道の冬支度の紹介。トバのカットの後、バイクのバッテリーを外しました。充電してできるだけ冷えないところに仕舞い、春に再び載せる前にも充電するのです。またキャブレターに残っているガソリンも排出して冬眠。草刈り機もガソリンを抜いて平らな状態で仕舞いました。春には一発でエンジンがかかりますように。