思い出した目的

前輪の空気が抜けていて動かすのが重く、しばらく物置から出すのをためらっていたけど昨年買った自転車用の空気入れでやってみたら普通に入りました!そして弱ったバッテリーを装着、ヴォクシーからケーブルをつなぎセルを回すと一発でエンジン始動!8か月ぶりの始動とは思えない好調さ。これは整備をやってくれた友人Hのおかげでしょう。やっぱりFはいい!走り回っていたあの頃を思い出し心が熱くなってきました。今はナンバーが無いのでしばらく敷地内を走り回り一通り動かしてから収納。次に新品のバッテリーを装着しXLRで出発!

こっちも一発で始動!さすがホンダ。行き先も決めずに出発したけど段々と思いだしてきた、このオフ車を買った目的は脇道探検。斜里岳山麓沿いに知床の付け根のあたりに行ってみようとヒグマのいかにもいそうな森の中の道に入ってみたり行き止まりで戻ったり。でも小回りが利いて悪路もへっちゃらなこのバイクも楽しいものです。(ちょっとケツが痛くなるけど・・)意外に山奥まで舗装路が続いていて走り続けるとぐるっと回って、あれっ!?というようないつもの国道に出たりして頭の中で地図がつながっていき、問題が解けたような気持ちよさ。そしていつもと違う風景も発見。見ている場所は同じでも角度や高さが違うとまた別の風景のよう。

斜里町朱円のストーンサークル。なんか不思議な雰囲気はここが3000年ほど前の人の営みがあったところだからでしょうか。

またここは夏至のときには羅臼岳山頂から日が昇り、冬至のときには藻琴山山頂に沈むという場所にあると聞いたことがありますが、それってインカの遺跡と同じよう。昔の人は太陽や月など万物に神を見出していたのでしょうか。また石には不思議な力があると信じて供養のために丸い形を作ったのでしょうか・

そしていつもの天に続く道。ここはバイク泣かせの駐車帯、停めてはいけません。コケる確率大!ひさしぶりにこのななめの駐車帯に入ってみたけど、どっち向きに停めても倒れそう。特に重心が高かったり足つきがべったりじゃないとまたがるときに下がっているほうに倒れます。ここは道路沿いの離れたところになるべく通行と撮影の邪魔にならないように停めるのがベストです。でも今日は久しぶりにバイクで走りいつものことながら北海道における自分の原点を思い出しました。バイクシーズンは宿は特に忙しくなかなか乗ることができないけど、これからは少し休みをとってでも乗りたいと思います。

ぐるっと一周

いきなり暑くなるのが北海道。朝9時の時点で外は32℃。でもまだ地中が冷たいので一階はヒンヤリしています。今日は中標津の美味しいパンが食べたいとの女将の希望でぐるっとドライブしてきました。

北海道だなぁ~といつも感じる場所の一つ、養老牛のモアン山。牧草地の向うの牛文字の山です。オホーツク海側の畑作地帯とは違う大酪農地帯。広さが際立ちます。

知床半島を反対側から見ながら知床峠へ。標津や羅臼の海沿いはとても涼しく15℃ぐらい。内陸から海沿いに出ると一気に15℃ほど下がりました。国後島ってすごく近いけど、いつになったら自由に行けるのだろう・・

路面は滑り止めの溝が掘ってあってロードノイズがうるさいけど知床横断道路はやっぱり爽快ロード。峠の駐車場はまだ閉鎖されていましたがいつ開けるのかな・?観光道路なんだから道路を開けて峠の駐車場を開けないのは路上駐車が増えて危ないだけ。こういう一辺倒な対応にもそろそろ賢さがほしいものです。

でも羅臼岳は至近距離でそびえたっています。やっぱり立派な山だ。たまには登らなきゃな。

日没前、いつもの海岸で少しルアーを投げてみました。もしかして釣れちゃったりして・・と甘い考えは見事に打ち砕かれましたが、夕焼けが見事だったのでまあいいいでしょう。明日は本気で塗装屋さんやらなきゃ。

隣町へ買い物

隣の中標津町へ食料品を買いに行った帰り道のボク的に素通りはできない場所、開陽台と北19号。この周辺の広大な風景は20代のころ北海道への移住を決意をした原点。今回のような越えねばならないハードルがあってもここに来ると「こんな風景の中に住める幸せに比べたら大したことじゃないな」といつも力をもらう場所。

ちょっと見づらいですが、開陽台から国後島を見ながら美味しいパンの昼食。中標津にはお気に入りのパン屋さんがあるのです。

裏摩周展望台への道も開通。摩周岳から出た溶岩の流れか、または先に噴火してできた山の、上から横にかけて新たに今の摩周岳ができたのか扇状に山体が広がっているのに気がつきました。

神の子池は変わらずコバルトブルーの美しさ。でもオショロコマは川を降りて行ったのか留守でした。

鳥のようなエゾアカガエルの鳴き声のする小さな泉へ行くとあちこちに卵が。

家の近くまで来るとちょうど雨がこちらへ向かって来て、まもなく雨が通りすぎていきました。あそこで雨が降ってるな、と見えるのも北海道らしくてボクは好きです。

 

春へ

天気がいいので中標津から野付半島へぐるっと一周。先日の暴風雪は太平洋側のほうが積雪が多かったようでウチの周辺より雪が残っていました。野付半島から見た知床連山はかなり横長に大きく見えます。

国後島は暖気で少し霞がかかり爺々岳は見えなかったものの羅臼山はくっきり。早く行ってみたいなぁ・・

キツネが何匹もウロウロとしていました。逃げません。たぶんエサを与えられたことがあるのか・・

オオワシの姿は急に見られなくなってきたけど、白鳥やカモ類はまだかなりいました。野付湾側の海氷も半分ぐらい解けてきた感じ。トドワラはさらに少なくなったよう。この浅い海には北海シマエビがいっぱいいるんだろうな・・

国道244をオホーツク海側の我が家へ向かう。いつ通っても”THE北海道”の爽快ロード。左の白い山は先日登った斜里岳。山もこれから急に雪解けが進みます。

北海道・山と川

今回の休みは十勝経由で富良野岳と上ホロカメットクへ。まず噂のナイタイ高原のナイタイテラスへ。途中の道も爽快ロード。北海道を感じます。

ここは室内!一面のガラス張りでよくこんな高いところにこれだけ立派で景観を壊さない建物を作ったものだと感心しきりです。それに軽食もどこかの道の駅のハンバーガーのように超高価なんてこともなくこのソフトも特にチョコが美味しい!

トイレまで風景を見せるという徹底さ。ウチも最初はこうでしたが植物が生い茂ってきました・・それにしても東川町と上士幌町は素晴らしい!これは行政も町民も強者が何人かいることの証拠です。我が清里町もこのぐらいはできるはずなのだが・・まあこれから見ていてください!?

たまたま釣り師のTさんより情報をいただき十勝川水系の川へ。ドライでは小物、沈めて38センチの弾丸ニジが出ました。この辺は堰堤ばかりの川だけど魚はそこそこいそうです。

夕暮れ時に十勝岳温泉の駐車場着。富良野、美瑛が夕焼けに染まっていました。さび色の濃い温泉に入って満天の星空を眺め車中泊。

早朝、歩き始めて「なんか寒いな」と温度計をみると0℃!標高も1200メートルを超えていたのでこんなものでしょう。

噴火口の上から日が昇ってきました。気温もみるみる上昇。

目指す富良野岳。遠く感じますが人の足って凄いものです。あんなに遠い山なのに2~3時間で行けるのです。

山頂をバックにチシマギキョウ(たぶん・・)

斜面では紅葉も始まっていました。

山頂からは噴煙の向うに十勝岳、次に向かう上ホロカメットク、遠くにトムラウシも見えました。

夕張岳と芦別岳のはるか向こうに見える富士山型の山は羊蹄山!ここまで快晴に恵まれるのは幸運です。

かなりズームで写しましたが、登山口の自分の車が見えます。稜線を歩いているとずっとこの出発点が見えるのでなんか安心感があります。

山頂でのんびりしているとシマリス君がやってきました。おねだりシマリスです。もちろん何もあげません。

しばらく稜線を歩いて上ホロカメットク山頂。さかさ川の山の奥、という意味らしい。最高の天気で風景を堪能しました、が・・

やっぱりきました。下りの膝の激痛・・途中でいい加減なテーピングをして階段状のところは後ろ向きになっておりました。こうなるといかに痛みが少ないように足を運ぶか・・ということばかり考えて風景を楽しめません。まあ充分堪能したからいいか・・無事下山。あ~辛かった・・

昨晩帰宅し、今日は午後から知床でサケ釣り!たまたまK氏も合流し人のいないところでねばってゲット。見事です。

ボクも今シーズン初のサケを上げました。よそ見していたら浮きが見えなくなっていてあれ~と竿を立てたら釣れていた!このあとカラフトマスももう一匹ゲットして計3匹。魚の少ない状況では満足です。

この休みも観光、川の釣り、登山、海の釣りと大満足に遊べました。やっぱり北海道は最高です!

 

 

 

 

道北イトウ釣行2018-3

この秋のイトウはまだ1匹も釣れていません。今日、明日は季節外れの暖かさとの予報で急きょ遠征。川が凍っていないことを願って北へ。ここは夏、ライダーの聖地であるエサヌカ線。前日の雪で地平線まで真っ白。走れるのも今年はあと数日でしょう。

道北の空は移ろいが激しく、日が差したり雨がパラついたり。しかし11月初旬より暖かく我慢の釣りではなかったです。

1日半、魚を探し(しかし一匹も見なかった)ひたすら竿を振り続けてボクは35センチほどのアメマス一匹・・・

M名人は帰り間際にねばって渾身の一匹。さすがです。

今回もお世話になったトシカの宿さんのコハル。まったくひょうきんなかわいいやつです。ボクは結局この秋は丸坊主で、多くのイトウはいつもの場所周辺ではなくどこか違う場所にいるような感じでした。海か?中流か?自然を読むのは難しいですが、一匹の大物を追う旅はいいものです。

ぐるっとツーリング

夕方までデスクワークをしていたけど天気の良さと暖かさに「ちょっと走るか!」と急きょぐるっと一周ツーリングへ。自転車の大会「グランフォンドきよさと」のコースの路面状況の調査も兼ねて出発。まずは裏摩周展望台。今まで「湖面がほとんど見えない」というクレームが多かったけど、環境省や森林管理署の協力でようやく枝をちょっとだけ切らせてもらい見晴らしが良くなりました。これであと3年ぐらいは湖面が見えるかな・・

上りは楽しいワインディング。下りは爽快ロード!

峠の中標津側はまだサクラが咲いていました。

冬によく登ったモアン山の今の姿。緑の牧草がキレイ。

北海道の風景

開陽台で見つけた「登り口・・?」へ行ってみると・・

こんな細~い泥の道。上のキャンプ場に着くのだけど、これは運転のうまい人かオフロードバイクじゃなきゃ厳しい・・でもこんなチャレンジし甲斐のあるところがあるのがいかにも北海道。いいですね~(都会だったらすぐに文句言う人が出て通行止めでしょう)

北19号。いわずと知れた元祖爽快ロードだけど、他にもいい道、いっぱいあります。

直線道路と広大な牧草地帯。こういう道を走りたくて北海道に来ていたんだな、ということをいつも思い出します。やっぱり気持ちいい!ツーリングシーズン始まりです!

帰宅して「走ったなぁ~」を実感

道北イトウ釣行2017秋

猿払川まで宿からちょうど300キロ。高速道路も無いのに早朝出発して釣りをするためにそんな距離を走るなんて「モノ好きだねぇ~よくやるよ~」と他人事のように自分に呆れています。しかし300キロとはいえ、運転する時間はちょうど5時間。適度に直線、たまに街中、そして飛来する白鳥の声やこんな朝日を見ながらのドライブは意外と疲れずいいものです。これは湧別町郊外でとてもキレイな夕焼けのような朝日だったので脇道に入って撮ったもの。

通うようにいつも通るエサヌカ線。北海道だ!

さすが連休。一番の人気ポイント。イトウを求めて全国から集まるアングラー。九州や欧米の人もいました。

群馬H氏、M名人と共に3日間、海に川にフライにルアーにと、ひたすら投げちゃ引き、投げちゃ引きを繰り返してヒットは一度だけ。それもバラし・・・。天気がそれほど悪くなく寒さも大したことなかったので人には良かったのですがイトウには厳しかったよう。それもこれだけ人がいたらそう簡単には釣れないでしょう。しかしこれもイトウ釣り。まあコハクチョウたちを観察していた、と思えば折れかかった心も持ち直しそうです。・・釣れないと疲れますね・・・p.s次の日、M名人は釣ったそうです、見事!

アートな展望台

穴場的名所から有名になりつつある「天に続く道」その手前にあるのが手作り感あふれる展望台。地元のおじさんが作ったとのことですが、よく見ると・・

ちょっとアートなのです。ここは海を見渡すのにとてもいいところ。

そして天に続く道。ただのつきあたりだけど、やはりおかしな観光施設など作らないのが素晴らしい。

いつの海岸に初釣行。1時間海を見ていて3匹見かけました。やっぱり快晴+昼時では厳しいな・・

 

見頃!野生の花々

花を見に小清水原生花園へ。地元の16号道路は爽快ロード

道路を挟んで原生花園とは反対側に展望台ができていました。

こちらに咲いていたのはヒオウギアヤメ

どうやら来年あたり小清水にモンベルショップができる様子。やる気だな、モンベル。

一番長く咲いているハマナス。とてもいい匂いですが、枝はトゲトゲの要注意。

もうすぐ満開の小清水原生花園の代表するエゾスカシユリ。周りには黄色のエゾキスゲも咲いています。

線路の横にもエゾスカシユリなどの花がたくさん。原生花園の素晴らしさは「野生の花」です。自然に生える花々ではこれぐらいが最高の密度でしょう。こんな野生をみていると、人間の居住もある程度の間隔が自然なのだな、と考えさせられます。

そして一生懸命に鳴いていたノゴマ。とても澄んだ音色のキレイな鳴き声。やっぱり歌が上手い奴ってモテるよね。