1週間ほど前から気温と天候の変化が激しく雪が降ったり20℃以上になったり暴風雨になったりと安定した例年の秋とは違う様相です。でも秋まき小麦の緑と斜里岳初冠雪の白、紅葉の茶色が季節を感じさせます。
これら2つの写真は奈良の写真家Nさんが撮影したもの。知床五湖の写る初冠雪の逆さ連山。どうしたらこんなにキレイに撮れるのかな・・
斜里岳も麓まで茶色くなり、畑の秋まき小麦の緑といい色を出しています。
日が暮れた西の空をよく見ると彗星が!紫金山・アトラス彗星とのことで肉眼でも見えました。これは女将のスマホで撮影したのですが、さすが最近のスマホは凄い!
これは一眼レフでいろいろ設定して撮影したもの。シャッターを押すだけのスマホの画像を見てみると「この程度の撮影ならスマホでいいじゃん!」と思ってしまうほどの技術の進化は素晴らしい!コンデジが壊れたボクとしてはズームのついたスマホがでたら真っ先に買うのだけど・・。この彗星は中国、紫金山天文台とアトラスが発見したものらしく次に見えるのは8万年後?だとか・・アトラスとは地球に衝突するような小惑星を早期に発見し警報するシステムらしく、もしかして衝突するの?と思ったけど大丈夫みたい。昔の人はオーロラや彗星は凶事の前兆ととらえていたのがわかる気がしました。
ブログの更新、久しぶりになってしまいましたが休館日には一日中山へ海へ、宿をやっている日も式典などでかなりバタバタしていています。斜里岳にも登山道整備で登ってきました。久しぶりに晴れ。馬の清~山頂付近の枝払いのため山頂へ。強者の登山ガイドNちゃん。彼女はゆっくり歩いてくれていると思うのですがついて行くのがやっとです。
我が家が見えます!よ~く見ると、ですが・・
頭をぶつける枝を切除したり、標識テープを付け替えたり。
登山道を塞ぐように伸びてきたハイマツも丁寧に除去していきます。(半端に切ると松やにが服に付いてしまう)
知床オンネベツ川には小さめのサケがかなり上っています。
サケも何年ぶりかに早起きして、やっとゲット!貴重な獲物です。
2週続けて、阿寒摩周国立公園制定90周年記念式典と北海道東トレイル(コースの一部を作るのに関わった)の開通式典に出席。想い入れのあるコースができました。情報などはこれから紹介していきますのでよろしくお願いいたします。(今日から環境省のHPで公開されたとか・・)
大雪山。北海道に移住してすぐに入ったガイド会社でラフティングや大雪山のガイドで休みなく毎日毎日体を張って働いていたときは趣味で山に登るなんて考えられなったけど、宿業が主な仕事となり、改めて大雪山を見てみるとやはりこの山々は特別!アイヌ語の意味のごとく「神々の遊ぶ庭」でした。
まずは北海道最高峰の旭岳へ。ロープウェーの終点から何も考えず(斜里岳みたいに「この沢、どこを渡るんだろう?」「あの木に頭ぶつけないようにしゃがんで・・」「ここに足をかけると滑りそうであぶないなぁ・・」等々気持ちが忙しい)ひたすら息を整えつつ登ります。手前は落ちそうで落ちない金庫岩。旭川の町も一望。快晴に万歳!
自撮りもたまには。山頂は気温は9℃で風も強くて寒い!
富良野岳、十勝連峰、トムラウシと登ってきた山々の山頂を眺めるのも至福。
一番遠くにはウチの裏山の斜里岳が!女将が手を振っていたのが見えたような気がしました・・知床連山や阿寒の山々も一望。地元が見えるとなんか嬉しい・・
やっぱりここが一番の難所、旭岳から裏側(お鉢平方面)への下り。乾いた小さい火山礫が固い斜面にさっと撒いてあるような急斜面ですぐに足を取られて転びそうになります。重心が高いからか欧米人たちはホント怖そう・・重心の低い日本人でさえヒーヒー言いながらエンジョイ?していました。
このコースで特に不思議な風景の間宮岳前後の登山道。やはり凍って解けての繰り返しで縞々の植生となっているのでしょう。大雪山を実感。
植生の少ない上部でもコケモモは食べごろ。クマちゃんもくるでしょう。
この風景が名残惜しくて降りる方向の分岐を過ぎ、中岳まで登り休息。日が高くなり大汗をかいた体に風が気持ちよくカムイミンタラにしばらく抱かれていました。
急に山の色が変わります。噴火の年代や植生、火山礫の質も違うのでしょう。
暑い今年は紅葉も遅め。ほんの一部だけ色づいていました。
この時期、イワギキョウはたまにあります。
裾合平に向け、ひたすら緩い下り。急な下りが続くとたちまちポンコツの両膝が悲鳴をあげるけど、今回は片膝だけの痛みですみました。鍛え方が足りん!
登山道にある秘湯中の秘湯、中岳温泉。登山者も多いので足湯にしている人が多かったです。
裾合平のチングルマの群生は凄い!今は綿毛だけど花の最盛期は見事なはず。
大雪山の登山道整備の方法はホントいろいろで参考になります。近自然工法あり、ヘリで運んだと思われる力技の蛇篭や木道から金属のブリーチングあり、と、どういった方向性でやっているのかなぁ・・?
約7時間、ゆっくり、最後は飛ばしてぐるっと回ってきました。エゾオヤマリンドウが終点の印。最高の疲労と最高の充実。
そしてもう一つの楽しみ。せっかく遠い大雪山の麓まできたのでちょこっと渓流のフライフィッシングを。
25~30cmほどのニジマスが爆釣!釣れないところと釣れるところがはっきりしていて溜まっているところがあるようです。ドライフライを流しているだけだとあまり釣れないけど、ウエットフライ的に誘ってやると面白いように釣れました。
婚姻色の少し出た尺足らずのこんなヤマメも何匹か。ウチの近くの川では海に降ってサクラマスになってしまうので陸封されたこんな大きくてキレイなヤマメはとても珍しかったです。
今回も大雪山の山と川を満喫しました。ボクのような外で遊ぶ者にとって、やっぱり北海道は天国です。
今日は家が揺れるほどの突風と大雨にビックリしたけど、のちに穏やかな天候となり昨日に続ききれいな虹が出ました。この夏は湿度がずっと高くてとても暑い夏。庭にはキノコがあちこちに生え、掃除のときのモップが滑らなくて汗だくの日々。
北国の玄関ドアは冬に直接冷気が入らないように風除室という空間を挟んで2つあるのだけど、濡れることのない内側のドアが湿気を吸って伸び、閉まらなくなってしまいました・・これは開業以来初だな・・
外側のドアも湿気+雨がたたきつけたおかげで閉まらなくなってしまいました・・防犯上、強引に閉めればなんとか閉まるので施錠できますが削ってしまうと乾燥したときにスカスカになってしまいます。秋晴が続き、乾燥したときにしっかり再塗装をして湿気を吸わないようにしようと思います。
盆休み、斜里岳が顔を出したり隠れたり、暑かったり寒かったり、霧が攻めてきたりと多様な天候でした。
虹も2重になったり斜里岳にかかったり。
カブちゃん2世とでもいうべきか、やはり実用性と燃費は抜群のツーリングマシン。
今回は3輪バイクで来てくれた若きライダーさん。でもちゃんとコケるそうです・・
終盤は1100カタナさん。貴重で人気の旧車は皆さんガレージに保管していてツーリングは最新のバイクで・という方が多い中久しぶりに好きなマシンのいい音を聞きました。
夜、網戸にブンブンという羽音が・・小型のカブトムシ!国内外来種で北海道にはいなかったのですが最近は徐々に増えてきたみたい。在来種のミヤマクワガタは少なくなってきたように感じます。
久しぶりの休館日。カラフトマスを探して知床のポイントをつぶさに見ていくものの川にも海にもまったくいません・・海水温は今年も熱いので遅れて来るのか、いや、もう来ない気がします・・釣りとしては2年前で終わりかも・・快晴の知床峠を抜けて羅臼側へ。道は爽快そのものです。
国後島の最高峰、爺々岳(チャチャ岳)。自由に行ける日を心待ちにしています。
標津の釣り突堤へ。ここは気持ちよくてお気に入りの場所。マスは釣れなくてもなんか釣れるでしょう。
ルアー仕掛けにエサをつけて沈めると一投目から25cmぐらいのクロソイ連発!結構強い引き!
もしかしてカラフト・・?という強い引き!抜きあげると45センチのウグイ!しっかり海にもいるのね・・他にカレイ、エゾメバルも釣れて晩のおかずとしては良い釣果。(ウグイはリリース)こちらは涼しくなりそろそろ長袖で寝る時期になってきました。秋も快適な北海道へ是非お越しください!
斜里岳の登山道整備に行ってきました。天気予報は晴れで暑くなるとか・・さっそくダイモンジソウが見られました。例年はもっと遅い時期に見られたような・・??
一つ3キロ以上ある看板や針金、ペンチや金づちといったものを背負いながら登山。たぶん雪崩で無くなってしまった看板の再設置です。しかしそんな重量物を背負うこともたまにしか登らなくなったボクには厳しくなってきました。いつまでできるかな・・
余計な枝や草を払いつつ登っていきます。ここまでは晴れていた・・しかしこの後横風と霧雨・・
風上側がびっしょり。汗も凄いのでカッパはなるべく後回しに。
途中はミソガワソウがお出迎え。
山頂付近のウメバチソウ。
霧雨と風の中、山頂で昼食。パンの袋が気圧低下でパンパンです。ちなみに雲に囲まれ下界は何も見えません・・
下山するときには草露と雨、枝払いのときのしずくを全身に浴びてパンツから靴下までずぶ濡れ・・でもしっかり仕事はせねばと頭上注意の看板も打ち込みながら周りの草を刈りながら、枝もノコギリで切りながら、ゴミを拾いながら下山しました。久しぶりに濡れたけど寒くなくて良かった。それにしても天気予報、ホント当たらないなぁ・・・