氷平線

そろそろ氷平線になっているかな、と、野付半島へ。ちょうど氷が張って何日か経ったぐらいでまだ上に乗るのはヤバそうだからやめたけど、海がまっ平に凍る特別な風景。

北海道の広大な大地がこの時期、さらに拡大したような光景。まだ見ていない方は知床の流氷とセットで見に来るのがおすすめです。

 

誰もいない標津の釣り突堤。魚も全くいませんでした・・やっぱり皆で餌を投げ入れないと寄ってこないのかも・・

特にこの時期、収入が上がらないのに物価の上がり方は凄まじい!これが正月価格であってほしいけど、今は白菜と豆苗でしのぐしかないか・・

 

寒さに負けた

雪混じりの北風が吹きつける中、湖へ。ホームグラウンドの林道側は冬季道路閉鎖で行けなくなったので一番の有名ポイントへ。手前の畑には落穂をついばむハクチョウとカモの群れがたたずんでいました。羽毛は強い!

日差しも無く風は強く気温は氷点下3℃。流入河川も波打ち際も凍結していて体感温度はかなりの低さ。ダウンを着込んでも野鳥には勝てません・・それにこんな時に釣りする人なんかいないだろう、と思っていたら5人もいました・・北海道人すげぇ・・・

リールのラインローラーにラインが固く凍結していたことに気が付かず、キャスト時にベールが戻ってしまい、ラインが切れて新品のルアーをロスト・・(涙・・)しかし昔拾ったルアーでアメマスをキャッチしたのでまあいいかっ・・ワンキャストごとにガイドが凍り付くので水中に漬けて解かしながらキャスト。

1時間ほどやったけど寒さに負けて終了。凍結したウェダーをやっとこさ脱ぐと形がそのままに・・押し込んでさっさと帰宅したのでした。リールやロッド、ウェダーなどの道具類は氷点下にはうまく対応できないと実感。釣り納めかな・・

冬の湖、最後か・・

例年12月末までは開いている湖への林道が早くも閉鎖されている!・・雪の積もる前にゲートを閉めたかったのだろうけど、これから釣れる時期なのに車で行けなくなってしまい涙・・しかし今日は行こう!とウェダーを履き、ジャケットとロッドを持って知床K氏と林道を歩き始めました。氷点下の中、水に浸かってロッドを振り続けるためには着ぶくれするぐらいの厚着が必須だけど冬の釣りの格好とウォーキングって相性悪いなぁ・・汗だくだしフェルトソールは雪と氷で厚底ブーツのようになって歩きずらいし蒸れるし・・約40分後、誰もいないパラダイス!?に到着。

歩いてはルアーを投げ、を続けるも(釣り用語だとランガン)最初の1時間はアタリすらありません。3日前はあれだけ釣れたのに・・・パラダイスじゃなかったのか‥再び涙・・そのうち一匹のウグイ君が励ましてくれました。しかし上の写真のように14時過ぎ、K氏が痩せているものの60cm近いアメマスを遥か沖で掛けてゲット。

そしてやっとこさ50オーバーのニジマスをキャッチ!

少し錆の出ている体色だけど体型は立派。重かったのと走られたときにドラグが凍り付いていて、おまけににラインがリールのガイドローラーとロッドのガイドに凍ってしまい危うくラインブレイクするところでした。(やり取りの最中にスプールは手で回して、ガイドローラーはカチャカチャ動かして、ガイドは湖水に入れて氷を解かした)

終了間際にK氏と同じぐらいの痩せてるけど60近いアメマスをキャッチ。この体型だとクネクネと蛇のように湖水に向かっていきます。  15時に釣りは終了。東の果てのここは夕暮れが早く、歩いて車に戻る16時ごろには暗くなってしまうのです。湖は氷結するまでは釣れるのだけど釣りの装備で林道歩きはキツイから今シーズンは終わりか・・それか他の場所探すか・・どちらにしてもまだまだ釣り納めはしたくない気持ちです。

 

 

 

極寒・好釣!

日中も氷点下の寒い日が続いていますが、2日間は仕事をして天候を見て半日釣り、というサイクルで遊んでいます。気温は氷点下でも水温はまだ下がりきっておらずにトラウトにはいい水温のよう。

毎日朝から釣りをしに来ている人もいるようで、今日も2番手、3番手じゃ釣れないだろうなぁ・・と投げ始めたらやはり釣れません。魚はいるけどルアーにはスレきっている様子なのであまり釣り人に人気のない場所に移動するとすぐに50cm弱のコンディションのいいアメマスが釣れました。

その後はルアーをチェンジしたりアクションを変えると釣れるという状況でルアーフィッシングの楽しさ満喫!ニジマスも来ました。でもチェンジのたびに手袋を脱いでいるとさすがに冷えてきてロッドのガイドもリールも凍り付いてきます。

15時半に暗くなってくるので終了。ウェダーを脱いでも水分が凍結してそのまま立っているよう。車の温度計は氷点下8℃・・こりゃなにもかも凍るわけだ・・

 

 

冬の湖へ

さっそく知床K氏と湖へ。たまに雪がちらつくものの晴れている時間が長くていい釣り日和。でも朝は氷点下10℃ぐらいに下がるので湖岸はしぶき氷のアートで飾られています。今日の昼間の気温は常に氷点下1℃~3℃ほどでキャストするたびにロッドのガイド、リールのガイドローラーが凍り付くのが厄介だけど水温は4月の結氷明けよりかなり温かめ。完全防寒なうえ歩いてポイントをさがすので体は暑いぐらいです。

いつも釣り始めは「今日は釣れそうだ!」と思うのだけど3回に2回は期待外れ。今日もその日にあたりK氏とボクは40cmほどのアメマスを一匹ずつ。今後に期待してラインもPEから低温でも使いやすいナイロンの軟らかいやつに換えておこうとおもいます。

関東は暖かった

実家での所用や登山靴とザック等の買い物、そして合間に釣りも楽しむために車でさいたまへ。しかし都会では川の近くまで車で入ることができないように徹底的に柵が張り巡らされていて一回目は断念。執念の2回目は自転車を片道10キロ以上漕いで川へ。ママチャリでもギヤ付きなのでトレーニングだと思えばたいした運動ではありません。しかしショックだったのは片手でスマホのながら運転をしている女子高生のスピードについていけなかったこと・・こりゃイカン(涙)・・

狙いはメーターオーバーのソウギョやレンギョだったけど、初めての場所でそんな簡単に釣れるわけもなく、チビボラの猛攻と中ボラだけの貧果・・

そしてメイン釣行として川崎N氏と藤沢Y氏に芦ノ湖のボート釣りに連れていってもらいました。手前のサギは「船長」と呼ばれていてボート屋のお姉さんの舳先によく乗っています。たまに釣れた魚をくれるのを待っているみたいで人懐っこい。

N氏の魚探と二人の経験力もありワカサギはバタバタっと釣れるときは釣れます。でも水深が15~25mぐらいあるので、こちらのワカサギ釣りとはまったく別の釣り。新鮮です。トラウトは残念ながら釣れず・・

午後、なんとか時間を作っていつもの沼へ。足元にはヘラブナ用の餌のおこぼれを狙って大鯉がゆらっ、ガボッとたまに姿を見せます・・これは狙うしかない・・

片手で掛けて片手でスマホ撮影は難しい・・

目の前で餌を吸い込むのでエキサイティング!70オーバーのメタボ大鯉です。タックルはカラフトマス用なので余裕でした。

4連発!色が違っていて不思議・?なんでだろう・?

いい型のヘラもやっとクリーンヒット。今回の有終の美です。

太平洋も日本海も荒れているので長距離フェリーは断念して青森まで走ることに。漁業のメッカ気仙沼では民宿に泊まり海産物を堪能!

春に歩いた、みちのく潮風トレイルのコースでもある種差海岸にまた来ました。やはりここの風景は素晴らしい!芝生が海まで続いているのです。今回は歩かなかったけど、旅の目的に釣りや歩きを入れるのはホント想い出に残ります。また次回も本州を満喫します!明日からは北海道を満喫だ!

 

 

 

 

 

 

パラダイス!

また行ってしまった僕らにとってのパラダイス。国後島を眺めつつロッドを振るとこの季節は美味しいコマイが釣れるのです。

「なんで俺は小物ばっかりなんだ~!」と言っていたM名人。サケ釣りのときの余ったエサのイカやカツオの切り身よりエビが一番釣れました。

やたら重い!なんとか抜きあげるとホッケ・?よく見るとアブラコだ!ホッケとアブラコは両方ともアイナメの近種だから似ているのです。

よくロフテッド軌道を描くS嬢のキャスティング。足元の防波堤や岩場近くに落ちるのでカレイやカジカなど釣れる魚が違う!

今日も3人で40匹ほど釣れました。修行のように疲れた体にムチ打ってきれいに捌き真空パックに。カレイは塩焼きにしてすぐに食べたけどやはり2日ぐらい冷蔵庫で寝かしたほうがより美味しくなるなと思いました。大きめのコマイは汁物、」小さめのものは干物にして朝食用にすることが多いけどまた違う料理法も考え、冬のお客さんに出す予定です。

フライ&エサ釣りウィーク2024秋

この秋も神奈川Y氏とドライフライでトラウトを釣るために道北の名も知らぬ小さなダムへ。ここはこの時期いつも天候が不順で雨と曇りと風とミゾレが交互にやってきますがライズはポツポツとあり、これぞ止水のドライフライフィッシング、という楽しさを堪能できます。

ここはウグイ君は生息しておらずライズを狙い撃ちすると40センチぐらいまでのニジマスがフライを吸い込みます。

型は小さいけどたまにくるアメマス。

滝上町のホテル渓谷。ここは食事も接客も良く、卓球もできてコスパ的にもおすすめ。

渚滑川本流は苦戦・・濁りと増水で川通しに遡行もできずに厳しい洗礼。濁りの無い支流へ。

魚影は少ないながらもY氏が大物をヒット!しかしネットイン寸前にバラシ・・そしてゆったりと逃げていくニジマスにまさか来ないよね、と思いつつボクがフライを鼻先に落とすと反射食い!

2人でゲットした今回一の弾丸レインボー。型は50cmほどだけど素晴らしい引きでした。

そして海へ。ここの釣り突堤はホント素晴らしい!5分ぐらい歩くとトイレはあるし柵があるからまず落ちないし無料だしコマイは釣れるし・釣り禁止の場所ばかりになる中、こんな遊び場が斜里や網走など北海道にも増えてほしいと切に思います。

2人でコマイ約40匹、ソイとカレイが一匹ずつ。針も餌も大きかったので30cm級が主体です。ムニエルに白子の味噌汁で堪能!タラの仲間だけに美味しい魚です。なんか骨とか体の構造がアメリカナマズと似ている・・

雨のち曇りのこの日は川湯ビジターセンターでアカエゾマツの原生林を見ながらゆったりとマス焼きを食べて湖へ。

紅葉も終盤。紅のカエデだけが葉を残しています。

10年ぐらい前からこの時期、フライで釣れるのはウグイ君ばかりになってしまったのでザリガニ釣り!Y氏は落ちている枝に糸をつけて狙っています。しかし今年はザリガニも少ないのかなぁ・・?ゆでて食べるほどは釣れなかった・・

何十年もあちこちで散々ルアーフライをやってきたボクらは近年、原点回帰というべきエサ釣りの楽しさを再発見。特にのべ竿での浮き釣りが面白いけどさすがに広~い湖ではルアーロッドで浮きを飛ばします。

エゾウグイ君は”最初は”力強い引き。ウグイ君とともに30cmぐらいになるとかなり楽しめます。

エサはデカいドバミミズ。現地調達をするのがまた楽しくオッサン2人がガキに戻っています。

原生林のに囲まれた最高の環境。後ろの森ではクマゲラ、ヤマゲラ、アカゲラが鳴いたり木を叩いたりエゾシカが叫んだりしています。

お湯を沸かし倒木に腰かけて昼食。

のべ竿に玉ウキ付けてすぐ近くのウグイを釣っていると飛ぶわ跳ねるわ突っ走るわでしばらく糸鳴り音を響かせたあと、ニジマスだと思ってようやく上げたのは銀ピカのサクラマス!こんな近くを回遊してきたとは!

今回はエサ釣りの楽しさを再発見。ルアーフライオンリーの人たちには白い目で見られるかもしれないけど(昨年までそっちの立場だった)釣りの幅が広がり魚に対する理解も深まりました。今後もまたフライ、ルアーそしてエサ釣りも楽しみたいと思います。

 

 

 

 

楽しむ秋

フライフィッシング。毛ばりを巻く、ラインの重さをつかって投げる、そして魚を釣る、という技術が必要なだけにそれを習得する過程など釣りに行く前からこれだけ楽しい釣りはなかなかありません。近年はめっきりやる人が減ったようだけど、道具の値段も含めてきっと業界の力不足でしょう。管理釣り場などではルアーの10倍ぐらい釣れるのになぁ・・などと考えつつフライを巻きます。

斜里岳もついに今日で林道も閉鎖となりました。この秋は天気もイマイチで冷えることも多くこんな雪化粧も連日見られるようになってきました。そろそろ紅葉も終盤。北海道では広葉樹はすべて葉っぱが落ちるので森が明るくなります。川の釣りでは葉っぱが流れてきて釣りづらいけど・・

 

刺身のために釣る

昨日、一昨日と天気のいいうちに2台とも冬タイヤへ交換。平地の日中は11月末以降にならないとまず凍結しないけど、峠越えや朝晩走るときの万が一に備えます。

サケがあまりにも釣れないので今まで午後しか行かなかったのに今シーズンは朝から(といっても6時ぐらいから)出陣することにしました。若かりし頃は早起きが苦手で夕方釣れるフライフィッシングに没頭してきたけど、昨今、早起きしてみると意外と普通に爽やかに起きれます・・これって歳だな(涙)・・そして知床の磯へ。雨が降りそう・・

サケの気配は全くなくジグにも来ないのでエビをつけてぶっこみ釣り。かわいいカレイとフグが釣れました。フグは怒ってふくらみギューギュー言ってます。2つともリリースしたけどフグの方のハリスはボロボロ・・ホント歯が鋭いのです。

3回投げると一回あたりがある感じで30cmと35cmのマガレイが釣れました。さすが知床!このあと急に雨が強くなり強い北風に変わり波も出てきたので撤収。このように急変するのも知床の天候。一匹は刺身用にサクにして冷蔵庫で2日寝かせて熟成予定。きっと最高の味でしょう。海が荒れる時は湖へ。湖がべた凪のような釣れない時は海へ。忙しく楽しい季節がやってきました!