今年は不漁だったサケ。魚もやっと釣れたときに丸ごと冷凍しておいたものを一晩かけて解凍です。サケ3匹にマス3匹。
サケは捌くのが大仕事。冷凍すると解凍したときにヌメリが多く出てくるので、それを包丁やヘラ、たわしなどでこすってしっかり取ります。私流では、片手で吊るして包丁で尾びれ以外のヒレを取り内蔵を出して、血合いもハブラシでしっかりキレイに取ってから3枚下ろし。頭もエラをとって(これが手間・・)骨とともにアラ汁用に細かく切る、というか出刃包丁で砕く感じ。カマの部分は塩を降って冷蔵庫で2~3日熟成。焼いて食べるととても美味しいです。アバラ骨もそぐように切ってようやく下ごしらえ完了。テーブルの上はヌメリ、血などでけっこう修羅場。これを普通の家庭の台所でやったら奥方からはかなりヒンシュクをかうでしょう・・・
そして粗塩をキツめに表裏に振り、3時間ほどなじませます。
塩をさっと洗い流してあとは干し。ある程度水分が抜けたらカッターで切れ目を入れてさらに乾かして(熟成)12月中旬頃に完成予定。あ~楽しみ。
サケもマスもメスには筋子が。冷凍した卵は潰れやすくてイクラにほぐすのが難航。特に軟らかいマスの卵は3分の一ぐらいの量になってしまいましたが、なんとか冷蔵庫で醤油漬け込み中。今年のお正月のおせちにはお出しできそうです。