風評被害を実感する

これが不評被害っていうやつか・・ウチのような宿業やガイド業、お土産屋さんなど観光に関わっている人にとって今回の地震によるお客さんのキャンセルや減少は大きな痛手となっています。ここ北海道でも被災地から遠い場所は地震による被害は無く、停電による冷蔵品の痛みや機械の動かないことによる製造停止、物流の停止などの影響がありましたが、復旧し数日が経過した今、乳製品やコンビニのお弁当の入荷が少ないぐらいで、ほとんどの店や宿も通常通りの営業をしています。しかし北海道へ来ることを止める方が多く旅行者でにぎわう場所は閑散・・もし自分が旅行者の立場だったら、やっぱりこんなときに被災地へ旅行、遊びなんて不謹慎だよな、と思い取りやめていたかもしれません。たしかに被災直後の被災地へ行くことは、ボランティア以外、旅行自体も困難だし楽しく遊ぶという雰囲気ではないでしょう。しかしここは被災地ではありませんし余震もありません。報道が「北海道の地震、北海道の・・北海道の・・」というからか、北海道全体が被災地のような印象となり、旅行先として敬遠されてしまっているようです。北海道は広いのに・・東日本の震災の後、被災地から遠く離れていて放射線量も低い福島の知り合いの宿がもの凄い風評被害と苦闘していた気持ちが少しわかりました。もし被災地だとしても、営業している店、宿や観光地はお客さんに来てほいいからやっています。今回のことは自粛がさらにその地域の経済的なダメ押しになる、というこがよくわかりました。被災地応援はその被災地の物を購入することも応援ですが、業種によっては来てくれることが一番の応援となります。とはいっても来られる方は不安かもしれません。その時は行き先に連絡をいれて状況を聞いていただければと思います。ちなみにここ知床周辺はをはじめ東北海道や北北海道は被災地でもないし普通に旅行できるし、広大な北海道の風景もサケの遡上もヒグマもいつもと変わらず見られるので是非来て欲しいです。幸か不幸か観光地も空いていてより楽しめますよ~お待ちしております!