カッパの寿命

24年前、放浪の旅に出るために買ったモンベルのストームクルーザー。このカッパは当時注目され始めたゴアテックスの最新型でそれなりに高価で確かにハイキングや釣りなどではいい仕事をしてくれました。でもバイクツーリングには向かなくて風でファスナーや袖口からダダ漏れ・・大きくて強いビニール袋をベスト状にしてかぶり、走っていたのを想い出します。今のカッパも同じもので3つ目ですが、ゴアテックスは主にテフロンのうす~いシートからできているためか弱い!特にこのシートを挟むナイロンなどの布との接着が難しいのだろうけど、何年か使うとだんだんと剥離してしまいます。
このストームクルーザー、山を歩きまくり川や湖や海でキャンプしながら釣りをしたりカヌーを漕いだりしてボロくなり、終盤は北海道に来てからの土木建築の作業員のときに重宝しました。吹雪の中、ドロだらけになりながらの作業を共にしたこのカッパは継ぎはぎだらけで、もうだだのナイロンのボロキレだけど情が移ってなかなか捨てられないのです。そうだ!棺桶に入るときにこれを着せてもらおう!