フライフィッシングのラインを買いました。一番有名なメーカーではあるけれど送料も入れたらおよそ1万円。高いなぁ・・関東に行ったとき店舗でも探したけどほとんど置いてなくて通販で見つけました(アマゾンでも無かった)。ボクのフライフィッシングは30年前から10年間やってその後約10年休み(宿立ち上げ~ある程度軌道に乗るまではあまりできなかった)その後10年前から再始動。その間こんなに道具も釣り方も変わってしまったのは驚きです。しかしそれ以上にフライフィッシングそのものがこんなに衰退していたことが驚き!メーカーも専門店も激減し上州屋なんかはフライは扱っていない!・・こんなに面白いし楽しいし奥がとっても深いのに、新しく始める「若い人」は見たことがありません。そんなことをアウトドア業界の人たちと話をすると、キャンプでも釣りでも面倒くさいのは、まずやらなくなってきているといいます。でもキャンプなどはお金がかかってもすべてお膳立てしてあげれば体験としてはやってみるらしいのです。フライフィッシングなんてまさに面倒くさい趣味。道具はややこしいし、投げるのに技術がいるし、毛針も最初はすぐに無くなるので巻かねばなりません(買うこともできるけど)。おまけに道具が高い!・・でも管理釣り場などでは圧倒的にルアーよりフライが釣れるのになぁ・・そして業界の方たちは明日の利益を追うために(仕方ないけど)お金のある方向けに道具が高くて、よりややこしい釣り方ばかりを勧めていないでしょうか・・。どんな業界でもこのパターンは墓穴を掘るパターンですね。このままでは今やっているオジサンたちがいなくなったときに日本のフライフィッシングは終わるでしょう。なんやらキャストとかスイッチなんとかとか30メートル楽に飛びますとかロングリーダーとかはオジサンたちに任せて、これからは最長でも10メートルを誰でも「凄く」投げやすく、全部で5000円ぐらいで持つのが楽しくなるようなデザインで女性や子供も気軽に楽しめる思いっきり敷居を下げたフライフィッシングを広めてほしいです。そんな道具で若い女性がガンガン釣っていたら噂になるし、時代に合ったフライフィッシングに進化していくと思います。・・ボクも使わなくなった道具を改造して作ってみようかな・・それとスマホを使って簡単に投げられるようなアプリ、若い誰か、開発してください!
初冬一変 初夏
ついに開店!そしていい釣り
今日、小清水町にアウトドア用品メーカーのモンベル(ウチの子供たちはよくモンベツ(紋別)と間違える)がオープンしました。この建物の中には小清水の観光協会も入り、モンベルの体験型観光のノウハウを使った町おこしや農業者のためのモンベルブランドの作業着なども販売するとのことでこれからが楽しみです。我が清里町も何か手を打っていきたいところ、考えねば!
昼からは屈斜路湖へ第2回めの釣行。M名人は自然と同化しています。後ろの森ではオジロワシが眺め、ヤマゲラが鳴き、アカゲラが木をつつき、エゾシカがガサガサやっています。
ボクの上げた初アメマス。まだ氷が解けたばかりなのに例年よりしっかり太っていてパワフル。たぶん沖でワカサギを食べているのかな。
アメマスお手玉!?元気ハツラツな魚たち。
銀ピカニジもいくつか出ました。飛ぶは跳ねるわ!素晴らしいファイト。
見事なダイブを見せてくれたミサゴ。このあと魚をまさにワシづかみにして樹木の上へ。白鳥もまだ滞在中。もうすぐ北へ。今日は釣りも自然も最高に楽しめた一日でした。さすが屈斜路湖!
幸先のいいスタート
3000キロの旅
埼玉へ帰省ついでに旅に出ました。料金の安さと乗船時間が10時間という短さ(小樽~新潟は16時間)から今回使った行きのフェリーは苫小牧~秋田便。何日かかけて関東まで旅をするにもちょうどいい距離です。朝、秋田港に着くとフェリー乗り場のすぐ横で釣り人多数発見。さっそく行ってみると・・
次々と釣れていたのは25センチほどのホッケ。北海道以外でも釣れるんだ。地元のおっちゃんの話だと釣れるようになったのはここ3年で、それまではいなかったとのこと。温暖化→北の魚はより北へ、ということばかりではなく、自然はアナログです。
見事な鳥海山。あまりにもキレイなのでもっと近くへ行こうと思ったら林道はどこもまだ積雪で通行止。まあ見て楽しむか・・
庄内地方には何ヶ所か即身仏が祀られていてその一つを見るためにやってきた山形県鶴岡市にある南岳寺。。もちろん写真は撮れませんが、即身仏とは徐々に食事を絶ち何年かかけて祈っている姿のまま成仏したお坊さんで、ミイラです。とても小さな仏様でしたが実際に見ると荘厳さを感じました。次はもっと勉强してから行こう。
日本海側山間部は凄い残雪。雪の壁。
山のほうはやはりまだ通行止め。
東北にも規模は小さいながら北海道のような直線道路がありました。恋人坂か・・恋に落ちるのか、恋が転げ落ちるのか・・
飯豊連峰(だったかな・?)体積の大きな山。昔、ちょっとだけ登って大鳥池のタキタロウを釣りに行ったことを思い出します。
会津若松の鶴ケ城。天守閣の中ではガイドさんがしっかり2時間も解説してくれました。(私一人だけだったのに)ちょうど幕末の展示をやっていて、大河ドラマ「八重の桜」の話や意外に知られていない歴代の城主のことなどとても面白かったです。
会津鉄道の駅名。登山口とか道場とか秘境感あります。
栃木の尚仁沢アウトドアフィールドの管理釣り場。写真では写っていないけど、木こり、池の造成、ハウスや家の改築、ドッグランやキャンプ場、設備までほとんど一人でやってしまうここの管理人さんは凄い!もちろん筋金入の釣りキチ。自然環境はとても良く、釣れる魚も大物が多く楽しめました。
埼玉は桜が満開。ヘラブナ釣りの人も多く、情緒ある関東の風景。(東北海道にはヘラブナはいません)
静岡方面に行くため首都高速道路を通ると久々の渋滞。都会だなぁ~そしてあんな車の多さであんな曲がりくねってトンネルの多い道を高速で走るなんて地方の人にはスリルを越えて恐ろしい。自分でも昔よく走っていたものだ。
富士山はやはり美しい。車で近くまで行ってみました。久しぶりに登りたくなってきた。
またまた釣り。今度は神奈川のY氏親子とうらたんざわ渓流釣り場という自然に近い状態の川でフライフィッシング。キレイな山奥の渓流で釣りをするのは最高です。ここもよく釣れました。
次の日は昨年嵐で断念した念願の丹沢山登山。予想通りの長~い階段登りは歩きづらく標高差も羅臼岳と同じぐらいあってけっこうキツかった。そしてこの日は26℃という気温は汗が出にくくなって氷点下の地より来た北海道人には充分猛暑・・そして杉林に囲まれて花粉症が最悪。鈍った体と相まって辛い登山となりました。
ヒルが多いことで知られる丹沢。まだいませんでしたが注意喚起、対処法は親切。
こちらとは桁違いの人数の登る丹沢。遭難も多いのでしょう、看板も気が利いています。
登山道周りは桜が満開。
まさに尾根道。両側は急斜面。落ちたらヤバイけど人の多さからかとても平らな土の道。
一番人気の塔ヶ岳山頂。確かにここは景色がいい。
さらに一時間ほど歩くと丹沢山山頂。百名山ですが、塔ヶ岳のほうが見晴らしも良く、高さはこの奥の蛭ヶ岳が高いのになんで百名山なのだろう・・?そして・・・ここは空がうるさい!いつもジェット機やヘリや軍用機が飛んでいて鳥の声や動物の動きを感じ取る感性が鈍ります。まあ仕方ないな・・そしてトレイルランニングの人が多く5人に一人ぐらい。登山者とはおおよそ棲み分けができているようだけど混んでいるときはトラブルも多そう。同じ百名山でも大雪山や斜里岳、雌阿寒岳、羅臼岳とはすべてが違います。ここは首都圏から至近で整備されたコースも多くていい山ですが、是非遠征して北海道の山々も楽しんでほしいです。素晴らしいですよ~!!
北海道への帰路、新潟へ向かう途中「日本一のモグラ駅」という新潟県境手前の群馬県の土合駅へ行ってみました。噂どおり凄い!薄暗い中、ずぅ~と下まで階段が続いています。おまけに横には染み出した水が小川になっている!
気温も低くなってゆき、途中には休むベンチも・・
階段は462段、標高差は70メートル。こりゃ登山ですな。
ホームは究極の殺風景。でも下り線だけで上り線は地上にあるから不思議。 次の日、新潟へ行ってみると・・フェリーが機関故障で急きょ欠航!海も荒れていてこれは八戸まで走っるしかない!と500キロ激走。北へ向かうとどんどん気温も低下。そして無事22時八戸発苫小牧行きに乗って朝、北海道へ上陸。
馴染みの風景。十勝です。
時間があったのでまたまたまた士幌町の釣り堀へ。雪の中、充分に楽しめました。
今回の旅の食はヘルシー志向。ここはアウトドアショップが並ぶようになった原宿のマクロビ志向の店ですが、さっぱりすっきりで弱った胃腸にはいいものでした。原宿も変わったなぁ・・俺の胃腸も変わったなぁ・・
感じたことも多数。本州の田舎の廃れ方は想像より進んでいました。特に首都圏から遠くない北関東の郊外は廃墟が目立ったように感じました。東北の郊外ももちろん廃れてきていますが、北関東は荒廃、東北は過疎という表現が適切かも。逆に福島は活気がありました。
また東京の原宿はずいぶん落ち着いた町になった様子。ここに店を構えたパタゴニア、ミレー、アークテクリクスなど多数のアウトドアメーカーも一番売上の見込めるアパレルに重点をおいていることがわかります。店員さんも若く見た目はほとんどがチャラ男のイケメンなのに接客態度もよく好印象。ただメーカーの品揃えも含めて皆アウトドアとは無縁で「フェス」のためのファッション、的な・・野山の中ではなく、都会の野外での活動する人々、そしてそのための服のような感じでした。ただし!!ファイントラックというメーカーの店の店員さんたちだけは違った。会社の作る機能追求の本物のアウトドアライフで使えるものを開発しているのに、店員さんも素晴らしい熱血漢のアウトドアマンたちなのになんで原宿なんだろう?という可笑しさ(失礼!)もありました。社長さんに聞いてみたいな・・
首都圏、人が集まるはずです。やっぱり物が多いから仕事も人も多い。政治の中心でもある。これらが相互作用でますます一極集中が進んでいるのでしょう。文化的な楽しみもあるし経済活動と仕事をするということに関しては首都圏はいいところだと感じました。ボクも首都圏で生活していたけど離れて遠くから見るとかえって良さもわかりますね。
今回の旅は車での走行が3000キロ。24万キロ走行のヴォクシーは悲鳴を上げていたけど自分の気持ちは心からの開放感を味わえました。心のままに放浪していたあの頃の気持ちと充実感を少し取り戻した感じです。行く先々で出会った人、旧交を温めた方々との交流などやはり旅はいいものです。
塗る!
山も春へ
月曜日より春の休館に入りました。よくお客さんに「休みはなにやっているの?」と聞かれますが、実はけっこう多忙で、まず会議。春と晩秋が北海道の観光関係者にとって時間のあるときなのでこの時期は意外にあります。そして大工仕事。宿のメンテナンスや改装もコスト的にできることは自分でやらねばならないので(というか、やりたいので)ホームセンターに通い、ネットで資材や塗料などを調達して一気に、ときにダラダラと月曜大工。それにこれからは薪集めと割り、そして一番大事な「遊び」もかかせません。そんな中、晴天の日の夕方はやはり風景を眺めて北海道を実感するのが日常の楽しみ。斜里岳と知床連山はハイマツやダケカンバ、ハンノキなどが剃り残しのヒゲのように雪面から枝を出してきて春を告げています。明後日からは一気に暖かくなる予報。もう暴風雪は来ないかな・・
快晴!ルベス岳
広い部屋へ
作り付けの2段ベットが2つあった1号室。上のベッドは「落ちる人がいたらヤバイなぁ・・」と何年か前からほとんど使っていなかったので、とりあえず窓近くの一つを解体、撤去しました。他のベッドを運び出し、カーテンやネジ留めしてあったハンガー掛けも取り外し、壁の塗装も行ないます。目線の構造物が無くなると9畳以上あるこの部屋もすいぶん大きく見えるようになるものですね。下にあった、折りたたみベッドを改造したシングルベッドもこれを機に処分。群馬のH氏に「ガタつくよ、このベッド」と指摘を受けて改造したのが懐かしいです。さてこれからの塗装のためのパテ埋めやマスキングが一仕事。まだしばらくかかりそうですが、「この宿は来る度にキレイになるね!」とお客さんに再び言ってもらうため春の休館中に楽しみながら少しづつやっていきたいと思います。




















































