道北への旅 イトウ

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昨年以来恒例になった春のイトウ釣り。この川は北海道でも最後に残ったイトウの楽園でしょうか。この魚はつかみどころのないようなところもあって、急に連続で釣れたかと思うと、一日ねばっても当たりすらないこともあります。大きく重い魚だけあって掛かったときのグンッグンッと首を振りながら走る重量感はサケの仲間では異質のものでしょう。顔も大型のアメマスのように、落ち着いているのにとぼけたような愛嬌のある顔。

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ぬかるむ泥の中、急いでセルフタイマーで撮ったので写りは悪いですが、こんなやつがたまに水面上に身体を出して小魚を追う姿は一度見るともう虜になってしまいます。
泥だらけにしてしまってゴメンね。

道北への旅 風景

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とても載せきれないぐらいいい風景や動物たちとも出会った道北の旅。ここでよくある風景が風力発電と湿原、そして道東とは何かが違う荒涼感。この風景の中にしばらく身を置き、白鳥達の渡りを見上げ、冷たい風にあたっているのもいいものです。

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ようやく・・ホント3週間ぶりに晴れてきたので釣りを中断し利尻を見に行きました。手前から原野、湿原の沼、海、そして利尻。出来過ぎているほどこの島の風景も素晴らしいの一言です。

道北への旅 文化

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ここまで深刻なんです、過疎化。普通の家を作るのに一坪100万円ぐらいする首都圏のベッドタウンから「住んでくれればタダで土地あげるよ」という地域まで・・これもある意味、格差なのでしょうか・・知人が「その土地で動いているお金の量が土地の価格だ」
と言っていたけど「その土地で受ける幸福度の度合い」とは価格は比例しない部分が多々あるようです。
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道路の山側に不自然な盛り土を見つけ、寄ってみるとどうやら鉄道の廃線跡のよう。調べてみると、美深と仁宇布間の国鉄美幸線
(びこうせん)のよう。1985年に廃止されてもう28年経つけどこれだけはっきり残っているなら、歴史を探訪するフットパスにするのもいいのではとおもいました。

道北への旅 川

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自衛隊の駐屯地や演習場のある場所だからでしょう、こんな名前、いかにも北海道らしいテキトーさ、いや面白さ。

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すぐ近くの川は知来別川。チライとはアイヌ語で幻の魚といわれるイトウ。ベツは川。そっとしておきたい小さな川でした。
アイヌ語地名を考えながらの旅もいいですね。

道北への旅 道

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オホーツクを北上するときには必ず走るエサヌカ線。真っ平、直線、道路以外は牧草地と遠くに見える山のみという特に素晴らしい道路。経済活動に要か不要かと言われると?だけど観光資源的見地からいうと、ここは素晴らしい!入り口がちょっとわかりづらいけど遠くが消えてみえるここは必見です。鹿もいつもいます。

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殻を砕いて敷きつめたホタテ道。暗くても見やすく、ホタテの産地では資源再利用という面でもあちこちで使われています。

月曜大工2013春

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もう開業当初からいつか作ろう、いつか作ろうっていっていたスリッパラック。宿的に、また自分的にもこういうものを既製品ですますのがとてもイヤで、また、形状のアイディアがやっと浮かんできたため今回は重い腰を上げました。
まずはただの板の組み合わせはスリッパ入れにしては重い雰囲気なのでワンバイフォー材を10枚ほど購入。それをまず定尺に切断。ミゾ切りカッターという道具を持っていないのとノミで削るのも大変なので接着剤とネジで留めていきます。

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1日かかりましたが完成。余っていたオスモカラ―(ドイツ製の無公害塗料)を塗り、余分な塗料をふきとるといい感じに仕上がりました。さて使い勝手はどうなることやら・・

洒落てる

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美幌にある修理工場のガレージ。ウチの女将は車のフロントだけ貼ってあるなんて気が付かずに「なにか面白いのがあるの?」なんて言っています。これって作るのに結構手間かかっているんじゃないかとおもうけど、こういう遊び心のある修理屋さんっていいですよね。

菜の花の沖

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司馬遼太郎 文春文庫
江戸時代後期、淡路島の貧しい出から国後、択捉の航路や漁業を確立した高田屋嘉兵衛の波乱に満ちた物語。全6巻。風を読み、天気を読み自然を感じて仕事をした嘉兵衛さんは究極のガイドさんだと思う。ロシアに拿捕されたときの覚悟も凄い。