原始の中で釣りをする

5月下旬~6月初旬は新緑がとてもキレイで涼しく虫も少なくどこも空いていてハイキング、湖の釣りなど特におすすめの季節。旅好きの方々、仕事の都合がつけば是非おいでください。この森ではキツツキたちがコンコンと、シカがカサカサと、キツネがトコトコと、セミがジージーと生活の音をたたています。そして水の中、水面、空中でも生物たちの営みが盛ん。

モンカゲロウが水中からぱっと羽化し現れ、羽を乾かし飛び立っていきます。

そんな虫たちをシュポシュポ吸い込んでいたアメマスを発見、羽化直前の虫を模したフライで狙い撃ちして釣ったハイパワーのアメマス。この時期の元気な魚は針にかかったときにぐるぐる体を回転させてサクラマスのように抵抗します。

場所を変えて今度はワカサギが多く接岸しているところでそのワカサギを追っているアメマス、サクラマスをM名人がゲット。素晴らしいコンディション、お手玉後そのままリリース。

名人のバッグを興味深々で眺めるキタキツネ。岸沿いにはワカサギやウグイが群れており、それを狙ってよく出没します。いいところに住んでいるね。

屈斜路湖中島の向うに斜里岳。さて明日登ります!

 

 

魂入りました!

今日も32℃まで上がりましたが昨日の熱風地獄の後では涼しく感じます。午後から湖へ向かうとイタヤカエデの新緑の色がまだ薄めの緑で見事な若々しさ。あの葉っぱのようになりたいものです。

あまりの暑さに半袖にゴム引きのウェダーで釣りあげるM名人。

ボクのNEWロッドにも魂が入りました!(新しい竿で初めて釣ったこと)このアメマスは40センチ弱と小ぶりですがよく太っていてニジマスのようにパワフル。そして遠くでライズしていたのをドライフライで狙い撃ちして釣ったので嬉しさ倍増です。この前後にもポツポツ釣れて計4匹。今日は虫を食べていたのかフライフィッシングがルアーより良かったようです。

斜里岳と流れ星

カメラに詳しい京都のMさんがキャノンパワーショットの星空モードで撮影。これだけいいタイミングとアングルでの斜里岳と流れ星撮影はさすが。コンデジでも撮影モードのある上位機種で腕(運が90%、奇跡が10%で機材と腕はそれぞれどこまでマイナス分を減らせるか・・Mさん談)があればこんな写真もとれるのですね。

そして今日は猛暑日・・先程から少し下がって34度台になりましたが、暑さに対応できなくなった北海道人の私にはきついものがあります。風も強めに吹いているのですが熱風・・ただ地中の温度はまだかなり低いので1階のお客さんの寝室はそれほど暑くならず夜は12~13℃に下がったりするのでまだ布団は夏用には換えられません。北海道は気温の乱高下が多く服装なども難しいのが特徴です。旅の方はどんなに暑くても薄手のジャケットはあった方が安心でしょう。

緑濃く

暖かい日が続き大地も暖まってきたのでしょう、この数日で畑の小麦がスイッチが入ったように成長し森の樹々の葉っぱが一斉に開き緑になりました。そして斜里岳の沢の残雪も急に減ってきてひと月後の山開きまでには解けるかな・・?という感じです。見て感じ取れるこの劇的な四季の変化が北海道らしさでもあります。

掃除の後の喜び

一昨日までの嵐の土ぼこりで悲惨な屋内を昨日の客室に続いて今日も丸一日掃除・・まず風除室(内玄関と外玄関の間の小部屋、冬の暖房の暖気を逃がさないためにある)のものをすべて外に出し掃除機と雑巾がけ、次にすべての窓を室内側、屋外側共にスポンジとワイパーできれいにし(2階の外側をやるためハシゴに登るのが危険を伴う)居間の掃除を高いところから低いところへ順にやっていきます。これに役立つのがコードレスクリーナー。1年で髪の毛をやっと吸うぐらいの吸引力になってしまったダイソンではダメな部分はマキタでなんとかしていきます。そして宅配便が来ました・・

2~3か月かかると言っていた修理に出したロッドがなんと新品で帰ってきました!当時の保証書(20年以上前)の取り扱いについての輸入代理店とのやり取りでひと悶着あったけど、生涯保証のうたい文句はホントだったと見直しました。ビックリするほど高いのは送料で往復約8,000円。2本継ぎの長物だから仕方ないけどあまりに高すぎ・・だから最近は4本継ぎとかの仕舞いこみが短いものばかりなんだ・・負担金と合わせて18,000円ほど・・これならちょっとした新品のロッドが買えることを思うと、嬉しさ半減ですが、このロッド、アクションがとても気に入っているのでたぶん一生使うでしょう。これからもよろしく!

ブラウンアウト

裏摩周展望台はやはり高いところ、今日の爆風を見事に受けていて樹々の風切り音が怖いほどでした。

そんな風でもここ神の子池は森に囲まれたくぼ地だけあって静かで水面の波立っていません。

問題は我が家もある畑作地帯。まだ葉の出ていないジャガイモ、ビートの畑は土が飛び町中がブラウンになり薄暗くなっています。作物は土と一緒に植えたものも飛んでしまう風害が発生しているでしょう。車は点灯して運転。

運転中の状況。この数秒後にはホント目の前も見えなくなる猛吹雪のときのホワイトアウトとおなじ状況に!(茶色だからブラウンアウト)走っていると前の車にぶつかりそうだし、停まっていると後ろから追突されそうだし・・最徐行か止まるしかありませんが焦ります。

帰宅すると家中がほこりまみれに・・・(泣)今日のような爆風+ほこりのときは数年に一度あり、新築のときから何度もこういう目にあったのでサッシも自分でコーキングして隙間をふさいでいます・・それでもこんな感じ・・(涙)汎用品のサッシの気密性なんてこの程度です。家は高気密高断熱で作っても完璧なんてありませんし、もしホントに気密性が完璧なら窒息や中毒など危険度も増すでしょう。と、いうことで明日は雨の予報。まずは大掃除。観光の方には申し訳ないですが恵の雨を期待しています。

 

釣り中毒ですね

一昨日疲労困憊でイトウ釣りより帰宅したのにもう釣りに行きたくなり屈斜路湖へ出陣。連日の南からの強風を受ける北岸西部へ行ったのは高い波で少し濁りも入り魚の警戒心がゆるむからとふんだため。それにエサとなるワカサギも岸よりしているはず・・それが当たってすぐにフライにきた45センチサクラマス。やはりこの魚はいかつい顔、そしてよく引きます。

波が高いのは魚には優しく人には厳しく服も濡れてきて南岸へ移動。風裏だけあって穏やかで桜の花びらが体の周りに落ちてきて風流だなぁ~なんて言っていると

連発で出たアメマスたちは皆太っていました。たぶんワカサギをたらふく食べているのでしょう。

花びらの落とし主は後ろにありました。エゾヤマザクラ・・?いやなんだろう?今回は花見フィッシング。急に暑くなって夏のようですが、また北海道らしい気温の急降下がちょっと楽しみです。

道北イトウ釣行2019春

恒例の春の道北のイトウ釣り。我が家からちょうど300キロの猿払川までひたすら一般道(高速道路なんてありません・・)の運転ですが、信号も少なく直線路が多く景色は最高、道の駅やコンビニなどの休憩ポイントは適当な間隔であり、そして交通量がとても少ないので高速道路より疲れが少ないぐらい快適。約6時間のドライブですが北海道の郊外の運転は時間の割に疲れないのです。これは200キロほど走ったところにある北緯45度のモニュメント。他の45度の町にもそれぞれ個性的なものがありますが、この枝幸町のものはシンプルでいい感じ。北半球のど真ん中という表記が地球を外から眺めた気分にさせられます。ちなみに清里町は44度。そのため町の名産の焼酎にもアルコール分44度というものがあるのです。

道北らしい風景の中をエゾシカが駆けていきます。

いつも必ず走る村道エサヌカ線。日本海側のオロロンラインと同じく北海道イチオシの道。

天に続く道ではありません。ひたすら平らで一直線なので道の先が逃げ水で消え、森が浮いて見えます。

浜頓別町に道の駅ができていました。素晴らしくキレイな建物。中はパン屋さんと子供の遊び場、トイレ、食堂がありますが、まだがら~んとしています。箱物行政の典型のようですが、これからを期待します。

かつてないほど連日の暖かさと晴天。いつもの雨と寒さに打ちひしがれたここの釣りがうそのよう。そしてM名人!人類を超えた魚類の頭脳の持ち主、魚の気持ちがわかるのか93センチを筆頭に6匹の釣果。周りを見渡しても一人だけ釣っています。スゲーっす。

イトウ初挑戦の知床K氏もあっさり80オーバーをゲット。あまりの重い引きに「ヤベー」と焦りと感動でしたが、さすがあまたのサケをキャッチしてきた釣り師、うまくやり取りしてしっかりキャッチ。

そしてボクもなんとか一匹釣りました。さも自分が釣ったようなこの写真はM名人の上げた大物のうちの一匹。今回はラインの結び方をミスしてバラしたり、フライを咥えたのにフッキングさせることができなかったりと悔しいことも多かったですが、イトウの活性が高く、あちこちでエサの小魚を追う姿も見えてモチベーションも続きとても楽しめました。また次の釣行ではこんな釣りをしようと考えるのも楽しみです。

お世話になったトシカの宿さんの熟女コハル。うたたねと凛としているようなボーと考えているような表情に癒されます。やはり旅はいいものです!

ありがとうジャケット

25年以上も使ってきた双進(リバレイ)のウェーディングジャケット。一昨年あたりから雨が漏れてきて、先月ようやく新しいものを購入、ついに今日廃棄しました。5年ほど前、ボタンが割れて自分で修理、全体的にボロボロになったものの使用に耐える性能は維持し、日本各地とニュージーランドも共にした一着。これでボクのリバレイに対する信頼は確固たるものになり、新しいものもやはりリバレイに。今主流のストレッチ素材+防水透湿という相反する性能をうたう製品のため耐久性には期待していませんが、コストパフォーマンスはきっとなかなかのものでしょう。登山用などは耐久性が重視されていますが、釣り具はそこは触れていない製品が多いのがいま一つ。いろいろ考えるに、ボクがメーカーとなるのがいいのかな、なんて思うこともあるのでした。いや、宿業主体のため、メーカーのテスターのほうが合っているかも・・・

清里町の魅力を伝える仕事

今日はCS旅チャンネルのロケのガイドで神の子池へ。今の神の子池は比較的静かで色もきれいでとてもいい感じです。そして皆さん深さは2メートルもないと思っていますが、実は5メートルもあります。すり鉢状になっている底の形状と光の屈折の具合からでしょうか、ホントに浅く見える不思議。

きよ~るで焼酎試飲の笑える撮影をしてから最後はストレートロードへ。周りに樹木が伸びてきてちょっと広大さが狭められてきましたが、海へと向かう道はこれぞ北海道。何十年と住んでもやはり北海道は魅力的です。