絶景・冬こそ!

ようやく少し天気もいい日が出てきました。そして北風で戻ってきた流氷。海はまさに氷平線。氷原に向かい雪原を行きます。

急に日が射したり吹雪になったり。瞬間の風景。むこ~うの流氷にオオワシが乗っています。

多くのワシが流氷をバックに戯れているのか、喧嘩しているのか・・

風が強い日は森の中でまったり・・こっちも眠くなります。

広大さは随一の象の鼻。

天候回復の予報で斜里岳ルイベピークへ向かうも吹雪で残り4分の1の急斜面を残して撤退。さすが斜里岳、簡単には登らせてくれません。

共生植物のサルオガぜ。これをみるとなんかホッとします。

絶景!藻琴山。北は知床連山とウチの裏山の斜里岳、そして流氷。これ以上の風景はなかなかありません。

週末とあって500m四方に8人という密な藻琴山。

樹氷が素晴らしい!

山頂への稜線。ここまでくればもう一息。

ヤバイ雪崩の跡・・ここでは珍しい光景。要注意。

足から30センチ外側の雪庇に走っていた亀裂。ヤバいって・・

全面結氷の屈斜路湖をバックに。標高1000mです。(ホントかな・・?)

下りは狂喜の一気降り!恐怖と笑いと爽快と。

帰路、登ってきた藻琴山をバックに雪原に一羽のタンチョウが。最後にプレゼントのようなたたずまいでした。

天候に左右された今週のスノーシューツアー。途中撤退もあったけどどこも楽しく、ちょっと厳しく、そして最高の風景を見せてくれました。明日からはちょっと小休止。遊び心を充電したいと思います。

孤島より回復!

朝、前の道道を担当する北海道の除雪車とウチの除雪をやってくれるスーパーマンSさんも来てくれてついに陸の孤島から解放。連泊していてほとんどどこにも行けなかったEさん夫妻も空港へ向けて出発できました。除雪車にもいろいろあるけどブロアというロータリー車の次に強いのがこのVバネという重機。これで吹き溜まりを突き破ってきてくれました。

しかし風で硬く締まった人の背丈ほどある積雪で重機も見えなくなるほど。突き破るのはかなりの苦労でタイヤが何度も空転。表層の雪をまず引っ張ってどかしたり、勢いよく突っ込んだりとなかなかの技術を見せてくれました。しかしJRもまだ明日もほとんど止まっているのでお客さんも来られず開店休業に近い状況。コロナに暴風雪にと受難の年は続きますが、来られなかった方もきっと次回は来てくれると思うので気楽に質素な田舎暮らしを楽しみたいと思います。

陸の孤島 丸2日

客室の暖房が消える!ということで外の排気口を見たらやはり・・猛吹雪ですっかり凍り付いていました。叩いたり解かしたり。

丸一日半の暴風雪は収まったものの吹き溜まりが壮絶で、スノーシューを履かないと歩けない状態です。

宿の前の道は・・ガードレールより高いところまで雪で埋まっていてもうどこが道路かわからない状況。でも除雪は待てど暮らせどやってきません。連泊していてどこにも行けないお客さん以外は全く宿には来れずにすべてキャンセル・・(大泣)

背丈ぐらいの吹き溜まりが縞々に道路に積もっています。さすがにここまでの吹き溜まりは20年以上住んでいて新記録!

夜も雪が降ってきて吹き溜まりと吹き溜まりの間の道路も埋まっていきました。もうここまで来ると雪の芸術の世界。しかしお客さんも自分たちも身動きが取れないのではやく除雪してほしいです。

 

スノーシューを履いてあちこちへ

神の子池から流れ出す川に近づけるのは冬ならでは。しぶき氷が見事です。

斜面を滑ったり、沢をまたいだり、ジャンプしたり落ちたり・・とても面白いコースです。

フレペの滝も氷瀑が最大の大きさ。見事なアイスブルー。

この日は斜面にあたる北風の上昇気流を捕まえてオオワシたちがかなり飛んでいました。

男の涙で流氷を見つつ休息。

こんなところを歩いたこと、皆の心に残ってくれればいいな・・

樹木からはがれた氷の柱を持って現れた聖火ランナー、ピッキのIちゃん!素晴らしいガイドさんです。

そして昨日から何年ぶりかの寒気を伴った暴風雪がやってきました。今も家が揺れるほどの猛吹雪。特に困るのはツアーができない、どころではなく、お客さんが来られない、出られないこと。交通機関もすべて止まり、吹き溜まりとホワイトアウトで通勤できないので施設もほとんど閉鎖。道路も市街地も国道もまったく通れません。昨今の状況でお客さんが来られないのはかなり厳しいけど。こんなときは昼間っから酒でも飲んじゃうのが幸せです。そしてこの嵐が去ったあとの絶景が楽しみ。雪かきは・・・

 

 

湖へ

今日は休館日、ひとりテントの中でのんびりしようと女満別湖へワカサギ釣りに行ってきました。さすがにシーズン中盤ともなると空いてきてテントもまばら。この広大な湖の上でオオワシやクマゲラの声を聴きながらの釣りはいいものです。

しかしやっぱり1~2人ようのテントは狭い!低い!腰が痛い・・魚はなぜかますます小さく痩せてきていていつもの網走湖はどうしちゃったんだろう・・?やっぱりヤバイ物質かなんかでプランクトンが激減しているんじゃないかな・・でもまあ魚は二百匹以上は釣れました。次回は大きいテントで行こう。

知床へ・神の子池へ

連日、知床と神の子池へスノーシューツアーへ行っています。ここは天に続く道起点から見た海に続く道方向(勝手に命名)。この風景が車から見られるのはこの時期の知床ならでは。

流氷の上にはオオワシやオジロワシがエサを探して飛んでいます。

男の涙。ここから湾越しにみる流氷原は広大さをより感じます。

流氷の海に向かって歩きます。

流氷の海をバックに寝てみます。

エゾシカたちものんびり食事

そして知床岬を望む大展望。何度来ても心を打ちます。

神の子池から流れ出す川では毎度カワガラス君が迎えてくれます。

酒豪Aさんに施した即席ハンドメイドスパッツ!テーピングテープがいい仕事をしてくれました。

急斜面の滑り降り。スリル満点です。

ツアーでは日によりコースを変えたり急斜面を登ることもあります。体験してほしいのはスノーシューの使い方と威力。雪に潜らないだけでなく斜度に合わせた登り方や滑り降り方を体感してもらえばいっそうスノーシューが楽しくなります。新雪を歩いたり登ったり下りたりするウチのスノーシューツアーは自分で言うのもなんですが、とても楽しい(苦しい・?)と思います。是非お越しを!

冬満喫!

オホーツクの冬を満喫しています。この日は神の子池スノーシューツアー。天気もよく、日差しの角度も季節の進みに伴い高くなってきて池の青さが際立ってきました。

冷え込みのおかげでキレイなしぶき氷もしっかりついています。

倒木を利用して川を渡りました。ちょっと緊張。

ウチのツアーでは急斜面を登ったり下ったり、新雪をしばらく歩いたりするのでスノーシューの威力を存分に味わえます。

今日は野付半島へやってきました。国後島が近い!行きてぇ~!

野付の付け根にある移住者Kさんの家の大リフォーム現場を見せてもらいました。完成したらいずれ紹介します。

野付湾の初めて行く場所をKさんに案内してもらいちょっとチカ釣り。水平線ならぬ氷平線を沖に歩いていきます。

最高のロケーション。広大さ。チカもほぼ釣れ続いて約40匹の釣果で大満足。

テントの外にはすぐ近くにオオワシが撤収とおこぼれを待っていました。やはりデカい!この場所素晴らしいです。

 

 

VS オコジョ

丸一日みりん干しの漬け汁に漬けておいた一昨日釣ってきたチカ・キュウリウオを干しました。昨年までは夜中に何度も網が食い破られ、魚もかじられて台無しになったので今年は寝る前に玄関内に仕舞っていました。しかし玄関内に干物の匂いがこもるので今日からは外に出しっぱなしにすることに。さてキツネやオコジョなどの連続器物損壊窃盗犯は現れるか・・

今回はネズミ捕りにサケの身をセット。昨年はワカサギをセットしたのに見事に網の中のサケを主にかじられたので今度こそとっ捕まえてやるつもりです。しかし先にネズミが入ったりキツネが2mぐらいジャンプしたならやられます。来年は金属の網で干し箱を作る予定ですが、それまでなんとかやられないでほしいです。今度は負けたくない!

サロマ湖再び

今朝は氷点下15℃と冷えこんでいるな、とおもったらやはり流氷本隊が近くにきていました。これは能取岬の上の高台よりみた流氷。

みりん干し用のチカとキュウリウオを仕入れに急きょサロマ湖へ出陣しました。日曜日、晴天ということで100人ぐらいとにぎわっています。でもこの寒さで風もあり極寒なのにテントを張らずにずっと外でラインを雪玉のように凍らせながら釣っている人が大勢いました・・北海道人スゲぇ・・

今日は風にも錆にも縫製も弱いボロテントなので風で押されて入口側の2つの穴では釣りづらくなりもう一個開けました。北海道は大きな湖や川の河口、海での氷上釣りで風の強いときも多いので耐風性能と防錆性能が高いテントが適しています・・それを知らないで最初にこのテントを買ってしまった・・(そりで持っていくので軽量化とコンパクト性はいりません)

ほぼ入れ食いが続き網が穴から持ち上がらなくなるほど釣れましたが、どうやら周りのおっちゃんの話ではこの周辺しかまともに釣れていないとのこと。季節が進むとここは河川から湖に行くやつが多そうという読みが当たりました。でも98%チカでした。

15時を過ぎると急に冷え込んできて手足の感覚がぁ・・我慢の限界、撤収。車の温度計はー11℃。どおりで・・。でもまだおかず調達の東南アジア系のお姉さんたちが頑張っています。それにしてもサロマ湖は広大。一応、ここは海だけど全面しっかり凍っていました。今日の釣果には満足。明日のさばきが大変ですが今回も美味しいみりん干しを作りたいと思います。

 

 

神の子池ルート調査

神の子池スノーシューツアーのための風景画オリジナルコースの事前調査に行ってきました。今月中旬の湿雪の暴風雪でたぶん倒木が多くて川沿いのルートが通れるかの調査が一番の目的です。午後から行ったので林道はすでに何人ものトレースで固まっていたのと時間短縮のため池まではスノーシューを脱ぎつぼ足で行きました。

だれもいない神の子池。25分で到着。周りも見ず、ただ歩くだけならこんなに早く着くんだ、とちょっと新鮮な気分。風もなく鳥も少なく池の中心の黒い砂がゆらゆら揺れ、オショロコマの姿もよく見られました。

今日の失敗・・深い新雪を歩くのにストックを忘れた・・が、代わりにノコギリを持ってきたので折れた枝でストックを製作。もぐりづらいように枝分かれの部分を残しました。これは成功。もともと昔はこうやって作っていたのでしょうね。最近道具ありき、で動いていたけど先日の停電の電気といい、もしそれが無かったら、その代わりにどうするか・?をすぐに考えられる人間になりたいし、それが生き抜く知恵だな、とただ一人深い森の中で考えさせられました。

川沿いは予想通りだれ~も歩いていなくてずっと新雪だっけど思ったより足が沈まなくて歩けました。しぶき氷が作る造形は湧き水の暖かさと外気の低さを表しています。

やっぱり途中は倒木だらけ・・動物たちは川の対岸に渡る橋があちこちできて嬉しいだろうけど、迂回にくぐりに乗り越えにと例年より少し体力を使いそう。

この谷はあちこちで湧き水があるのでフロストフラワーもよく見られます。

終盤にはまりました・・これはようやく抜け出たところだけど、トドマツの倒木の上の雪を踏み抜き見事にスノーシューがカエシの付いた釣り針が刺さったようにしばらく抜けませんでした。こんなときこそ一人のときは慎重に落ち着いて・・体勢を整えしばらく考えて手で足を引っ張り上げました。

斜里岳があまりにもキレイなので家の前を通り過ぎて裏の高い所へ。

ころころ冬毛のキタキツネもエサ探し。

海をみると!ついに沖合に流氷が来ました。20~30キロ先だから明日にでも接岸するかも。知床らしい流氷の季節がやってきますよー!!