新築のような壁に萌え~

昨晩、静かで密度の濃い雪が降っていたので朝起きるとやはり結構な積雪。今日は壁塗りと除雪の肉体労働の日となりましたが、体を動かすのが好きなので(頭使うの苦手なので)やる気が出ます。

朝30分除雪してから壁塗り一度目。昼飯後30分除雪して2度目の壁塗り。夕暮れ時にまた30分除雪。塗装は太陽光のある明るいうちに塗らないとムラがわかりづらいのです。

ムラがあるかな・・?と思っていても表面が乾くと艶消しになり新築の壁のようにキレイになって一人悦に入っています。それでこの壁を見つめていたら本棚のあったここは時代に合わせて使いやすいように変えようと思いたちました。今のお客さんは皆、スマホで情報探すし本も漫画のゴールデンカムイと旅の雑誌以外はほとんど見ないし、それにソーシャルディスタンスがしばらく必要だから少しでもデーブルの間隔開けたいし・・本棚は縮小して違うところへ・・まだ頭の中にデザインはキレイに浮かんではいないけど形を考えるのはとても楽しいです。

かなり気をつけていてもやっぱり手や服は(これは腿のところ)ペンキだらけ。仕事したって感じ。

今日は嵐の後の晴天。斜里岳は素晴らしくキレイに、

知床連山も紫色に染まっていました。明日も楽しもう!

強吹雪

昨晩から今シーズン初の吹雪。でも予報の猛吹雪とまではいかないぐらいの強吹雪といったところ。JRや飛行機は止まり温泉も休館。宿の前の道は除雪車以外に通る車もほとんどなく皆さん家でじっとしている様子です。

降雪量はそれほどでもなくまだ雪は少なめ。でも細かい雪なのに湿っていてけっこう重く玄関前の除雪でも少し汗をかきました。気温は氷点下5℃なのにサラッサラの粉雪とは限らないのですね。またこの気温で強風、太陽も出ていないのでジッとしているとたちまち命の危険を感じます。

こんなときは室内仕事、塗料を塗る前にへこんだところをパテで埋めます。

この際だから石膏ボードの継ぎ目の段差も埋めておきました。(段差が出ること自体が下地の木材がナナメになっちゃってる証拠。素人だったなぁ・・)

マスキングテープを貼っています。これが手間。あと塗料が落ちてもいいように床もきっちり段ボールなどで養生。段取り8分です。これで明日の朝から塗って乾かし、夕方2度塗りして完成予定。電灯の明るさだと塗りムラが良く見えないので昼の明るいときに塗るのです。明日は晴れ予報。ハプニングなどありませんように。

 

遊びに行こう!

朝、外の気温を見ると氷点下19.5℃。さすがに冷えています。

久しぶりに展望の開けた知床半島。でもこの後は全天曇りへ。

今日は釣りに行こう!ということで釣り仲間のM名人とS嬢と知床半島の向う側へ。最初に行った標津漁港は人っ子一人おらず、他の漁港は凍結。氷結した野付湾の尾岱沼にテントがいくつかあったけど期待しないでテントもドリルも持たずに人の釣った穴の跡でやってみました。

いきなりM名人がいい型のチカをゲット!

続いてS嬢もいくつも釣りあげ、ボクも少し釣って計13匹。寒さに耐えられる20分ほどの短い時間ではとてもいい釣果。ちょっと行って、すでに空いている穴でさっさと釣って終了、なんて最高の贅沢。

帰りはもちろん野付半島。相変わらず素晴らしい風景。なぜかいつもここはオス鹿の群ればかりで男子校状態。

雪の国後島をバックにオジロワシが何かを食べていました。

帰路の雪と夕焼けの中標津の酪農地帯。今日もいい風景と短いながらも楽しい釣りを堪能できた一日でした。

 

 

新年

初日の出。明けましておめでとうございます。元日もキンと冷えた朝がきました。

恒例の来運神社への初詣は朝、行きました。昨年から夜の焚火もお神酒をくれる人も、そもそも過疎で人も少なくなったので密とは無縁になりました。

この来運神社は規模も小さく無名だけど、実は樹木も多様で野生動物が多いところ。なんか動いていると思ったらエゾリスが隠しておいた食べ物を掘り返していたよう。

サケの遡上の激減でオオワシの飛来数も減ってしまいましたが、すぐ近くにいました。

大みそかの夕映えと今(14時半)の斜里岳。今年は知床やこの山を眺めながら明るく前向きにすごしたいとおもいます。

狼中年

釣り納めって嘘でした・・今日はお客さんがいないので(年末にお客さんがいないのは開業以来初めて)仕舞った釣り道具を再び出して昼から湖へ。湖岸に着くとなんと釣り師がいっぱい!!氷点下8℃、風と雪が吹き付ける中、さすが道産子釣り師たち、もくもくとロッドを振っています。凄いんだか‥変なのだか・・

しかし釣りのほうはさっぱり・・釣れない一番の原因はたぶん釣り師の多さによる魚のスレだとおもうけど一投ごとにガイドとラインが凍り付き湖水で解かしては投げるの繰り返し。ストレスが溜まります。リールのガイドローラーも氷漬けになり糸よれやスプール外に巻き付くトラブルも続出。なめても突いても取れません・・

ウェダーのフェルトはすぐに雪が下駄状態。ねん挫注意。

陸に一分も上がっていると濡れた部分がたちまち凍って足を曲げるのにも一苦労。なんか破けそう・・

そしてヨレヨレラインが一気にグシャグシャに絡まっていさぎよく終了。カチカチのウェダーを破けないように慎重に脱ぐと形がそのままでした(笑)今日は寒さには体は大丈夫だったけどネオプレーンでは常に水の中にいないと凍ってきて段々と歩くのがきつくなってくるのもわかったし釣り具がうまく機能しないことも体験できました。なにより最後はボウズじゃないとね!・?

 

サンピラーの季節

朝食の時間に斜里岳より見事なサンピラー現象(太陽光が空気中の氷の結晶に反射して光る)が出ました。このときの気温は氷点下12℃。

地表の温度のほうが上空より低いのでしょう、ホクレンの製糖工場とでんぷん工場の煙も上に上がらず横に広がっています。大みそかや元日はさらに冷えそうなのでまたきれいな自然現象が出るのが楽しみです。

毎日の寄り道

最近、毎日のようにシマエナガたちがや宿の周りの樹々にやってきます。彼らはいつもせわしなくあっち突いてそっち突いてパッパッと行っちゃう感じ。さすが人気者だけあって真っ白まん丸頭でいろいろなポーズをしてくれます。葉っぱの無い冬は鳥も少ないけど見つけやすい季節。葉が生い茂る5月中旬までは越冬する鳥たちを身近に感じる期間が続きます。

2回目の釣り納め・・

一昨日が今年の釣り納めじゃなかったの?・・これってやっぱり釣り中毒。周りの人も中毒患者さんばかりですが自分も重症のよう・・土曜日からの宿営業に向けていろいろやろうと思っていたけど「全部明日2日分やればいい!」と怪しい理屈をつけ、今日使うルアーを決めて湖へ向かいました。・・あれだけ釣れちゃったらどうしてもまた行きたくなってしまったのです。

釣り始めも終了時も頭上にいたエゾリス君。こいつは飛んできたオジロワシに驚き、そのオジロワシはボクに驚き、と、なんか面白かった。

低気圧と前線が通過しているはずなのに晴れベタ凪。なんで??氷はあるけど気温もプラスでグローブ無しで大丈夫。ガイドも凍りません。11月初旬のよう。

仕事を終えて駆けつけてくれたジグキャスター知床K氏とダブルヒット!やっぱり今日も釣れました!最高!

ほとんどがコンディションのいいアメマス。この縦になっている姿、好きだなぁ~

夕方、「遅れていました前線が通過しま~す」という感じの暖かい急な強風!風はあっても無くてもポツポツ釣れます。この時期は風はあまり関係ないのかな?ミサゴがいないから?深いところに魚が定位しているから?

この53センチを筆頭に今日も2桁の釣果と一昨日とほぼ同じ大満足の結果。今度こそ釣り納めです(本当に)。明日は道具一式を仕舞って宿中しっかり掃除。気持ちのいい年末年始を迎えたいと思います。

 

 

 

 

奇跡の納竿

今年の釣り納めは釣れないだろうけどやっぱり湖に行ってみようと思い立ち、状況を知りたく知床K氏に連絡したら一緒に行くことに。(K氏は先に夜明けからやっていました・・)しかし湖岸は早くも氷結し始めていて釣りのできないところも・・

フロストフラワーも出来ていたので朝は氷点下10℃以下になっていた様子。9時のこのときで氷点下5℃。一投ごとにラインもガイドも凍りつきました。フライはあきらめルアーでいきます!

こんなしぶき氷があっても今日は晴れで無風!気温は低くても日差しのおかげでグローブ無しでも大丈夫なぐらい。水もなんかあまり冷たくなかったし・・

後でクマゲラが鳴き、アカゲラとヤマゲラが木をつつき、そして前方の硫黄山は定期的にゴォ~と地鳴りのような音を立てて大量の蒸気を噴出していました。ここまで大きな音、聞いたことないなぁ・・これって噴火か地震の前兆!?そうだとしたらヤバイなぁ・・

ベタ凪だからダメだわ・・なんて言っている間もなく良い型のアメマスをゲット!それも目の前に追ってきて食う奴もいたりしてエキサイティング!これは活性の高い魚が釣れる範囲にけっこういる、と直感。ベタ凪=釣れない、の法則は冬はあてはまらないよう。ただ深いところでのヒットがほとんどでした。

イワナ属は立ったりします。このお茶目さが好きなのです。

数匹釣って歩いて少し移動してルアーを投げるとまたヒット!あれだけ釣れなかった秋はなんだったんだろう・・

夕方、鏡のような湖面とワンキャストごとに凍り付くライン、ガイド、リール。そして足を滑らせ水の中で転倒・・左半身とウェアーがビッショリ。しっかりあちこち締め付けていたので水没とウェダーの中への浸水はぎりぎり免れましたが足が浮いてなかなか立てない!先月のY氏の言っていた通りです。浅いところでよかった・・

日没直後、最後にK氏の竿が大きく曲がりました。ニジかも・・?

50オーバーのハイパワーアメマスでした。今日のアメマスはほとんどがグッドコンディション。サビの出ている魚体は皆無。秋の産卵をしなかったのかすでに完全に回復したのか?そうだとしたらワカサギとか小魚をしっかり食べていなくちゃこんないい体型にはならないよなぁ・・?

今日の釣り納めは湖で今年一番の釣果の2桁突破!。たまにウグイがライズするぐらいで波の無い湖面は静寂そのものなのにアメマスだけは夢のようによく釣れて大満足。良い年を迎えられそうです。

 

振り向くやつ

家の近くのカラマツの先に成人したぐらいのオオワシが留まっていました。遠くからでもカメラを向けるとキッと振り返って警戒するのはさすが野生。エサのサケの遡上数が今年も少ないのでワシたちの飛来数も少ないけど冬にはやはり彼らの姿はいつもあってほしいと思います。