流氷の近くへ

天気予報が外れ、快晴!宿から見える流氷があまりに輝いていたので近くへ行ってきました。まずは以久科原生花園から。全面氷の向うにあるのが知床半島。

半島に入ると今年もあまり数を見なくなったオオワシが流氷の上に。ワシたちは羅臼側の観光船が撒くエサを食べに行っているのでしょう。

今年の流氷はビッシリ接岸する前に風が弱くなって冷え込み、現地産の氷が多くできたようで厚い氷の周りは薄い平らな氷に覆われています。この後、北からの強風が吹けば厚い氷でビッシリとなるでしょう。

さすがプユニ岬。道路脇でこの風景は芸術です。

知床自然センターのちょっと向うには知床連山の眺望スポット。

道の駅には恒例のとなりのウトロが迎えてくれます。・・にわかに曇ってきました。

天に続く道はこんな感じ。今は観光客はごくわずかでどこも閑散としています。でもこれもあともう少しの辛抱かな・・

 

 

近所の森へ

薄暗く雪降る今日、デスクワークばかりで煮詰まったためスノーシューを履いて外へ。気温が低いのとオーバーパンツやスノーブーツやスノーシューを履くのが面倒で、出不精になりがちだけど装備を身につけてしまえば歩きたくなるのです。

目的地はいつも森。葉が落ち明るく見通しの良い北海道の冬の森は風も無く、鳥たちも多く、とても安心する場所なのです。

気温は氷点下7℃。上空がさらに寒い証拠に大小の雪印が無数に落ちてきていました。やっぱり北海道だなぁ・・と感じるこの瞬間、好きです。

神の子池へ

昨日の暖気から一変!昼間でも氷点下10℃で道路はスケートリンク状態のツルッツル。ハンドルが妙に軽くて気持ち悪い・・あちこちで事故も多発しているようで、法定速度よりも遅く走って神の子池入口へきました。駐車帯ができたので少し安心。

昨日までの暖気で斜面から落ちてきて丸まった雪がバームクーヘンになっています。林道はしっかり踏み跡がついていて潜らずに楽ちん。

鹿だのオコジョだのネズミだのキツネだのといろいろと足跡も付いていました。鹿はかなり潜っていて歩くのが大変そう。池の奥にいましたがすぐに逃げていきました。

30分ほどで神の子池着。カモとカワガラスの出迎えでした。

今の色は深めの藍色。これも趣があっていい感じです。

ズームで中央だけ撮るといつもの色で季節感はあまり出ません。

帰路は川沿いをずっとラッセル。これぐらい潜るだけでかなり体力を使います。

池の周辺は氷点下15℃。このぐらいが冬、この辺で一番低い最高気温です。でも風が無くて一生懸命歩いているのでちょうどいいぐらい。ウチのほうはここまで下がりません。

トドマツの下で雪宿り。昔子供たちは通学でこんなことをしていたそうです。

しぶき氷はまだこれから発達しそうです。

宿の営業ですが、緊急事態宣言の延長によりいろいろなことを深く検討した結果、とりえず2月中旬まで休業することにしました。それ以降も感染状況により休業となるかもしれませんが少しでも早い収束を願うばかりです。ご不明な点は連絡ください。今回来られなかった皆様、感染が落ち着いたら是非おいでください。

 

 

 

地吹雪へ

13時ごろ南風が強くなってきました。斜里岳の雪が飛ばされています。今日の仕事はGOTOトラベルのキャンセル料補填の申請。複雑怪奇で難解、お役所言葉満載で不完全、現状と不一致なこのシステムはたった4件の申請のためにコールセンターに20分×2度の問い合わせの電話と計4時間を費やしました。これはチェーンのホテルも民宿も予約サイトも旅行会社もごちゃまぜに同じ申請書でなんでもオンラインで済ませようとしている壮大な社会実験。そりゃいきなりは無理ですよ。GOTOの申請専門員がいないとまず理解できないこのシステムは小さい家族経営の宿ではすでに降参、脱会しているところも多いけど、ウチもここまで来たら意地でやっています。でもこれが忙しい夏だったらとてもやっていられないかな。システムエンジニアもコールセンターのお姉さんも国交省の役人たちも相当まいっているでしょうが、ヒマなのでまあいい経験と考えます。このあと夜中まで星は見えるのに強風で地吹雪が吹き荒れました。気温は大体0℃ぐらい。明日はまず吹き溜まりの除雪から始めることになりそうです。

 

鶴を見に行く

タンチョウヅルを見に行こう!と思い立ち鶴居村へ。冬型の気圧配置なので清里ははっきりしない天気でしたが太平洋側のあちらは晴れ。青空は気持ちいいものです。まずは川とタンチョウということで音羽橋へ。

昼頃に行ったら誰も鶴もいません・・当たり前だよなぁ・・よ~くみると・・ハクチョウが一羽・・

鶴見台で一度見て、伊藤サンクチュアリーへ。100羽以上集まっていました。

家と森の向うから何羽かやってきました。ボクらを歓迎してくれるのかな・?

飛んでくる鶴の姿、形、色、そして鳴き声も品がありほんと綺麗!素人のボクでもシャッターを押すだけでこんな写真が撮れちゃうのもタンチョウ鶴の人気の理由でしょう。しばらく見惚れていました。写真好きで冬に来られた方はオオワシ・オジロワシとタンチョウ鶴を1日ずつかけて見ることをおススメします。

次々にやってくるのは給仕の時間だからだそうです。またオスメスの見分け方や(外見ではほとんどわからない、鳴き方で判別)大人になる年齢、どのように数を増やしていったか、寿命などなどネイチャーセンターで職員さんが詳しく教えてくれ、大変ためになりました。ありがとうございます。こちらではオオワシ、オジロワシは普通にいるけどタンチョウ鶴はほとんど見ないので新鮮。また可憐さに感激。そして行きは摩周湖アイス、帰りは弟子屈ラーメンという王道の一日でした。

 

攻防

このご時世で干して保存しておいた昨年のワカサギが余り、冷凍焼けしてしまったので廃棄することに。しかしただ捨てるのはなんか悔しいので道路端においてみました。昨日置いてからまる1日たった今日の昼、ハシボソガラスがやってきて3~4匹器用にくわえて離れたところで食べて始めました。そして仲間を呼んでいるのか威嚇しているのかカアカアと鳴き・・

その声でキタキツネがやってきました。

さすがのカラスもそろりと離れましたが、なぜか乾いたワカサギにはキツネは興味ないのかそのまま去っていきました。以前からサケは干していればネコやキツネ、オコジョなどに狙われるのに乾燥しているワカサギは落ちていてもあまり狙われないのです。臭いとか好きじゃない何かがあるのでしょう。なんだろうね?

気温ヤバイ

今日の最高気温は5℃。雪もかなり解けて土壌が露出し水たまりもあちこちにできています。例年なら最高気温が氷点下6℃ぐらいなのにこの雪の少なさと高温はいいことはないでしょう。流氷も強い南風で岸から離れた様子。明日には解けた雪が再び凍りツルツルに・・転倒、スリップに最大限の注意です。

峠の向うへ

根北峠でスノーシューツアーのための積雪状況のチェック。いつもと違う角度で見ても斜里岳があまりにも近く美しく見惚れてしまいました。積雪はかなり少ない下界より多く、いい感じでこれなら大丈夫。

毎回なぜか魅かれる共生植物のサルオガぜ。涼しく湿ったところの象徴。

峠を標津方面に下りて牧草地に出るといつもと反対側からみる知床連山がなんか不思議。角度的に羅臼岳が大きく見えるからかなぁ・・?

すぐ後ろに国後島を感じながら野付半島の内海、尾岱沼で凍った海に穴を開けチカを狙います。

食い気のないチカを誘って誘って穴からのぞいて見釣り。チカと、たぶんワカサギ?が半分ぐらいずつやっと30匹ぐらい釣れました。

釣れないときもなんかオモリにアタックしてくるデカいやつがいるな・・と思い

ワカサギをぶつ切りにしてエサにしてみると・・

一発でクネクネと絡みつく30センチほどのグロイやつが・・地元でガジと言っているナガガジ。食べれば白身で美味いらしいけど見た目と動きがヤバすぎ・・リリース。

テントの北東には国後島がひかえています。手前から凍った内海→野付半島付け根の部分と道路→見えづらいけど凍っていない海→国後島の順。釣り竿持って行ってみたいものです。

 

 

 

外遊びは楽しい!

毎度同じように写っている氷上ワカサギ釣りの写真。でも行く湖は同じでもボクの中ではテーマを決めて新しい場所、新しい仕掛けなどを試しています。今日も外は氷点下5℃ぐらいで風が吹くと極寒なれどテントの中は上着がいらないぐらいの温度差。こんな広大な雪原の中で狭いテントに入っての釣りも妙に楽しいのです。

少しずつワシたちも増えている気がします。

今日は4人で釣り。ワカサギの釣果は食べるには十分、しかしいつもよりはかなり少なめといったところで一昨日の女満別側の4分の1ぐらい。やはり11時ごろから食欲がなくなってくる日があり今日もそんな日でした。人工エサで釣っていたけど食いがイマイチで再びサシを針に付けるS嬢。苦手なサシにワタワタしていて笑えます。

ベビーカレイをゲット。ティースプーンの3分の2ぐらいの大きさの極小。新記録でした。釣り→月曜大工→事務仕事や新しいWebの考案→釣りというサイクルで生活が妙に安定してきました。天気も安定しているのはいいのだけど雪不足でスノーシューツアーには厳しいのでもうあと2雪ぐらいほしいところです。

仕入れ・夕食食材編2

2回目の女満別湖(網走湖、女満別側)へ。今回は手前の場所へ入りました。朝8時から入漁券販売とのことで行ってみるとすでに20張り以上のテントが張られていて皆さん釣りをしています。早く来られた皆さん入漁料払っているのかな・・?この辺の鷹揚というかいいかげんというか、これも北海道らしさでもあります・・また予報では風が強くなるとのことだったのでテントもペグをバッチリ打ちました、が・・ほぼ一日無風でした・・これも北海道らしい・・

朝からボクと知床K氏、昼からM名人も加わり釣りまくり。11時まではほぼ入れ食い、のちボツボツ。やっぱり女満別すげぇー!

K氏の上げた初お目見えのハゼ。名前はいろいろ調べましたが・・ハゼです。食べても美味しいことはわかっていたけど、なんとなくリリース。狙ってみたけどなぜかカレイは来ませんでした。

網があふれるほどの大漁!500匹ぐらいかな?数はまったく気にしていないのでわかりませんがこれでしばらく甘露煮はOKです。

やっぱり狙ってますね~オジロワシ君。まっすぐこちらに飛んできて急旋回。近くの人が投げた魚が目当てのよう。

今回は満足のいくまで釣りました。食材もしばらく使える分の調達ができて気持ちの中ではワカサギ釣りはひと段落。と言ってもまだ行きますよ~。