今日の知床は流氷ビッシリ、晴れ。気温は氷点下7℃前後で風があったため体感温度はかなり低かったのですが、一生懸命歩くには良い日でした。
鹿は寒さのためか森の奥めにいましたが、オオワシは流氷をバックに飛んでいました。
そしてなんかオオワシやオジロワシじゃない!とシャッターを押して帰宅後に調べるとクマタカでした。この後にはオオタカも見られてとてもラッキー。それにワタリカラスの姿も見られてシーズン本番を感じました。
知床方面スノーシューツアーも最盛期。流氷もバッチリ接岸しています。今年から「天に続く道」まで除雪が入り、展望台へも行けるようになりました。が最後のアプローチはズボズボです。
そこから知床方面を望むと道の先は海。流氷ビッシリで大氷原になっています。黒いのは雲の影。
道の駅でエゾシカソースカツ丼の昼食。ヒレカツ肉のようでとても食べやすく美味。肉の色は黒いですが、鹿といわれなければわからないでしょう。
まず男の涙へ。崖から鹿が顔出しています。さっきはご馳走さま。
象の鼻からは雲にかすんだ知床岬の一端が見えました。ここでは流氷をよ~く見ると動いているのがわかります。
原生林ではヤマゲラに会いました。
クマゲラも!コンコンというより、ガンガンという突き方。
フレペの滝もキレイな造形美を見せていました。やっぱり知床は素晴らしい!
今まで行ったことのないところへ、ということで釧路近くの達古武沼へ行ってみました。やってみたかったのは氷上穴釣りによるアメマス釣り。まずワカサギを釣ってそれに寄ってくるマスを狙います。ここは人も少なく道路も遠いので静かでロケーションも最高です。
少しするとSL冬の湿原号の汽笛が!せっかくだからこの風景の中で撮り鉄だ!と思ったらSLは樹木の向こう・・汽笛と煙だけでも風情があるからまあ、いいか・・(本物の撮り鉄、釧路のYさんに偶然というか必然・?お会いしました)
結局M名人と2人で11時~16時ごろまで4ヶ所も移動したにもかかわらず一匹も釣れず、最後の30分でポツポツと小型のワカサギを16匹のみ。当然アメマスのアの字もありません。漁業権も無い自然の沼では朝夕の時間だけちょっと釣れる、ということが普通なのでしょう。能取湖と同じく釣りの難しさを味わった一日でした。
赤いオーロラの街で 伊藤瑞彦 ハヤカワ文庫
知床を舞台に太陽嵐のよる世界大停電発生。その時主人公たちはどう生きるか・・先日も太陽嵐による電波障害などの恐れがあると報道されていたが、実際に起きたときにこうなるのか、ということを想像できる。ハヤカワSFコンテスト最終候補作品。作者の伊藤さんは、実はウチ(ロッジ風景画)のWebサイトの製作、管理をお願いしているWebデザイナー。小説に出てくるペンションや登場人物などは「あっあそこ、あの人を参考にしているな・・」ということがわかり内容がとても身近です。また斜里町では実際にオーロラを見たことがあるという人も多くいてそのうちウチからも見えるだろうと期待しています。停電や電波障害は困るけど、それも現代の人間は体験しておかねばならないことだともおもいました。
中標津への買い物ついでに知床を両側から見てみよう、と根室海峡側へ向かいました。これはいつもの風景。
これが標津からみた反対側の風景。キレイな円錐形の羅臼岳となだらかな知床岳はどちらから見てもわかる形。
これは斜里岳。ウチから見る山容とまるで違います。やっぱり自分の家から見るのが一番かっこいいべや!
1時間だけ野付湾で釣りをしました。凍った海と向こうは国後の山々。
釣り人の帰った後にはすぐにオオワシ、オジロワシが「なんか落ちてないかな・・」とやってきます。人として複雑な気分・・
氷点下5℃でテントを張らずにやっていると糸も穴も徐々に凍結。4ヶ所移動して結局1匹だけ。地元のオジサンいわく、「釣れだしたのは3年前からだぁ~今年はだめだぁ~」
今日は皆既月食。氷点下15℃の夜空のしたでの撮影は10分で終了。まともに写ったのは半分ぐらい欠けたこの一枚だけ。やっぱりシャッター押すだけじゃこんなもんでしょう。でも皆既月食となったら星が急に多く輝きだしたのは見事でした。天体って魅力ありますね。