晴れ・ワシ・タカ

今日の知床は流氷ビッシリ、晴れ。気温は氷点下7℃前後で風があったため体感温度はかなり低かったのですが、一生懸命歩くには良い日でした。

鹿は寒さのためか森の奥めにいましたが、オオワシは流氷をバックに飛んでいました。

そしてなんかオオワシやオジロワシじゃない!とシャッターを押して帰宅後に調べるとクマタカでした。この後にはオオタカも見られてとてもラッキー。それにワタリカラスの姿も見られてシーズン本番を感じました。

 

転ぶツアー

今日は山は悪天候のため神の子池裏ルートへ。森の中をひたすらラッセル。体力女子様のおかげでずいぶん楽をさせていただきました!

沢に落ちてもがいている人・・

昼食は池のほとりで神の子池のお湯を沸かしてスープなど。

冬は深い藍色です。

沢に落ちてもがいている人・・

坂を下にむかってダイビングした人・・・とウチのツアーで一番転ぶのは神の子池コースでしょう。オススメです!?

登る、下る

ルベス岳へ。この山は根北峠から1時間半ほどでスノーシューで登れる山。手軽ではあるけど急勾配の登り下りがある中級者向けの山です。まずは小さな雪庇登攀訓練・・すぐに諦めて別の登り場所をさがしました。

ここは急斜面の下り、高いところや滑るのが苦手な方はちょっとヘッピリ腰になるところ。今回は雪が適度にありアイスバーンにもなっていなかったので調子よく下れました。

森を抜けると山頂。丸く広い雪原です。後ろは斜里岳、その横は流氷のオホーツク海。

オジロワシが偵察にきました。

雪が降ってきたのでさっそく下山。辛い急勾配の登り斜面は下るのは一気でした。

 

大氷原満喫

知床方面スノーシューツアーも最盛期。流氷もバッチリ接岸しています。今年から「天に続く道」まで除雪が入り、展望台へも行けるようになりました。が最後のアプローチはズボズボです。

そこから知床方面を望むと道の先は海。流氷ビッシリで大氷原になっています。黒いのは雲の影。

道の駅でエゾシカソースカツ丼の昼食。ヒレカツ肉のようでとても食べやすく美味。肉の色は黒いですが、鹿といわれなければわからないでしょう。

まず男の涙へ。崖から鹿が顔出しています。さっきはご馳走さま。

象の鼻からは雲にかすんだ知床岬の一端が見えました。ここでは流氷をよ~く見ると動いているのがわかります。

原生林ではヤマゲラに会いました。

クマゲラも!コンコンというより、ガンガンという突き方。

フレペの滝もキレイな造形美を見せていました。やっぱり知床は素晴らしい!

 

初めての場所の洗礼

今まで行ったことのないところへ、ということで釧路近くの達古武沼へ行ってみました。やってみたかったのは氷上穴釣りによるアメマス釣り。まずワカサギを釣ってそれに寄ってくるマスを狙います。ここは人も少なく道路も遠いので静かでロケーションも最高です。

少しするとSL冬の湿原号の汽笛が!せっかくだからこの風景の中で撮り鉄だ!と思ったらSLは樹木の向こう・・汽笛と煙だけでも風情があるからまあ、いいか・・(本物の撮り鉄、釧路のYさんに偶然というか必然・?お会いしました)

結局M名人と2人で11時~16時ごろまで4ヶ所も移動したにもかかわらず一匹も釣れず、最後の30分でポツポツと小型のワカサギを16匹のみ。当然アメマスのアの字もありません。漁業権も無い自然の沼では朝夕の時間だけちょっと釣れる、ということが普通なのでしょう。能取湖と同じく釣りの難しさを味わった一日でした。

低温の現象

雪のちらつく今朝、斜里岳山麓より日の出がサンピラーとなって出てきました。気温は氷点下13℃。通常の冷え込みですが、こういう現象が見られる楽しい温度でもあります。

落ちてくる雪はすべて結晶化しておりとても綺麗。うまく写真に撮れぬままバッテリーが冷えて切れてしまいました・・

身近な本

赤いオーロラの街で 伊藤瑞彦 ハヤカワ文庫

知床を舞台に太陽嵐のよる世界大停電発生。その時主人公たちはどう生きるか・・先日も太陽嵐による電波障害などの恐れがあると報道されていたが、実際に起きたときにこうなるのか、ということを想像できる。ハヤカワSFコンテスト最終候補作品。作者の伊藤さんは、実はウチ(ロッジ風景画)のWebサイトの製作、管理をお願いしているWebデザイナー。小説に出てくるペンションや登場人物などは「あっあそこ、あの人を参考にしているな・・」ということがわかり内容がとても身近です。また斜里町では実際にオーロラを見たことがあるという人も多くいてそのうちウチからも見えるだろうと期待しています。停電や電波障害は困るけど、それも現代の人間は体験しておかねばならないことだともおもいました。

冷え込みの美

昨晩から霧が出て今朝一気に晴天になると樹木が全て霧氷となっていました。これは玄関前のシラカバ。

これも風が吹いたり日が当たって短時間で消えてしまうけど身近なところで美しさに心打たれるのはいいものです。

押し寄せて来た!

網走近くの鱒浦漁港から知床連山を見ると手前が地元産の流氷、奥が北オホーツク海産の本隊の流氷。ようやくドッと来ました。今、23時半の気温は16℃(もちろん氷点下。こっちはマイナスとか言わないのです。いつもマイナスだから)これは来週末からのツアーは流氷バッチリかも!?頼むから流氷さんたち、岸にいてね。

知床を両側から見る

中標津への買い物ついでに知床を両側から見てみよう、と根室海峡側へ向かいました。これはいつもの風景。

これが標津からみた反対側の風景。キレイな円錐形の羅臼岳となだらかな知床岳はどちらから見てもわかる形。

これは斜里岳。ウチから見る山容とまるで違います。やっぱり自分の家から見るのが一番かっこいいべや!

1時間だけ野付湾で釣りをしました。凍った海と向こうは国後の山々。

釣り人の帰った後にはすぐにオオワシ、オジロワシが「なんか落ちてないかな・・」とやってきます。人として複雑な気分・・

氷点下5℃でテントを張らずにやっていると糸も穴も徐々に凍結。4ヶ所移動して結局1匹だけ。地元のオジサンいわく、「釣れだしたのは3年前からだぁ~今年はだめだぁ~」

今日は皆既月食。氷点下15℃の夜空のしたでの撮影は10分で終了。まともに写ったのは半分ぐらい欠けたこの一枚だけ。やっぱりシャッター押すだけじゃこんなもんでしょう。でも皆既月食となったら星が急に多く輝きだしたのは見事でした。天体って魅力ありますね。