地元の山

地元清里町の山 エトンビ山。新雪のラッセルで辛そうだなぁ・・とおもいつつ行ってきました。
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除雪最終地点に車をとめて道路を30分登ります。目をつむって歩いてみたらひどい千鳥足だわ・・ここは清里ストレートロード起点。さすがの風景。

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森の中、たまにしかやらない自分写し。だってラッセル+登りが辛くって、きつくって・・

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3つほどピークを超えて最後はこんな角度の斜面。雪崩に気をつけてスノーシューをうまく使わないと歩きづらい・・・

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3時間登って、やっと目的地である稜線へ。エビの尻尾が見事。

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知床に流氷が押し寄せています。・・で、見晴らしのいいところに出ると・・なんで曇ってくるんだよ!斜里岳、知床連山、摩周岳なんか見えてたのに・・

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一気に下って道へ。自分の足は長いんだなぁ~夕方のマジック!?

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ザックに入れておいたポカリスエットが凍っていました。氷点下10℃。でも登りは大汗。下りはちょうどいい。着いてじっとしていたら極寒に気が付きました。
やはり家の窓から見える山に登るのはいいものです。

文ちゃんのはるかな知床

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1992年に北海道新聞社から出版された本。著者の佐藤さんは清里町出身です。知床に入植した父母に連れられて来た幼い文ちゃん。想像を絶するつらい生活の物語だ・と思いきや、子供たちには記憶に残る面白おかしい毎日もあったようです。冬になると頻繁に訪れる知床ですが、子供たちの目にはこんな生活が写っていたんだ・・ということを想像させる面白い本です。

熱くならないために

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居間にある冷蔵庫にこの時期、直射日光が当たり、表面がとても熱くなってモーターが動きっぱなしになってしまっています。これは開業時からなんとかしなきゃと思っていたのですが、いいアイディアが浮かばず12年・・外は氷点下なのに室内は20℃。その中にある冷蔵庫で物を冷やす・・エコじゃないなぁ・・理想は外とパイプなどで冷蔵庫がつながっていて、温度センサーで冷気を出し入れするシャッターでもつければいいのでしょうが、すぐにはできないので仕方ない、遮光板を取り付けました。

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ベニア板を切って、色を塗り、ドアにネジ止め。ドアや側面とは通気のためあえて隙間を開けました。これで少しは電気の無駄遣いは無くなるかな・・?いつかは理想のシステムを作ってみたいものです。

森と氷河と鯨

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本の写真は貸してしまったのでWebからの画像で失礼します。
写真家でもある星野道夫さん、残念ながらカムチャツカでヒグマに襲われ亡くなってしまいましたが、この方の感性は情報に囲まれる生活をする時代以前に人々が感じていたであろう懐かしい感覚、想いを感じます。どの本も、写真集も素晴らしいのですが、冬に知床へ来られるなら是非この一冊から読んでみてください。ワタリガラスの伝説を追う舞台はアラスカですが、そのワタリガラスが冬、遠くから知床にやってきます。ボクもスノーシューツアー中によく見つけ、一見普通のカラスだけどしゃがれたような声で鳴くこの鳥には不思議な魅力を感じていつも見入ってしまうのでした。

やっぱり知床はいい!

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今年の流氷はなかなか来ないけど知床の自然はやはり素晴らしい!良いところは多いけど原生林へ気軽に入れる、ということが特徴の一つでしょう。大木、幼木、風倒木、放置されて自然に帰っていく森など表情は様々。
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もちろん動物も住みやすくて、ヒグマの爪あとなんかあちこちにあります。(今は冬眠中なので”ほぼ”安全)

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あちこち鹿だらけですが、キタキツネものんびりしていました。

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空には巨大なオオワシが滑空、たぶん下にエサとなるものがあるようです。

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このときは著しく天候が変化し、吹雪→晴れ→吹雪が何度か繰り返され、辛い時は森の中で雪やどり。

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なのに帰りは見事な夕映え。今日も幸せなスノーシューツアーでした。

裏摩周へ

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久しぶりに裏摩周へ。写真は撮れなかったけどまだ氷結していない摩周湖の上にはオオワシも飛んでいて人は誰もおらず、風も弱くて極めて静かな、やはり素晴らしい無音の摩周湖でした。帰りはこれも久しぶりにテレマークスキーで半分ぐらいはサァ~と滑り、あとの半分はシュッシュツと歩いて夕映えの山々を眺めて温泉へ。今日もビールが美味いなぁ~

絶景の冬山

スノーシューツアーの下見を兼ねて根北峠から斜里岳へ向かう稜線を目指して行ってみました。
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目指すのはたぶん左下のピーク。山頂までは時間的に行けないのでとにかく大展望のきく稜線を目指しました。

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ひたすらエゾマツ、トドマツ、ダケカンバの原生林を少しづつ登っていきます。最初はラッセルがきつくてハアハアゼエゼエの大汗・・昨年同様途中で断念か・・
と小休止すると数日前のスキーの跡を発見。これをトレースするとスノーシューの沈み具合は半分になり”行ける”と前進。
進んで休んで・・進んで休んで・・

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寒冷で湿度が高くきれいな大気の場所に生息する、樹木と共生するサルオガゼ。休憩時の安らぎ。

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ジャケットを脱ぎ、インナーダウンを脱ぎ、手袋と耳あてを外しハチマキをしめて2時間ほど登ると急に大きな樹木がなくなり展望が開けました。
目指すピークはこの上か!?

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稜線に近づくと海別岳が全容をあらわしました。

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ピーク着。最高の達成感。南斜里岳へ続く稜線。斜里岳主峰にもよく似ていました。オホーツクの沖合には流氷もうっすらと見え自分の中の流氷初日。やはり山は素晴らしい。

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来た道と帰る道。たまにハイマツやダケカンバの上にかぶっている雪を踏抜き、転びそうになりながら一気に下る。登り2時間半、下り1時間半で到着。大満足の充実感。心の中に無限にリピートする風景がまた一つ焼き付きました。

トレーニング

今日はスノーシューツアーのトレーニングも兼ねて家の前の雪原をハイキング。ついでに名犬?ムギも連れて行きました。
やつは面白い・・
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新雪の上では埋まるし疲れるし、雪が指の間や体について嫌だからいつもボクの足跡の上を歩いてついてきます。
しかし、キツネなどの足あとを見つけると・・

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興奮して自分からラッセル!偉いぞ~

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たまに雪の中に顔を突っ込んでクンクンするから振り向いた顔は真っ白(笑)

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でもすぐにラッセルは嫌になって自分の跡や人の跡を歩きたがるのです。なんか人間味あるなぁ~

チカの醤油みりん干し完成

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先日釣ってきた250匹のチカ、醤油とみりんと酒の漬け汁につけ、その後干して完成しました!ちょっと骨はあるけれどいい味でています。でも腹わた取るのは大変でした・・ホントは取らなくてもいいんだろうけど、どうも取りたくて・・

滞在、好感度!

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東大雪の糠平温泉にある旅館「中村屋」さんへ行ってきました。ウチに来られるお客さんの評判もとても高いこの宿、行ってみてわかりました。ハード面では見た目、古い昭和の温泉旅館そのものですが、中はこのように手作り感満載、それに気遣い感も形になっています。もちろん形になっていない気遣いとポリシーもなかなか。

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ランプシェードも。

宿の皆さん、いろいろありがとうございます。とても参考になりました。
糠平温泉の宿はあとユースホステルさんしか知りませんが、この2軒、ボクの感想ではとてもレベル高いです。こんな宿が日本中に増えてくると(特に北海道に・・)旅の楽しさは倍増するでしょう。ウチもガンバらねば!

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そして糠平といえばこれ。タウシュベツ橋梁。氷結した湖上を2キロぐらい歩いて行ってみましたがやはりもうボロボロ。そっと眺めて時間の経過を感じた素敵な場所でした。