視点を変えて

暗く北風が吹きすさび、昼ですら氷点下の今日は12月中旬の天候のよう。虫も出ず汗も出ないこういう日は外の肉体労働の適日。前からやろうと思っていた別棟横に積んであった建材を物置に片付けたのですが、物置からの風景って意識したことないな、とキャンプ用の椅子に座りしばしボケッとしていると前をキツネが歩いていたり白鳥が飛んでいったりとなんかいい感じ。やはり外で自然を感じているのが自分には一番いい時間だと再認識しました。

湖の自然

湖畔の樹々には野鳥が多く、今日はヤマゲラのつがい(に、なろうとしている?)をしっかり見ることができました。

これだけ晴天で波が無いとやはり苦戦・・6時間の釣りの中で釣れたのは16時ごろの15分間にパタパタッと3匹。小さな群れが来たみたい。

なごみ系トラウト、アメマス。

オスプレイ(ミサゴ)はこのあと見事なダイブでウグイを仕留めていました。その瞬間を撮りたいのだけど難しい・・

夕暮れまで粘りましたが不発。やはり人に優しい日は釣りは厳しいと実感でした。

 

自然を見に行く

今日は晴天。気温は5℃以下と低いけど北海道らしい春を見に行こう!(自分の家からの風景が一番だけど・・)と網走方面へ。麦の畑では北へ帰る白鳥が100羽以上の群れとなり旅の準備中。

網走湖畔の野鳥探索路では福寿草が盛りでした。

咲き始めの水芭蕉。あまり有名ではないけど水芭蕉はこちらでは雑草状態。特に網走湖周辺は大群落となっています。

日当たりのよい場所では見頃のものもありましたが、おそらく1週間後ぐらいからが特に見事に見られそうです。

カラ類も美声で和ませてくれましたが、賑やかだったのはアカゲラのドラミング。音のよく響きそうな枯れて乾いた木を見つけてメスにアピールする超高速連打。

能取岬へも行ってみました。オホーツク海の向うには見事な知床の山々の連なり。ウチからとは違った方向からの眺めもまた見事。

絶壁の下の岩の上にはオオワシの幼鳥が一羽。仲間の多くは北へ行ってしまったのでしょう。なんか寂し気。

ウチの裏山(斜里岳)はやはりカッコイイ!先日の雪が山麓の樹木を白く染めてイケメンに磨きがかかりました。

日課

積雪がありました。ウチの近所は10センチほどですが、森の雪化粧は静けさを呼ぶよう。こういう日は釣れるのです。

2~3日に一度、午後から出陣する湖。ここで野生動物たちをみるのも楽しい日課。ハクチョウたちも次の暖気あたりで北へ向かいそうです。

釣り始めて30分、アタリがあり合わせるとかなり強い引き。

太ってはいなかったけどちょっと大型のアメマス58センチ。いまのところ今シーズンの最大魚。この直後、生け簀のように囲った石をクネクネと乗り越え湖へ帰還。「イワナは這って移動する」という話に納得です。

しかしこの魚の歯を触ってしまって・・なかなかの切れ味!痛えなぁ・・

上手く撮れない飛んでいるオジロワシ。昼間なのにエゾタヌキもいました。

今日は寒かった!凍り付くガイドを湖水で解かしながら竿を振ります。

42センチの弾丸ニジ。いい走りをしました。

今日はフライ・ルアー共そこそこ満足のいく釣果が得られ車に戻ると先の森に動くいくつもの大きな影。ぶつからないように帰ろうっと。

 

 

 

現実の大物、幻の大物

3密を避けて(というわけじゃないけど広~い湖にポツンと一人)M名人が「なんかデカい!」と、大物と格闘中!

上げたのは58センチのオスのニジマス。

やっぱりいるんですね、お見事!この少し前にボクも同じぐらいの大きさの銀ピカのメスのニジマスとしばらく格闘しましたがランディングのときにバレてしまい幻に(涙)・・今思うとつがいだったのかも・・

その後も30センチほどのチビニジ(ウグイのほうが重くてデカい)

アメマスとウグイが多数と今日は快釣でした。面白いのは今日はアメマスの型が全体的に一回り小さくなり、釣れる場所も特定の場所だけではなく広範囲に散らばっている感じでした。ウグイのライズも広範囲にあったからエサの水生昆虫が全体的に羽化しだしたのかな?また昨日のほうが波があり天気も悪く釣りにはいい条件だったけど今日のほうが釣れました。なんか釣りにはいい条件の日の次の日がより良く釣れる傾向があるかも・・水温や地温と同じく水の中にいる生き物には好条件が伝わるのに一日ほど時間がかかるのかもしれませんね。そんなことを考えながら帰路に着いたらエゾシカの飛び出し!急ブレーキ!・・あ~ビックリした。

ルアーとフライと

5分ほど先に着いたM名人がすでにアメマスをゲット。もう釣っちゃったの・・

幸先よくしばらくするとボクにもヒット。日を追って体型が良くなり引きもパワフルに。アメマスは50センチ前後が多いけど、「この引きはニジか?」と思うぐらいです。

昨日湖一番の有名ポイントで58のニジを上げている知床K氏のアメマス53。ここのシャロ―(浅場)には主に虫を食べにきているようでフライでは数が出ますが、ルアーでは大物の比率が多いようです。

M名人の上げた銀ピカ。これは何?ニジ?ヒメ?と思ってよく見たらパーマークがうっすっらとあり口が黒い・・ヒメマス体型のサクラマスでした。

ミサゴも連日見るようになりました。狙いを定めて急降下するも「あ~逃げちゃった」という嘆きが聞こえてきそうな空振りの連発。カラスに追われるオジロワシ、後ろの森にはキツツキたち、道路にはキタキツネやエゾシカと自然も一級のここは理想郷です。明日も行こうかな・・

 

不安定の中の一瞬の美

一昨日は珍しく雷が少し鳴り、昨日は虹。そして今日はアラレが降り毎日不安定な天候が続いています。しかしそんな状況の時は瞬間的に素晴らしい風景が見られることがあります。

今日はアラレの後、ちょっと強い日差しが射すと大地全体から蒸気が沸き上がりました。そのモヤが畑を走っています。幻想的な美しさにすぐに外に飛び出て撮影。しばし見惚れて「やっぱり北海道って素晴らしい!」と再認識したのでした。

冷えるパラダイス

小雨、気温は4℃。寒いくて人に厳しい天候は魚には優しいはず、との期待で午後から出陣。日曜日とはいえこんな天気のときに来るのはボクぐらい・・と思っていたら知床K氏が合流。楽しくなってきました。波が小さいからちょっと苦戦・・忍耐モードに入りしばらくすると水深50センチ足らずの浅瀬でライズが始まりました。ほとんどウグイだけどなんか違うものも混ざっているような・・

その浅瀬のライズを狙い撃ち!強い引きはいいコンディションのアメマスでした!釣れたのは前回と同じくやっぱり普段釣り人が立っているところ。やる気のあるやつは人がいなければ、あるいはジッとして静かに釣りをすれば足元に来るのですね。してやったり!

この時期はウグイ君の猛攻はまだ。あちこちでライズしているけどよほど小さい虫を食べているようで彼らですら一筋縄で釣れません。でも沈めればたまに来ます。今日は#8~#20まで大小のドライフライは不発・・ちょっと悔しい。たぶん水面直下のやつ、たぶん浮上してきたユスリカかその抜け殻を食っている様子。でも小さいフライを結ぶのは老眼には厳しいので強引にいつものただのニンフで釣りました。

日増しに艶っぽくなっていく魚体。秋の産卵でやつれた体のやつ、かなり回復していてたくましいやつとかなり個体差があります。

ルアーで苦戦していたK氏も終了間際に渾身の一発。すぐ手前で50センチのアメちゃんゲット。今日は明らかに虫を食べにきている魚が多くフライが好調でした。魚たちはたぶん・・沖の深場でワカサギをなんとか捕まえて食べているけど浅場の虫も簡単にとれるビタミン剤のように食べに来るのかもしれません。また波があれば上からミサゴなどの攻撃もかわせるので浅場に来るのでしょう。ベタ凪はホントめったに釣れません。このように同じ場所にいつも通っていると見えてくることが多く楽しさもひとしお。アナログな理解を楽しむ釣り。やめられません!

透明度と光景に癒される

日本最北の不凍湖、支笏湖へ。ここは巨大なブラウントラウトがおり、たま~に釣り雑誌で表紙を飾っています。狙って釣れるほど甘くはないですが昨年丸ボウズだったので再チャレンジ!ここはとにかく水と風景が素晴らしい!カルデラ湖なので火山に囲まれており、気に入ったポイントから右を見ると風不死岳(フップシ岳)と樽前山が透明で深く吸い込まれそうな湖面の先にそびえています。

2時間ほどひたすらルアーを投げてみたりフライでねばったりしていたけど魚っ気が無い・・これはまたボウズだな、と思ってボーっといたら急にアタリが!結構引いたので慎重にやり取りすると銀色の魚体でニジだとわかりました。後ろは恵庭岳。

魚40センチほどでしたがプロポーションもよく太っていました。そして目が大きい!ニジやブラウンにはいろいろな柄や形のやつがいるからたまたまかもしれないけど透明度や深さと関係があるのかもしれません。今回の釣果はこの一匹でしたが支笏湖初級者としては満足。明日からはホームグラウンドの湖で楽しみます!

茶色の世界

まだ窓から見えるオホーツク海には流氷がビッシリ。3月下旬では珍しいことです。今のこちらの気候は極端で昼間でも2~3℃の今日のような日もあれば15℃ぐらいまで上がるときもあり服装も難しいところ。畑の雪は8割がた解け土色の風景が広がっています。まだこれから1ヶ月ほど土色の季節が続きますが葉っぱの出るころには世の中も平穏になってほしいものです。