行ったり来たり

Ryuuhyoumado
宿の居間から朝、海を見て「斜里の浜も流氷が離れてきたなぁ~」なんて言っていても午後になって見てみると一面真っ白に!北寄りの風に押され歩くぐらいの速さでみるみるうちに押し寄せてきます。こうやって行ったり来たりを繰り返し、暖気で解けることと相まって未練を感じさせつつ去っていきます。

自然美

ウチから見える水平線があまりにも光輝いていたので知床の森と海にに行ってみました。
 オシンコシントンネルの上にある森は意外に大木が残っていて、朽ちて行く巨木が残っているのも生き物たちにとっては良質な衣食住の提供でしょう。
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日没を待って海岸へ。このころになると風も強くなってきて少し地吹雪気味になり、夕焼けと相まって浮世離れした風景が広がってきて夢中でシャッターを切りました。

3月になると「今年ももうすぐ流氷とお別れか・・」と名残惜しんで何度も足を運んでしまいます。

三寒四温

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確実に春へ向かってはいますが、寒い日と暑い日が交互に訪れていて、まだ海には流氷がびっしり。日差しもかなり強く、照り返しですぐに日焼けします。美白注意!

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散歩に行くと農道はほぼ除雪されていました。農家は今、ポットというてん菜糖の苗作りの時期ですが、それが終わると畑に融雪剤を幾何学模様のように散布するので、一面真っ白というのもそろそろ終盤です。

考える時間

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お客さんのいない日が何日か続いています。長期の休館だと、ここを直そう、春からはこういう宣伝しよう、ちゃんと片づけをしよう、旅に出よう・・といろいろ先のことを考えるのですが、今のようにポッと休みがあると、なにしよう?・・お客さんなんで来ないのかな?・・いまのうちにやっておかなきゃならないことってなんだ?・・他の宿のHPでも見てみるか・・いやまず雪かき、洗濯、車掃除かな・・となんか落ち着きません。
また、この冬のツアーやお客さんとの会話を想い出して、もうすぐ転勤や入社、卒業、退職の季節だなぁ・・と世の中の主な動きを遠いところから考えるような気持ちになったり自分の過去を懐かしんだり・・・
まあ斜里岳や流氷を見ながらお茶でも飲んで、あれやこれや考えるのも自分にとっては日常だけど一般的には最高の贅沢ですね。ここで生活していることに感謝です。

まだ雪も充分にあり気温もプラスで暖かく流氷もまだたくさんあり、晴れたら素晴らしいスノーシューツアーができます。3月の下旬までは特におすすめの季節、道路も悪天候の時以外は凍結部分がほぼ無くなってきて運転もしやすいです。LCCでもご利用になって是非おいでください。

雪の野付を歩く

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ここ数回、悪天候によりツアーが途中中止になったり、行き先変更になったりしてしまっていますが今日も悪天候により行き先をルベス岳から野付半島へ変更。風が強く寒かったけど、穴を掘ると快適なティーラウンジになりました。風景はさすが異彩のトドワラ。

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帰路は氷の状態や気象条件などを良く見て安全性が高いことを確認し、氷結した浅い沿岸の海の上を歩きました。雪の白と空の青の世界を1キロ以上歩くのも不思議で新鮮な感覚。

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オジロワシってイケメンだ!

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そしていつかは行きたい国後島、羅臼山。いつかは・・ではなく、そろそろ何年後に・・と言いたいところです。

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宿に戻ると斜里岳が雲を振り払ったように姿を見せてくれました。
なんで、ツアーのときばかり天気悪いんだよぉ~・・(泣)

裏摩周を歩く

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裏摩周展望台からの帰路、道路を外れるとこのような風景が広がります。
登ってみたい山があちこちに見られ、今度はどこにしようか、広大な風景の中で考えるのも楽しいものです。

大荒れ

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年に一度あるかないかの突風が夕方から朝まで吹き荒れました。最強レベルの猛吹雪で道路や鉄道は全滅。隣りのカフェのマスターは11時間かけて10キロ先の自宅までたどりついたようです。まだ風は強いけど北西の風だから流氷は押し寄せているでしょう。でもストーブの排気筒や換気扇なども詰まっちゃってこれから除雪と修理・・さあやるか!

興味しんしん

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急に春らしい陽気になってきて、動物たちも活発になってきたように感じます。神の子池からの帰路、川沿いに歩いているとミヤマカケスが近寄ってきました。カラスの仲間のこの鳥は警戒しつつもこちらに興味があるようで意外近くても逃げません。身体も重いのかパタパタッ・・パタパタッと断続的に羽ばたきながら飛んでいきます。木の新芽も膨らんできて少しづつ季節が進んでいます。

海の景色と山の景色

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昨日は藻琴山へ。ここもいつ行っても素晴らしい!!知床、斜里岳、屈斜路湖、阿寒をはじめ道東の山々、それに流氷と雪原の大地。この広がりは一番の場所でしょう。一度行けば病みつき。たぶんこれからもっと有名になっていくとおもいますが、未体験の方は是非ツアーに参加してくださいね。ちなみに下りも最高です・・

流氷三昧

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流氷がまだかなり残っている今年はそれだけ見所も多く、オジロワシ、オオワシなどが獲物を探す光景がみられます。

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そしてようやく快晴となった知床、ゾウの鼻と言われる断崖絶壁からの風景。知床岬から知床岳、連山が一望できる絶景ポイント。ロシアまで一面に広がる流氷が自然の大きさと神秘性を感じられます。