冷えるパラダイス

小雨、気温は4℃。寒いくて人に厳しい天候は魚には優しいはず、との期待で午後から出陣。日曜日とはいえこんな天気のときに来るのはボクぐらい・・と思っていたら知床K氏が合流。楽しくなってきました。波が小さいからちょっと苦戦・・忍耐モードに入りしばらくすると水深50センチ足らずの浅瀬でライズが始まりました。ほとんどウグイだけどなんか違うものも混ざっているような・・

その浅瀬のライズを狙い撃ち!強い引きはいいコンディションのアメマスでした!釣れたのは前回と同じくやっぱり普段釣り人が立っているところ。やる気のあるやつは人がいなければ、あるいはジッとして静かに釣りをすれば足元に来るのですね。してやったり!

この時期はウグイ君の猛攻はまだ。あちこちでライズしているけどよほど小さい虫を食べているようで彼らですら一筋縄で釣れません。でも沈めればたまに来ます。今日は#8~#20まで大小のドライフライは不発・・ちょっと悔しい。たぶん水面直下のやつ、たぶん浮上してきたユスリカかその抜け殻を食っている様子。でも小さいフライを結ぶのは老眼には厳しいので強引にいつものただのニンフで釣りました。

日増しに艶っぽくなっていく魚体。秋の産卵でやつれた体のやつ、かなり回復していてたくましいやつとかなり個体差があります。

ルアーで苦戦していたK氏も終了間際に渾身の一発。すぐ手前で50センチのアメちゃんゲット。今日は明らかに虫を食べにきている魚が多くフライが好調でした。魚たちはたぶん・・沖の深場でワカサギをなんとか捕まえて食べているけど浅場の虫も簡単にとれるビタミン剤のように食べに来るのかもしれません。また波があれば上からミサゴなどの攻撃もかわせるので浅場に来るのでしょう。ベタ凪はホントめったに釣れません。このように同じ場所にいつも通っていると見えてくることが多く楽しさもひとしお。アナログな理解を楽しむ釣り。やめられません!

透明度と光景に癒される

日本最北の不凍湖、支笏湖へ。ここは巨大なブラウントラウトがおり、たま~に釣り雑誌で表紙を飾っています。狙って釣れるほど甘くはないですが昨年丸ボウズだったので再チャレンジ!ここはとにかく水と風景が素晴らしい!カルデラ湖なので火山に囲まれており、気に入ったポイントから右を見ると風不死岳(フップシ岳)と樽前山が透明で深く吸い込まれそうな湖面の先にそびえています。

2時間ほどひたすらルアーを投げてみたりフライでねばったりしていたけど魚っ気が無い・・これはまたボウズだな、と思ってボーっといたら急にアタリが!結構引いたので慎重にやり取りすると銀色の魚体でニジだとわかりました。後ろは恵庭岳。

魚40センチほどでしたがプロポーションもよく太っていました。そして目が大きい!ニジやブラウンにはいろいろな柄や形のやつがいるからたまたまかもしれないけど透明度や深さと関係があるのかもしれません。今回の釣果はこの一匹でしたが支笏湖初級者としては満足。明日からはホームグラウンドの湖で楽しみます!

茶色の世界

まだ窓から見えるオホーツク海には流氷がビッシリ。3月下旬では珍しいことです。今のこちらの気候は極端で昼間でも2~3℃の今日のような日もあれば15℃ぐらいまで上がるときもあり服装も難しいところ。畑の雪は8割がた解け土色の風景が広がっています。まだこれから1ヶ月ほど土色の季節が続きますが葉っぱの出るころには世の中も平穏になってほしいものです。

めげない勝利

日曜日なのに天気もいいので湖へ。水はとても冷たく氷もときおり流れてくるなか、M名人をバックに大ウグイをゲット・・これはアメマスも来るかな・・

有名ポイントだけあってズラッと並んでいます。この周辺だけで約9人。

氷が流れてきました。これも流氷か・その上にはハクセキレイが昆虫を探しています。で、結局見ている中では誰も一匹も釣れていませんでした。ボクもウグイ一匹だけ。寒いし釣れないしもうしばらく来るのは止めよう・・

と思ったけど・・どうも丸坊主が悔しくて今日も行ってしまったのです。沖まで入ってルアーで遠投しても全く釣れず、フライに換えて足元から5メートル先の昨日、皆さんが立っていたところにインジケーターを流しているとあっさりと40センチのアメマスが・・なんでそんな近くにいるの??

藻琴山から雪がやってきました。波もそこそこ。寒いけどこういう時って釣れることが多いような・・

一生懸命遠くに投げるとまったくアタリがなく、しばらく動かず静かにしていて足元5メートル先に落とすと釣れちゃうのです。それもほぼ等間隔で20~30分に一匹。

まだ痩せてるけど50オーバーもいくつか来ました。この時期だけなのか、今日の天気や風向き、温度などの諸条件と釣り方がマッチして最高の釣りができました。で、調子に乗ってすぐに行ったらまだボウズくらうんだよなぁ~

 

春へ

天気がいいので中標津から野付半島へぐるっと一周。先日の暴風雪は太平洋側のほうが積雪が多かったようでウチの周辺より雪が残っていました。野付半島から見た知床連山はかなり横長に大きく見えます。

国後島は暖気で少し霞がかかり爺々岳は見えなかったものの羅臼山はくっきり。早く行ってみたいなぁ・・

キツネが何匹もウロウロとしていました。逃げません。たぶんエサを与えられたことがあるのか・・

オオワシの姿は急に見られなくなってきたけど、白鳥やカモ類はまだかなりいました。野付湾側の海氷も半分ぐらい解けてきた感じ。トドワラはさらに少なくなったよう。この浅い海には北海シマエビがいっぱいいるんだろうな・・

国道244をオホーツク海側の我が家へ向かう。いつ通っても”THE北海道”の爽快ロード。左の白い山は先日登った斜里岳。山もこれから急に雪解けが進みます。

良い気になっていると

昨日朝で冬の営業が終わり、春の陽気なのに大げさなぐらい厚着をして湖へ。先日の釣果の様子だとまた釣れるだろう、などと高をくくっていたらアタリすらありません。上空のミサゴもオジロワシもトンビも水面近くには降りて来ず、にぎやかなのは白鳥とキツツキだけ。昼から夕方までM名人とねばりましたが結局ボウズ。人に優しい天候のときは魚には厳しいようです。

帰りの道路沿いはエゾシカ天国。道いっぱいに群れがいたり、わざと車に体当たりしに来るんじゃないかというぐらい目の前に飛び出してきたりと油断なりません。これから森に草が生えてくるまでは道路わきの草を食べに出てくることが特に多いのでご注意を。

 

斜里岳の風景

快晴!ツアー最終日の今日は、ちょっとハードな東斜里岳直下のルイベピークへ。目指す山が見えるのはテンション上がります。

おじいさんのヒゲのようなサルオガぜ。湿潤と冷涼と清涼を感じる共生植物。

出窓のように開いた樹木の洞。クマゲラの食痕や立ち枯れの樹木を見ながら・・

ひたすら緩い登りを2時間歩きます。

高い樹木が突如途切れてハイマツと低いダケカンバ帯へ。一気に視界が開けます。

急な斜面を気を付けて登り切り目標のルイベピーク着。ここまで来たなら東斜里岳直下の急斜面下まで行ってみます。

国後島の羅臼山に流氷が押し寄せていました。

山頂の上にはオジロワシが輪をかいて滑空中。ウサギを探しているのか?

 

今日の終点。太陽が暖かく、風も無く快適な稜線。Uさんはカップ麺を美味しそうに食べています。

野付半島に流氷のオホーツク海を見渡す大パノラマ。ホント素晴らしい!後ろ髪引かれるような思いで現実の下界へ向かいます。

腰掛にちょうどいいダケカンバ。

ダケカンバの上に2カ所、トドマツが生えていました。倒れているのではありません。渾身の一枚を撮影中のUさん。

ゴール地点から見た登ってきた山。あそこまで登ったんだ、自分の足も大したもんだと褒めてあげねば。

今シーズンもいいスノーシューツアーが出来ました。また次のシーズンも「オホーツクの絶景と自然」を楽しみながらご案内していきます。そしてまたGWからのロッジ風景画もよろしくお願いいたします。

 

 

藻琴山スノーシューツアー最終日

ここ数日、最初は青空、次に黒い雲で暗くなって小雪そして晴れの天気が続いています。今回は小清水キャンプ場の右側の稜線と道路が交わるところ、ここより1キロほど下から入山。

最初から山頂直下まで長~い尾根歩き。流氷もまだ知床方面はビッシリあります。

いつもと反対周りの風景の中をあの一番上のさらにちょっと上の山頂を目指します。雪はガチガチで軽アイゼン装着。

「ウギャ!」という声で振り向くと東京のUさんが雪を踏み抜き抜けられなくてジタバタしています。まずは撮影。

山頂直下の鞍部は完全に土が出ていました。

山頂。結局登りは軽アイゼンで登りました。下りはスノーシューを装着。ちょっと重いけど安定感と安心感があります。

昨日のように湖に浸かっていると氷結した部分もほとんど見えませんが上から見ると・・西側3分の1と東側の一部はまだ厚い氷の下です。

前回とは稜線の雪庇の形がかなり変わりました。2メートルぐらい広くなった感じ。

最後はハイマツ帯に入る手前でキャンプ場側へ一気下り。新雪なら走れるけどこれだけのガチガチ雪の場合はゆっくり膝を痛くしながら降りるしかありません。今回はキャンプ場側から急斜面を登らずに山頂まで行くルートをとりましたがちょっと長くてしかし景色もいいコースでした。体力のある方にはおすすめです。

 

 

早くもゲット!

明日からのツアーに備えて藻琴山へ下見。暖気が来てから登っていなかったのですが来てよかった!雪の状態が一変・・いつものハイランド小清水分岐点からの登りは雪がかなり解けていてハイマツこぎになりそうで止め、キャンプ場側を調査。雪面はどこもオールクラストしておりカチカチに。試しに片側だけスノーシューで歩いてみたけどつぼ足側もほとんどもぐりません。スノーシューもアイゼン部分を突き刺す感じです。明日以降の寒いときに登る方は軽アイゼンぐらいはあった方がいいかも・・

展望台から屈斜路湖を望むと5分の4ぐらいすでに氷が無い!これは
行くしかありません。

昨年より1ヶ月早い釣り開始。こんな寒い日に誰もいないだろう・・と思っていたらいました(笑)知床のガイドE氏。さすが元釣具屋さんの釣狂、ちょっとしたらさっそくヒット。

短い時間に50弱のアメマスを2つゲット。見事です!

寒い!ロッドのガイドは凍り付き指がかじかみます。おまけに山の装備に気を取られて釣りの装備がおろそかに・・ズボンとタイツは薄手、ジャケットとネットまで忘れて、ロッドもラインと違う番手のものを持ってきちゃったのです・・アホか・・

芯から冷え切り我慢の限界・・といったときに釣れました!!超嬉しい初物。体型が回復途中にある53センチのアメマス。お腹の出っ張りは沖で食べたワカサギか、ウグイか、ハゼ系の魚か・・で、寒さに負け撤退。でも大満足。

帰路、とにかく温めねば!と川湯の足湯へ。強酸性の硫黄の温泉はホントよく暖まりました。次回からは大げさなぐらい完全な装備で通うぞ~!

おかえり!

宿から見た11日の流氷。何日も相当強い南風が吹いたにもかかわらず10~20キロ沖合に去っただけだった流氷。南風が陸に近い海上だけ吹いて沖は北風だったのか、それとも密度が濃すぎて強風でも持ちこたえたのか、今年の流氷はしぶとい!

今日の流氷。しっかり戻ってきました。おかえりなさい!という感じです。この様子だとまだ数日はしっかり見られそう。特に知床方面は素晴らしい風景が見られるのでフレペの滝などおすすめです。