狙っては引き

今日もカラフトマス狙いに知床へ。魚は跳ねたり背びれ出したりとけっこういるけれどこういう群れは釣るのはホントに難しいのです。群れを見つけては投げては引き、見つけて投げ見つけて投げ・・M名人とお互いバラした後、ようやく一匹。

大物ではないですが、さすがのパワーと価値ある一匹に満足。サケマスの釣りは毎年10カ月ぶりになるので、何匹が釣らないと昨年までの釣り方のノウハウがなかなか思い出せないのです。釣ってみて”そういえば群れ直撃はダメだったよな”背びれを出していたり跳ねているやつ、一か所に溜まっているやつはまず釣れない”少し早めに動いている群れが食い気ある”など「そうだったよな!」を思い出すのが面白い!

雨装備で行ったけどキレイな夕日が見れました。さて明日からお盆明けまで最繁忙期。釣りはしばし休みですが、こんなご時世でも来ていただける方のために、できうる限りの感染防止対策をして皆様のお越しをお待ちしております!

幸先良し!

今、麦の収穫の盛り。宿の前の小麦畑もあっという間に刈り終わり、麦草ロールの作成です。斜里岳にこんな南からの雲がかかってくると暖かい、あるいは暑い南の強風が吹き、2~3日後に天気が悪くなることが多いのです。どうか外れますように・・

夕方からカラフトマス狙いで知床に初出陣。駐車場が無いので車から自転車で向かいます。パッと見ると、この時期にしては魚影が多くすぐに釣れるかな・・と高をくくってルアーを投げ続けてもなんか逆に避けられてる感じが・・作戦変更し、K氏から教えてもらったエビの塩漬けを付けて浮き釣りに。10分ほど経つとやる気のある群れがザワザワと泳いでくるのが見え、進行方向5メートル先に投げて待つと!スウッーと浮きが沈みアワセると久しぶりのカラフトマスの強烈な引き。手前の藻に絡まりながらも上あごのいいところに掛っていたのでバラすことなくキャッチ。やったぁー!!

銀ピカの美味しそうなオスのカラフトマス。浮き釣りも面白いですね~この後すぐに日が暮れて終了したけど、一日目で釣れるなんて幸先の良いスタートをきれました。また行こう!

流れ星

少し前の写真になりますが、宿の前で星空を撮影していた京都のMさんが撮影した、天の川、斜里岳、流れ星の3つ揃った最高のショット。流れ星まではなかなか揃いませんが星空観察の方は月の出ない日や、出るのが23時以降、沈むのが20時以前の日であれば、夕食や温泉に行ってきたあとにこんな夜空が見られます!(もちろん晴天なら・・)

晴れとバイク

夕方、斜里岳も木星の下に現れ、1週間の曇天と雨のトンネルを抜けたようです。ようやく暑い夏がやってきそう。

やっぱりエンジン、スタイルなどすべてがバランスよくできている神奈川のSさんのCB750。北海道ツーリングでは走りも安定感も特に向いている並列4気筒のナナハン+集合管。荷物を積んで遠くから来て走っているのをみると旅とバイクって最高の組み合わせだとしみじみと感じるこのごろです。

彗星の宿

彗星が見える!との情報で外に出て北西の低いところをみると・・しっかりと肉眼でも彗星が!こんなにはっきりと見えるのは初体験なのでさっそく素人カメラマンとなってシャッターを押すとちゃんと写っていました!(嬉しい~)この彗星は3月に発見されたまだ新しいネオワイズ彗星というやつで次に現れるのは5000年後だそうです。(人類いなさそう・・)昔であれば凶兆の箒星と言われていたのですが、現代では人類の尺度を超えた宇宙空間での壮大なスペクタクル。

彗星の反対側は天の川と木星。雲のように見える2000億の恒星の一部と同じ地区の住人のような太陽系の惑星。こんな星空を小麦畑の横で見上げていると、人間のような生命など宇宙ではありふれた存在なのではないか・・などと思えてきてなぜか謙虚に生きなきゃな、と感じるのでした。

奇跡の川、健在

30年以上前、雑誌の一面を飾ったこの流れに一目惚れし毎年通っていた西別川。バイカモが茂り、水がきれいでとても冷たく、夕方にはトビケラのスーパーハッチがあって当時はそこそこ釣れたけど、ここ数年は釣果も良くなくバイカモもほとんど無くなってしまったときもあって足が向かずにいました。しかし今日は様子見に行ってみたところバイカモの流れは復活!水も冷た~い!

魚はこんなチビばかりだったけどニジをはじめ変わらず多種類のトラウトが見られました。サケマスのふ化事業や時の流れによるのか魚の生態はずいぶん変わったようだけどこのバイカモと稚魚たちを見られれば一安心。

梅の花のような藻だから梅花藻とはいいネーミング。また秋にはサケと一緒に大型のアメマスとニジマスが戻って来ることを期待です。

思い出した目的

前輪の空気が抜けていて動かすのが重く、しばらく物置から出すのをためらっていたけど昨年買った自転車用の空気入れでやってみたら普通に入りました!そして弱ったバッテリーを装着、ヴォクシーからケーブルをつなぎセルを回すと一発でエンジン始動!8か月ぶりの始動とは思えない好調さ。これは整備をやってくれた友人Hのおかげでしょう。やっぱりFはいい!走り回っていたあの頃を思い出し心が熱くなってきました。今はナンバーが無いのでしばらく敷地内を走り回り一通り動かしてから収納。次に新品のバッテリーを装着しXLRで出発!

こっちも一発で始動!さすがホンダ。行き先も決めずに出発したけど段々と思いだしてきた、このオフ車を買った目的は脇道探検。斜里岳山麓沿いに知床の付け根のあたりに行ってみようとヒグマのいかにもいそうな森の中の道に入ってみたり行き止まりで戻ったり。でも小回りが利いて悪路もへっちゃらなこのバイクも楽しいものです。(ちょっとケツが痛くなるけど・・)意外に山奥まで舗装路が続いていて走り続けるとぐるっと回って、あれっ!?というようないつもの国道に出たりして頭の中で地図がつながっていき、問題が解けたような気持ちよさ。そしていつもと違う風景も発見。見ている場所は同じでも角度や高さが違うとまた別の風景のよう。

斜里町朱円のストーンサークル。なんか不思議な雰囲気はここが3000年ほど前の人の営みがあったところだからでしょうか。

またここは夏至のときには羅臼岳山頂から日が昇り、冬至のときには藻琴山山頂に沈むという場所にあると聞いたことがありますが、それってインカの遺跡と同じよう。昔の人は太陽や月など万物に神を見出していたのでしょうか。また石には不思議な力があると信じて供養のために丸い形を作ったのでしょうか・

そしていつもの天に続く道。ここはバイク泣かせの駐車帯、停めてはいけません。コケる確率大!ひさしぶりにこのななめの駐車帯に入ってみたけど、どっち向きに停めても倒れそう。特に重心が高かったり足つきがべったりじゃないとまたがるときに下がっているほうに倒れます。ここは道路沿いの離れたところになるべく通行と撮影の邪魔にならないように停めるのがベストです。でも今日は久しぶりにバイクで走りいつものことながら北海道における自分の原点を思い出しました。バイクシーズンは宿は特に忙しくなかなか乗ることができないけど、これからは少し休みをとってでも乗りたいと思います。

峠は真っ白

夏らしいといえば夏らしいのですが、オホーツク海側は晴れか曇りで蒸し暑く、太平洋側は曇りや霧雨で肌寒い日が多くなってきました。ウチからみると見事に知床峠の羅臼側(南側)から霧が流れ込んできています。こんな時は晴れた方に遊びに行く、という気ままな旅がおすすめ。宿泊施設もまだ空いているし(臨時休館や休業ところもあり、注意!)観光地の人も少ないので北海道らしい「広大な大地をひとりじめ」的な楽しみをしてくださいね。

野の花と作物の花

原生花園だけでなく、高山植物も道端の花も畑の作物の花も盛り。これは宿のすぐ近くの道端に咲いているナデシコ科のチシママンテマ。この辺ではよく見る雑草で草刈り機でよく切られているのですが、調べると絶滅危惧種!今後の対応に困ります・・

じゃがいもの花も満開。気温も30℃になり今日は客室の布団も夏用に換えました。しかしちょっと冷えると昼でも12~13℃。服も布団も難しいのが北海道の夏です。

曇りのトンネルをいつ抜けるか・

霧雨と曇りの中、摩周湖~神の子池周辺で山仕事をしてから帰ると久しぶりの日差し。連日曇りと霧雨の「えぞ梅雨」だったので気持ちも晴れ。斜里岳も夕映えが素晴らしくこの景色を見ながら夕食。贅沢な時間でした。あと2日ぐらいははっきりしない天気が続きそうですが、その後は晴れの予想。もしかして?30℃越えとなるか?または10℃ぐらいしかならないか?服の選択がとても難しい北海道です。