磨く!

今日は釣って冷凍しておいたサケをさばき、除雪、干し魚の乾燥度合い調整、またまた壊れた除雪機の部品発注などいろいろな仕事をしていました。最後は厨房の床とステンレスの調理台磨き。固くなったしつこい油汚れを鉄の金ダワシで弱めにこすって取り去ります。写真ではあんまりきれいに写っていないけど鏡のように自分が写るようになって終了。悦に入ってます。もうすぐ冬季営業再開のため日々食材の調達と加工、掃除と除雪です。ツアーに備えて筋トレもやってますよ~。

イワシが!

連日朝夕氷点下15℃前後と冷え込んでいて風除室(内玄関と外玄関の間の空間)に置いていたチカのみりん干し製作のための漬け汁が凍結・・濡れた素手で鍋を触るとすぐにくっつきました・・危ない・・

昨日、今日ともほぼ半日ずつ、全国旅行支援のステイナビというシステムと格闘していました。GOTOトラブルと同じくホントこのシステムは複雑で難解、完成度も低くトラブルだらけで昭和人の私には相当な労力とストレスがかかりましたがなんとか昨日から申請を受けられるようになりました。とりあえず良かったけどまだトラブル頻発しそう・・その時は皆さまどうかご協力を・・

斜里の以久科原生花園前の海岸からは真っ白になった知床連山が一望。この辺で知床だけは西高東低になると斜里岳などの周辺より雪が降ります。

足元の凍結した砂浜に!・・イワシが大量に打ち上げられていました。オホーツク海の広い範囲で冷水に阻まれて打ち上げられたよう。もう何日か早くくれば鮮度のいいやつが食べられたのに・・でもなぜかカラスやキツネなどは来ていませんでした。もう十分に食べたのかな?こちらではたまにイワシとかサンマがこうなります。

今日は夕映えの斜里岳の陰影が特に素晴らしかった!是非皆さんに見ていただきたいです。

晴天はなにより気持ちいい

前回の女満別湖でも感じたのだけど、今年はワカサギの数が少ないのか例年のようにどこでも爆釣!ではなくなっています。水の色も茶色が強く(もともと茶色いけど)今日も朝から試し釣りをあちこち4か所も転々として釣れる場所を探しました。やはり浅いところのほうが良かったな・・

とにかく穴を開けるのが超大変!硬~い透明な氷の層が40cm以上と厚くオール手動のボクのドリルでは一穴開けるのに20分ぐらいかかり体はヘロヘロ腕パンパンに・・でもこういう氷のときに開けるコツは少しつかめた・・とりあえず一つ開けて電動ドリル持ちのM名人を待ちます。

ずっとポツ、ポツと釣れ続きましたが、ウグイ君も多数ゲット・・

大きさもワカサギと同じぐらいの小さいやつも釣れるので、適当に針を外していると「おっとウグイじゃん!」と間違えて網に入れそうになります。

受付の人も「あまり釣れていない・・」と言っていましたが、前回の3分の2ぐらいは釣れました。ワシたちも少なく少し寂しかったけど広大な湖面の上、キツツキや楽しそうな子供たちの声に癒されていい時間を過ごせました。これから釣果が上向いてくれることを願います。

 

やっぱりスゲェ~北海道!

サロマ湖への流入河川下流でチカ釣り。ほしいのはキュウリウオだったけど、あんなにいたキュウリウオはどこへ??というぐらい釣れてない、ということでチカへ。名人の電気ドリルであっという間に穴を開けて(氷の厚さは15cmぐらい)仕掛けを投入するとすぐにゲット。ここにテントを設営。強者たちは相変わらずテント無し。凄いなぁ~。

3人で2時間ほどで箱が一杯。ホント富んだ川です。捌いてみりん干しにするまでは大変だけどこれで春ぐらいまでのお客さんの分は足りそうです。

自分の髪の毛を巻き上げたS嬢(かなり笑)ハンドルを外して毛を取りました・・

穴をのぞくとチカがすぐ下にウジャウジャ!30分ぐらい魚影がほぼ消えた時があったけどその時以外擬餌針を入れて置いておくだけで次々に掛かってきます。外すのも大変になってきたので5本針を2~3本にしてカエシをつぶし外しやすくして見釣り。ほぼ暴れる前に釣れちゃうのでこういうタナが浅いときはバーブレスが快適です。ボクは50匹に一匹ぐらい釣れるキュウリウオを見て狙って誘ってポツポツ釣りました。面白い!(チカが掛からないように大きな針にカツオの小さい身を付けた餌釣り。でもチカは釣れてしまいます・・)

休日ということでテント村と言えるほどの人出。70~80人ぐらいはいたかな~これだけの皆が入れ食い。でもいつまでもウジャウジャいました。いったいどのぐらいいるのか見当もつきません。北海道凄いぜ!

 

 

 

大掃除

今日はヤバイ気温。北海道でも何か所も観測史上最高の気温を記録したそうで除雪などすると暑い・・困るのはこの時期、暖気の後にはかならず冷え込みが来るのです。そうすると雪がかなり解けて水たまりや雪の固まりの角が解けて丸みが出て再びツルツルに凍るのです。転ぶんだよなぁ・・

この暖気じゃワカサギ釣りも氷が割れそうだし氷の上が解けた水でびしょびしょなので延期。ということで一日仕事の厨房の換気扇とテンガイにたまった油を拭き掃除です。換気扇のべったり付いた油は中性洗剤の原液を付けて少しづつヘラや歯ブラシなどで落としたりしましたがまあこんなものでしょう。シャッターの可動部分のべたつきは熱いお湯で流したら結構取れました。

この掃除のために捨てずにとっておいたネットスポンジで全体の汚れを落とし、しつこい汚れは金ダワシで軽くこすって落とします。泡をワイパーで集め拭きあげて終了。これで換気扇の風切り音も小さくなりキレイな厨房で気持ちよく食事が作れそうです。

広大な湖面で遊ぶ

毎冬恒例の女満別湖でのワカサギ釣り。湖の正式名称は網走湖ですが女満別の人は地元なので女満別湖と言うようで地元LOVE、いいですね!朝は冷えこんで氷点下15℃ほどでしたが人力のドリルで穴をあけるとたちまち汗をかきます。この穴あけはけっこう難しく特に氷が硬いとなかなかドリルの先が入っていきません。苦戦するK氏。

今回も一投目から入れ食いだ!・・と思ったらなかなか釣れません。やっとでかいのが来たかな?とおもったらウグイ君2連発・・今日のこの場所(沖合いの3メートルぐらいの深場)ではワカサギは少ない様子。1時間かけて穴あけ、テント張りまで完璧にやったのに癪だけど移動しました。

監視員のようなワシたち。おこぼれを待っています。

もしかして浅場にいるかも!?と直感して再び汗をかきつつ穴をあけ試し釣りをすると一投目から入れ食い!当たりました。浅いところにいる理由がわかればもう一段釣れるようになるのだけど・・昨年同時期は深いところにいたのでわかりません・・カレイもいっぱいいます。

再びテントを張り腰を据えて釣り始めます。名人はテント横で一服中。

釣りあげて生かしておくとフンを出すので少しでも美味しく食べるために出させます。密になると皆同じ方を向いていてこっちを見ているよう・・なんか怖い・・

何百匹釣ったか数えていませんが満足。撤収した釣り人のテントの跡にたくさんのオジロワシが集まっています。

日没時、サンピラーが出ていました。

今日は魚たちを干します。干物屋風景画となっています。

 

スノーシューを履いて湖に

雪で車で入れなくなった湖のいつもの場所へスノーシューを履き1時間ほど歩いて行ってきました。やはりどこも鹿だらけで近づく前に警戒音を発して逃げていきます。どこも鹿道だらけ。一見人間も歩きやすそうだけど実際は狭く凸凹で硬くフンだらけで気持ちよく歩けません。しかしスノーシューツアーに向けたトレーニングでもあるので汗をかきつつバランスをとりながら頑張って歩行。雪が無いときは車では10分もかからないぐらいなのに歩くと結構大変。車って凄い・・

湖岸の樹々は霧氷でとてもキレイ!被写体だらけです。湖岸も氷結し始めていてあと3日遅かったら釣りはできなかったかも。浅いところから凍るので魚が多くいる(と思われる)深場はまだ凍っていなくて釣りはほぼできました。

11時の時点で氷点下9℃。現地について薄着でクールダウンするとすぐに冷えてきます。13時ごろは氷点下3℃で風も弱く日差しもあり寒くはなかったです。

背負ってきた重いウェダーを履き、1投目でアタリがあり2投目と4投目で50cmほどのグッドコンディションのアメマス連発!ここまで来た甲斐がありました。そしてさすが冷水性の魚、水は0℃近いのによく引きました。

荷物はすべてこんな感じで木の少し高いところに吊るしておきます。キツネのやつがマーキングするのです・・・

湖岸にはマリモが打ち上げられていました。この湖でもたまに見かけます。

後ろの森で鹿はカサカサ動き、オジロワシはキャッキャッキャッキャと叫んでオオアカゲラはガンガン木を叩いて虫をほじっていて水辺はハクチョウの声で賑やか。車も人もほとんど来なくなった森と湖で動物たちはのびやかに生活しているようです。

500メートルぐらい歩きながら釣りをしたけど釣れたのは2か所だけ。でも今日の魚は皆45~50cmと大きく太っていて銀ピカ。年末の魚たちとは違うし群れもあまり移動していない感じでした。

3時に終了、また1時間歩いて暗くなりはじめたころに車に戻りました。釣果は良い型のアメマス6匹。バラさなければ10匹ぐらいは釣れていたはず。まだまだだな・・そしてさすがにアメマス釣りは終了(今度こそ本当・・)。これから氷上釣りで食べる魚を釣りまくり。湖は氷が解ける4月から楽しみたいと思います。

 

 

 

斜里岳絶景

先日釣ってきたキュウリウオとチカをみりん干しにするため一晩漬けこみました。うまく漬かっています。

冷えた魚を並べていると軍手+ビニール手袋でもかじかみます。これが美味さに変わるので頑張らねば!

夕方は斜里岳が赤くなりシンと静まりかえった大地の中での絶景でした。

そんな山と夕日を見つつ焚き付け用の木っ端を鉈で割っていきます。

この景色、いつ見ても現実感が無いような感覚になります。気温はマイナス15℃。風もなく、キン!という感じです。

 

 

冬の可憐

摩周湖第一展望台。人がいないときは広大で音が吸い込まれるような静かさ。今日は風も弱く暖かな一日。

新しい展望デッキができていました。名前は”カムイテラス”とのこと・・星を見上げるための背もたれの角度とガラスで向こうが見える手すり壁はよく考えてあります。売店もドンキのような昭和ごちゃ置き風から少しデザインも良くなって垢ぬけてきました。美幌峠の道の駅も変わったしやはりデザインは大事です。

タンチョウヅルを見に行きました。個体数が回復してきて広範囲に生息させるために給餌も年々量を減らしているとのこと。うまくあちこちに分散してくれるといいですね。

音も無く飛来してくる優雅で可憐な姿にはいつも見惚れます。

帰路は屈斜路湖砂湯へハクチョウを。究極のスリップ路面に多くの鹿が飛び出してきていて、ホント「あぁ~ぶつかるわ!!」と何度か覚悟したほど。なんでわざとのように目の前に飛び出してくるのか?・・たぶんスピードと方向の認知能力が低い動物なのでしょう。

藻琴山とハクチョウたち。こちらは可憐というより健全という感じ。冬の北海道は大きな鳥がよく見られる場所。是非おいでください。

北海道すげぇー

今日は初釣り。ちょっと遠征してサロマ湖にそそいでいる川へ氷上穴釣りです。狙いはキュウリウオ。あまり市場に出ない魚で、ホントきゅうりの匂いがきついのですが身の甘味が強く独特の美味しさがあり釣りでは人気の魚。サビキ釣りだとチカのほうが多く釣れますが他のおっちゃんおばちゃんたちも基本的にキュウリウオ狙いでサンマの切り身を付けた餌釣りが多いです。今朝は氷点下15℃、昼間も6℃ぐらいまでしか上がらず(もちろん氷点下です・)日差しも昼時のこの時だけで極寒。テントの中ではボクは火を焚かないので我慢です。でも一部のおっちゃんたちはテントも無しで「今日は冷えるなぁ~」とか笑いながら一日中やっています・・開けた穴も釣り糸も鼻毛も凍るのに北海道人すげぇー・・

今年は冷え始めるのが遅かったので氷も薄いけど、といっても20cmぐらいカチカチに凍っています。キレイなフロストフラワーはいたるところにあって、ボクが写真を撮っているとまわりのおっちゃんは「なんか珍しいものでもあんのかぁ・?」という顔で見ています。普通の光景なんだね・・

撒き餌もせずサビキを上下させるだけで最初から爆釣!チカ7キュウリウオ3ぐらいの比率です。穴より大きいやつが多いのでちょっと強引に引き上げないと引っかかります。100匹ぐらい釣ったところでキュウリウオ狙いに。

ジグヘッド(オモリ付きの針)にワーム(ミミズみたいな軟らかい疑似餌)を付けても誘うとそこそこ釣れました。(餌を付けるとさらに釣れる)今日のように水中をのぞくと魚が見えるほど泳層が浅い場合、上から見ていると食いつく瞬間が見えてすごく勉強になります。ほぼすべての人が穴の中は見ないで釣っていて釣れなくなると「魚いなくなったわ」と言っているけど、実際は魚は十分にいるけど一気にパクッと食うやつが少なくなってきた、食欲が落ちてきた」が正解。そこでサケ釣りで余った餌のカツオを5ミリ×1cmぐらいに小さく細長く切ってカレイ針に付け、誘いを小刻みにし、魚を見ながら合わせると再び入れ食い!(餌をくわえるだけでアタリが竿先に出ないことが多いのです)この釣り方だと口の小さいチカはかからず9割はキュウリウオが釣れました。考えが当たって嬉しさ倍増です。

発泡スチロールの箱は午前中でいっぱいに。明日、みりん干しにするために捌くのが大変ですが大満足の一日。こんなに釣れるなんてやっぱり北海道すげぇー。