近い将来に向けたロングトレイルを

まだ調査のための道作りの段階ですが、釧路~知床を結ぶロングトレイルを環境省と民間(私らガイドとか観光協会)が協力して作っています。ここは昔(たぶん40年ぐらい前まで)登山道があったと聞いていたところで何年も前から自分たちで調査し、トレイルの設定を申請していたところ。あと10年ぐらいでできればいいなと考えていたのですがロングトレイル設定のために動いていた環境省と思惑が一致し、早く着手することができたのです。とにかく生い茂るクマザサとの戦い。皆で協力してコース設定と草刈りをしていきました。

こんな風景を見ながら6キロほどの道を策定中。景色が素晴らしすぎて辛い作業でもみんな笑顔でした。

まずは見晴らしのいい休憩ポイントまでで昨日は終了。まだ3分の一ほどですが今日もあと3分の一進んだとのことであとは最後の難関の登りの斜面。次の作業は雪が解けてからになりますが最高のコースができると思います。ご期待ください。

 

秋の道東

親族を知床と野付半島を案内。まずは天に続く道へ。撮影している後ろ姿が面白いです。道路脇の樹木、育ったなぁ~

野付半島にある会津藩士の墓跡。北方警備を担っていた人たちはここの厳しさにかなりやられたようです。

なんか毛並みは良いけど顔つきが厳しい野付のキツネ。

オジロワシがカモたちを追いかけまわしていました。

ハクチョウたちも多くなってきました。

まだなんとか聞こえるメロディーロード。案内看板も無くなったし、標識も傾き路面も痛んできていてよく聞かないとわからない知床旅情になっていました。

昨日は秋の屈斜路湖へ初釣行。この紅葉の中で釣りをするのは格別です。(あんまり釣れないけど・・)

ボクはいつものウグイ君とエゾウグイ君少々。

ついにフライデビューした東京のWさん。最初から結構投げることができていました!ウグイ君は絶好の練習相手です。

やっぱり釣れないからちょっと歩いて違うところに竿を出すと・・重~いジグを枝の下からアンダースローでヒョロっと投げた知床K氏の一投目にガツンと大物!竿をのされつつドラグを駆使して慎重に寄せると・・

5グッドコンディションの50オーバーのニジマス!あ~釣れないとモチベーションが切れかけていたのでいきなりびっくりしました。この場所でこの時期はまだ簡単には釣れないけど、釣りって何度やってもわからないものです。宿も休館に入りました。でも会議や観光関係の仕事、大工仕事など日々仕事に追われるけどこの秋も釣りはしっかり楽しみたいと思います。

 

 

 

白鳥が来た

宿の上から白鳥の鳴き声が聞こえ見上げるとV字だったり〇と1だったりと編隊を組みながら屈斜路湖の方へ飛んでいきました。この時期は南へ下る小鳥が多い中、大きなハクチョウやオオワシ、オジロワシが続々とやってきています。

雪化粧して解けてを繰り返しつつも白い日が多くなってきたウチの裏山。登山道の沢の岩や石も濡れているようで凍っている罠のように危ないところが多くなっています。登山口までの林道も10月いっぱいで閉鎖。次は雪のしっかり積もっている冬に楽しむとしましょう。

秋の小さなお客さんと小さな魚

海が荒れていたのでウトロ漁港で竿を出しました。昨晩の雨は山に雪をけっこう積もらせたようで知床連山も斜里岳も上部は真っ白です。

狙いのサケは釣れず、サビキ仕掛けを上下させていたらチカが3匹ほど。唐揚げでも美味しいです。今はサケ漁も終盤だけどやっと昨年よりは獲れているよう。

玄関に小さなお客さんがきました。エゾリス君の宿、風景画・・?ボクに近づいてきたので人馴れしている様子。家の中の様子を見ていました。入れてやるぞ・・

切り株が定位置なようです。このあと隣のお家へ行ったようです。

昼間は10℃、これを書いている22時には2℃以下まで下がり本格的な秋がきました。ウチも今週いっぱいで宿業は秋の休館。釣りも行くけど大工仕事やら会議やら観光関係の仕事やらやることも満載。そんな日常も発信して行きますのでよろしくお願いします!

地元の原生林を歩く

我が家の裏山(斜里岳)の登山口の清岳荘周辺は原生林。そんな清里の森を見てもらおうと15年ぐらい前に作ったのが1周30分ほどのトレッキングコース。昨日は知床のプロ自然ガイドpikkiさんとコースマップの更新のための確認を兼ねて歩いてきました。清岳荘から見た清里方面とオホーツク海。

原生林の特徴は倒木。倒れた木が苔むし、朽ちてきて何十年もかけて徐々に土になっていくのが見ることができます。そして今年はどんぐりが豊作。動物たちも喜んでいるでしょう。

苔の種類はとても多くて覚えられないのですが湿潤を感じる緑です。

ミズナラの赤ちゃん。あと100年ぐらいで森の主役になるか・

積雪でまがりまくっているダケカンバ。座って休むのにちょうどいい高さ。皆さんも樹木に座ってみてください。なんかいいですよ。

夫婦エゾ松。癒着したのかそれとも元は一本の木だったのかも・・原生林を歩くといろいろな発見があります。ここに限らず是非歩いてみてください。

下山途中の林道脇のカエデは赤くなっていました。そろそろ里も紅葉が始まりそうです。

知床の海と虹

今日の休館日も午前中に掃除や用事を済ませて海へ向かいました。しかし昨日の雨で川から濁りが入り時期的に魚も少なくなってきて厳しい状況。晴れの予報もときおり雨がぱらつき風も強風でしたが綺麗な虹が出ました。釣果のほうは一匹バラシのみ。しかし濁りを読んだ仕掛けの長さが当たり虹も見られたので満足です。サケ釣りも終盤。遡上しつつあるサケの後をくっついてきているトラウトもそろそろ狙える時期となってくるでしょう。

初冠雪

1日の日に30℃になりエアコンを入れて暑がっていたら急に秋。斜里岳もついに初冠雪となりました。初冠雪といっても雪が降ったのではなく霧氷が一面に付いたということで、今日下山してきた小清水モンベルのY店長が写真を見せてくれました。ありがたい情報です。斜里岳も登山口までの林道が10月いっぱいで冬季通行止めとなります。今季も数回しか登れませんでしたが登って楽しく眺めてホントに美しいウチの裏山。これからだんだんと白さが下がってくるのを見るのも楽しみです。

釣りにいい日

昨日は雨。時間帯によっては大雨でしたが、風向きは夕方から高波になる北風の予報。昼までダッシュで仕事を終わらせいつもの海へ。こういう天候のときは観光や登山には向いていなくても釣りには向いているのです。ボクも大雨対策として古くてシミテックスとなったゴアテックスのカッパの2枚重ねで対応。腕を上げているときに袖口から侵入してくる雨だけはあきらめです。結果はやはりけっこう釣れました。サケ釣り的には後半だし魚は少ないけど条件がよければまだ釣れるでしょう。夕方4時、M名人が「もうこれ以上釣れても運ぶの重たいから終了!」と言った3分後、予報通り北からの強風が急に吹き荒れてボクも終了。何匹も釣ったので腱鞘炎気味になったけど勲章のようなものです。帰って夜の12時まで捌いて、イクラを作ってと体は限界だったけど心は大満足でした。

今朝は朝から虹。海は予想通り大荒れになっていました。冷たい北風で気温も急降下。昼間でも10℃ほど。数日前には30℃を越えてエアコンを付けていたのに激変ぶりに北海道を感じました。

いい釣りができました

今月末の休館日は釣りと山。例年通りなのだけど釣りのほうはホームグラウンドが釣り禁止になったため新たな場所に通っています。ここは道路端でアクセスもいいのと他の釣り場がどんどん禁止になっているのでここがとても混んでいます。それにサケも少しか上らないような川の河口なので釣りも苦戦続き。しかしこの一匹のためにがんばっちゃうのです!大物をゲットしたM名人。

名人と私の2人の途中の釣果だけど昨日はこの秋一番釣れました。すべて美味しく、頭も骨もいいダシがでるのでアラ汁にしてありがたくいただきます!そして本気のサケ釣りもほぼ終盤であとは鮭とば用に何匹か釣りたいと思います。

羅臼岳へ

久しぶりに羅臼岳へ。今回は知床K氏も同行。前回初めて登った時は霧で羅臼平で撤退したとのことでリベンジです。羅臼岳は沢登り主体で筋力勝負の斜里岳と全く違い、一般的な登山道をひたすら登るという感じの持久力勝負の山。ヒグマも頻繁に出没するので見通しの悪いところなどで手を叩いたり声を出したりしながら登り続けます。

どんぐりが豊作のようで風でポコポコ落ちてきます。これはヒグマもリスも喜ぶわ・・

コケモモも羅臼平から上のあちこちで実をつけていました。

3時間ほどひたすら登り羅臼平から目指す山頂へ。人もまばらです。

山頂直下より三ツ峰方面を望む。くぼ地の紅葉と硫黄山方面の風景がスケールあります。右下には国後島が下に見えていました。

運動不足で疲労度MaxのK氏、もちろんボクもかなり疲れました。

羅臼湖と遠くにウチの裏山(斜里岳)。斜里岳より羅臼岳を見るより羅臼岳から斜里岳を見る方が遠く見えるのは羅臼岳より100メートルぐらい低い斜里岳を少し見下ろしているせいか?・・いずれにせよこの連なる山々は同じ火山帯だと実感。やはり羅臼岳山頂からの風景は原始と海が広がる特別なものでした。

山頂手前の下りでビビるK氏。たしかに両側は落ちたら終わりの垂直な崖。下りもひたすら忍耐で歩き続けヒグマにも出会わず無事下山しました。やはり羅臼岳の登山道は長い!明日は疲労と筋肉痛で余韻に浸れそうです・・