魚を拝みたくて

12月に入ってから一匹も釣れていないので、さすがにどんな魚でもいいから姿を拝みたいと思いのべ竿とイクラを持って近くの沢へ。今日は5℃まで上がったしここなら何か釣れるはず・・

ちっちゃいけどヤマメは良く釣れました。今回は食べるのではなくこの観察ケースに入れてまじまじと見るのが目的。渓流の宝石と言われるようにホントにキレイな魚です。いつもは釣れるオショロコマとアメマスが全く釣れなかったのは何かの異変だとおもうけどヤマメだけでもいたので一安心。2年後にはサクラマスとなって戻ってきてくれるでしょう。

 

白い森

暖かく湿った雪のあと”パキ~ン”冷え込んで今日は晴れ。樹木には雪や霧氷が張り付き白い森になっています。

裏摩周へ向かう道も満開の白い桜のよう。自然の造形にはいつも感動します。

清里峠を越えると太平洋側の風景。同じ雪原でもオホーツクの畑作地帯とは違う広大さも北海道の風景。

30分ほど標津の釣り突堤で竿を出してみましたが氷点下の寒さで早々と撤退。やはり一日本気でかからないとこの季節は厳しいものがあります。もう何日間小魚一匹釣っていないかなぁ・・最近は掃除や片付け、観光協会関係の仕事や会議、大工仕事や除雪を何日かやって晴れの日に半日ぐらい出かける、というパターンの生活です。でも16時には暗くなるから一日はあっという間。冬の営業に備えての準備も少しずつ進めています。

地味な仕事の日々

日々地味な仕事を少しずつやっています。今日は屋根の上と駐車場の除雪に約3時間。運動も兼ねてやっています。昨晩の雪はやはり重く湿っていて難儀しましたが今夜から氷点下10℃ぐらいになるとのことでカチコチになる前にやっておきたかったのです。そして少し乾燥してきた鮭トバもカッターで切れ込みを入れました。

第2弾のコマイの一夜干し(3日干しているので3日干しか・・)と鮭トバ作成中。2つの干し網を眺めて悦に入いっています。

厨房の換気扇もひどく油だらけで外して掃除しようと思ったけど、別棟から外してきたほとんど使っていない同型のものがあることを思い出して全交換。テンガイの中も中性洗剤と金ダワシなどでピカピカにし眺めてまたまた悦に入っていました。食べ物を作るのと掃除をするのは一段落したときになんか同じような充実感がありますね。また宿が衰退する第一歩は汚れが気にならなくなったり掃除をする気力が無くなってくることなので、ウチはいまのところ大丈夫そうです。

ワシは来ている

今日も魚は海へ行っても湖へ行っても小魚一匹釣れなかったけどオオワシたちは近所にも数多く来ています。基本的にサケを狙って獲りやすい川の上流部にいるのだけど遡上数も少ないからワシたちにとっても受難でしょう。獲物に困っているのかカラスかカワウがワシに食べられた後もありました。釣り天国北海道だけど今は、なのか、今年は、なのか特に魚が少なく感じます。網走湖のワカサギも9割死んだというのでこの冬はチカ釣りも厳しいかも。ホントに温暖化や嵐の影響なのか・?近年のワカサギやチカの減少はたぶん違う気がします・・

カバー製作

ヒビだらけになって切れてしまったキャタピラーを新品に交換しましたが、劣化する一番の原因はどうやら紫外線かも・・キャタの素材もタイヤのような丈夫なゴムではなく、芯金も入っていないプラスチックのようなゴム?なので紫外線には弱そう。でも物置きには入らないし専用の車庫を作るのには材料も買わねばならないし、さて・・と考えたら「とりあえずキャタだけカバーすればいいな」と思いつきました。材料はベッドを解体したときの板。寸法を測って少し余裕をもたせて材料カット、木工の接着剤は氷点下の屋外では固まらなくなってしまうので一晩家の中で乾燥し完成。まあとりあえずいいかな、という感じですが物置きのボクのおもちゃたちもそろそろ断捨離する時期なのかなぁ・・

コマイを干す

11月に釣って処理しておいたコマイを一夜干しに。一夜といっても何日かかかり昼間も氷点下なので凍ってしまうのですが、それでもわずかに解けてを繰り返し水分も抜けて熟成され旨味が凝縮されてきます。難しいのは塩加減。鮭トバはしっかり塩をすり込んでけっこう流水で塩抜きをしないと塩っぱくなっちゃうのですが、コマイはタラの仲間。淡白な魚なので塩抜きをしっかりやると味が薄くなってしまうのです。今回は5%の食塩水に2時間漬け、水でさっとだけ流して塩抜き。ちょっと薄塩で関西風になるかなぁ・・?

鹿パラダイス

大雪で通行止めだった峠道も11時に解除されたのでコンパクトロッドとルアーをいくつかもって湖へ。大雪で林道は車で通れないのでスノーシューです。しかし・・湿雪とはいえ場所により60cmぐらい積雪がありストックが半分以上もぐるほど。当然誰もいないし足跡も無いので約1時間大汗をかきながらラッセルです。

倒木も何か所もあり暴風雪の威力を感じながら歩きます。

湖畔に出ると30頭以上のエゾシカパラダイス!・・水を飲んだり波打ち際の落ち葉を食べたりしているのでしょう。まさかこんなときに人間が来るとは!とビックリして警戒音を出し逃げていきました。

まずは第一投・・第2投・・第3投・・いつもなら1投目から釣れるのに全く反応がありません。今シーズンはここにはトラウトたちはいない様子。何年も続けてこの時期は爆釣だったのにどうしちゃったのだろう・・自然の摂理で魚が減ったとかたまたま今年はいないとかならまだいいけれど・・30分ほどあちこち投げてみて全く反応が無いのでさっさと退散。

帰路は自分の足跡をなぞるように歩いたのでラッセルもなく往路の半分の体力で戻れました。今シーズンは12月は寒く、積雪が早く来たので1月~2月はもしかしたら暖かいのか・??いつもと違うパターンの冬なので先が読めない感じです。

 

ヘビーな一日

予報どおり昨晩から暴風雪・・最悪なのは0℃前後で湿った重い雪が爆風で風下に回り込んで積もったこと・・玄関も非常口も居間のドアもヘビーな雪で全く開かずに客室の窓から外に出ました。今までは雪はどんなに積もっても軽かったので玄関ドアも押せば出られたのですが・・

回り込んだ雪と屋根からの落雪で3号室の窓は完全に隠れた上に雪の重みでストーブの吸排気口がひしゃげて壊れていました・・(涙・)

駐車場は近所の方が重機で除雪してくれたのでホント助かりました。・・まずはスコップで玄関ドアを開くように雪かきし、昨日直した除雪機も発掘。雪も労働もヘビーな一日・・

ヤバいのは気温。急に10℃を越えたり0℃になったりと極めて不安定。この後冷えるのかなぁ・・なんかイヤな予感・・屋根の雪は凍ってカチカチになるけど落雪や倒木が人や建物に直撃しないことを願っています。

間に合った修理

夕方から今季一番の暴風雪の予報。昨冬の3月、キャタピラーはちぎれ、テンショナーのボルトも折れて不動状態の除雪車でしたが、ちょうど注文したキャタピラー(クローラー)やボルトなどの部品が昼頃にきたのでちょっと急いで修理。ホント修理している時間のほうが除雪している時間の5倍ぐらいかかっていますが、ここまでくると意地でも自分で修理したいのです。修理代も工賃だけで1万円ぐらいかかるし・・気温も荒れる前の暖かさで0℃前後。体温で解けた軍手の雪が金属部分にくっつくことも無さそう。今回の修理でまずやることは車体の下に角材などを入れてキャタピラーを浮かせること。しかしうまく軸にキャタピラーのスプロケットが入らなかったり他の部品と干渉したり・・ジーザス連発でしたが、やっていてわかったのは「組み込みに干渉しそうな部品は最初から全部外すこと」でした。

2時間ほどで修理完了!試運転では問題なし。除雪機は天下のホンダなのになんともアナログチックな設計で逆に設計思想というものがよくわかります。自分としてはパソコンやスマホに四苦八苦しているより、スパナやドライバーでグリスやCRCの油にまみれて機械を修理しているほうがなんか充実感があるのは昭和のオヤジの証拠だなぁ・・さて、はたして明日の暴風雪後に壊れずに活躍してくれるか・・

想い出の場所

ちょっと遅れたけど鮭トバ作りを始めました。今年釣れたサケはどれもトバにはもったいないような脂の残っている魚たち。ぬめりをしっかり取りつつ3枚おろしにして腹の骨も削ぎ粗塩を濃いめにふって30分待って流水で塩抜き。

あとは干すだけです。といっても干し方と塩加減が難しいので上手くいくかは干されてみないとなんとも・・3週間ぐらいで出来るかな・・

中標津のいつものパン屋さんに寄ってから多和平へ。初めて来たのは36~37年ぐらい前。この展望台と横の建物ができてすぐ、バイクツーリングでテントで連泊し、川に釣りに行ったり自転車旅のイギリス人?と満天の星空の下で話をしたり、寒すぎて建物の中にテントを張っ寝て(今なら怒られるな・・)明け方爆音の改造車でやってきたカップルの彼女が「人がいる!」とビックリしていたりしたのを思い出します。今も変わらずいいところですがこの時期にはほとんど人も来ず北海道の風景を貸し切りです。

日没は4時ごろ。そしてこのときで氷点下12℃。真冬の気温ですが、日が短くて高さも低く日差しも弱いので余計寒さが身に沁みます。明後日は暴風雪の予報。巣ごもりかな。